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移民農業奮闘記  作者: マダム
54/58

同棲生活

スワッチとフィリップ!濃いキャラの使い方が難しいです!汗

フィリップを連れ帰ったジョンはエリーにフィリップを紹介する


「只今!エリー、紹介したい人がいるんだ」


「おかえりなさい!マスター、どちら様でしょうか?」


「前に話した教官だよ!フィリップ・モリスさん!移民船でマンツーマンで農業を教えてくれた人だよ」


「確か・・・全農職員の方ですよね!」


「ああ!ちょっと事情があって全農はやめたんだ」


「そない気を使わんでええ!全農は首になったんや、これから農業で生計立てるつもりやからお前さんと一緒や」


「それでどうしてここに?」


「今日からうちに泊まってもらおうと思って、いいだろ、エリー」


「ここに客室はございませんが!宿泊は無理です」


「ああ!エリーはん、わいは野宿でもかまへん、軒先でも貸してもろたら」


「そう言う訳にはまいりません!全農の職員・・元職員の方にこちらに泊まっていただくわけにはまいりません、お引き取り願って下さい」


エリーは全農に隠し畑の存在が露見する事を心配しフィリップを早く追い出したかったのだがジョンは行く所のない恩人を追い出すなど思いもしなかった


「わかりました!それではマスターはコンテナに宿泊出来るように改造お願いいたします」


「ありがとう!エリー、それじゃあ教官、手伝ってもらえますか?」


「おう!ええで、っちゅうかワイの泊まる場所やもんな」


「いいえ!マスターお一人でお願いします、フィリップ様には少々お話しがあります!」


その後ジョン一人でコンテナの改造を行いエリーとフィリップの話し合いが行われた、その場で何が話し合われたのか?夜遅く迄かかりジョンがどうにか寝泊り出来るようコンテナを改造が終わってからも話し合いは続けられており話し合いが終わる明け方近くまでジョンは家には入れてもらえずフィリップがドアを開けジョンを迎え入れようとした時ジョンは家の前で眠りこけていた、結局野宿したのはジョンであったがその事に文句を言うと


「鹿ハウス(コンテナ)で眠れば好かったですね!マスター」


昨夜はちゃっかり家の中で眠っていた(エネルギー補給していた)田吾作の言である


次の日遅く起きたジョンはどういった会話だったのか聞き出そうとしたがエリーもフィリップも教えてくれないのだが


「ええかぁ!ジョン、今日から農業はワイが手伝うたる、せやから力合わせて全農!いや!スコッティをぶっ潰すんやっ!」


「いいですか!マスター、敵の黒幕の正体はほぼ掴めました、後は叩きのめすのです!」


二人ともテンション高めのイケイケ状態である



一方その頃全農会館では


「それではフィリップ・モリスが首になったのは本当なんだな?」


フェルナンデスが全農の人事部との通信で事情徴収中である


「うん!それで退職金をだな・・・、払わんわけにはいかんだろう!そうだ、いや、違う、上司に反抗したから何だって言うんだ?それとこれとは別の問題だろう!とにかく退職金の金額を教えてくれ、ああ直ぐにだ!急いでくれ!ああ、頼んだぞ、今日中にだ」


フェルナンデスが色々調べた結果わかった事はスコッティ部長から首にする通告が出されている事と全農の貸し出し(金融機関)への批判と妨害があったことが理由らしい、ともかく退職金の支払いだけは早急に出してやらねばと次は経理部に通信を繋いでいく



マーサト・シーは困惑していた、先程通信があり第二次移民でこの星にやって来たフィリップ・モリスとスワッチ・ド・スワサンなる人物の調査を命じられたのだ、しかし移民者名簿にはそのような人物は載っておらず何処を捜すのか検討もつかない、確かに移民船の搭乗者リストにはその名前があるのでこの星にはいるようなのだが・・・・


困ったマーサトは『酒でも飲むか』とラクーダ・ラクーダへ向う、ここはシゲモン商会の経営するバーでマーサト

のお気に入りの場所である


「そうなのだ!アケミ殿は早く結婚すべきなのではないのか?」


「ええ~!でも中々良い人がいなくって」


「いやいや!そんなにお綺麗なのだから言い寄る男が多いであろうに選り好みが過ぎるのではないか?」


「そんなことな~いよ!アケミは・・・・」


ラクーダ・ラクーダに着いたマサートが見たものは憧れのアケミさんに言い寄る男が・・・


「あっ!アケミさん、誰なんですか?」


「あっ!マー君、此方はスワッチ!今うちで働いているの、元貴族さんだよ!」


「アケミ殿!元では無く現役の貴族なのだ、私は」


現役でも元でも無く平民なのだが、正解は貴族の末裔である、ただ言っているのが本人だけなので真相は闇の中なのであるが」


「マーサト・シー!全農の鑑定部の局長だ」


「スワッチ・ド・スワサンである!今は重大な職員会議中であるから控えて貰いたいな!」


「良いじゃない!せっかくだからマー君も一緒に飲みましょ」


マーサトとスワッチとのアケミを巡る戦いが今始まろうとしていた、ここでマーサトが少しでも冷静であればスワッチの名が頭を悩ませていた原因である事を思い出せたのだろうが嫉妬に狂ったマー君には無理のようだ


マーサトとスワッチが追いかけるアケミ、そのアケミが追いかけるジョンはその頃おっさん(フィリップ)との同棲生活(同性生活)を始めていた

そろそろ時系列で話を進めて見たいのですが・・・難いですね

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