楽しい「時間」1
(え?)
としのりは戸惑った。
(「鈴木さん」の人にRINEとか教えたことないしな……)
けど、このまま離れるのは本気で嫌だった。
(めっちゃいいこやし、悪いこととかできひんやろな……)
(このこやったら大丈夫やんな)
また話したい、もっとたくさん
本気でそう思えるほど、ゆうと話すのは楽しかった。
「うん、いいよ。」としのりは言った。
しかし、問題がある
「けど、どうやって交換すんの?年齢制限あるから、僕もゆうちゃんもID検索できひんやん。」「じゃあ、トゥイーター教えて!」「いいけど、どうすんの?」「ゆうがトゥイーターに一瞬だけRINEのQRコードのせるから、としさんはそれ追加したらいいんだよ!」「おー、なるほど頭いい!」……
こうしてとしのりとゆうはRINEを交換した。
お互いのRINEを追加したあとも、しばらく話し続けた。
繋がってから5時間以上、延々と、話題が尽きることもなく。
(楽しいな、ほんまに楽しい)
お互いに気持ちが伝わる。この時間がずっと続けばいいのに。
でも、終わりは来る
「あ!もうこんな時間!!ごめんね、もうすぐ友達が来るから」
「あ、ほんまや。ごめんね、長い時間」「うんん、楽しかった!ありがとう。」「じゃあ、お誕生日会、楽しんできてね」「うん!じゃあね!」
そして、
「また連絡するね!あとでね!」
「うん!」
「ばいばーい!」
ツーッツーッツーッ……
電話が切れた
しかし、そこにはいつものさみしさはなかった。




