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してはいけない「事」
だんだん話していくにつれ、としのりは思った。
(ゆうちゃんってほんまにええこやな……ずっと話してられる……)
実際、繋がってからもう3時間が経とうとしていた。
ゆうが言った。
「ねえ、みてみて!こーんなに長くなったよ!」
「見えるわけないやんww」「えー、じゃあ写してあげる!」
彼女はビデオ通話をONにした。
「ね?すごいでしょ?」
そこには、蛇のように長く繋がった輪っか飾りが写っていた。
「ほら、見て!」
彼女はそれを持ち上げ、両手を広げて見せた。
もちろん、顔を隠しながら。
「へぇー結構長くなったな、、、めっちゃ頑張ってるやん」
「ほんとだよー、もう疲れた……」「もうお昼やしな……お昼ご飯は?」「まだだよ、今日家に誰もいないし、食べるものない。としさんは?」「僕は、、、うーんいいかな、食べんくても」「えー!食べてきなよ!」「家帰るのめんどくさい」「ほんとにいいの?食べなくて」「いいよ、それに食べに行ったら切らなあかんくなる」「それはちょっとさみしいね」……
(このままずっと喋っていられたらいいのに)
としのりはそう思った。
きっと、ゆうも同じ気持ちだったのだろう。
この電話が切れたらもう二度と会えないかもしれない
「ねぇ、」ゆうが言った
「もしよかったら、RINE交換しない?」




