座標
手に浮かび上がった紋章は落ちる気配が無かった
ルミーが洗剤やら柔軟剤やらをたくさん持ってきて
色々と試してみたが全く落ちる気配がない
「この紋章、なんかゴースタムの顔っぽくない?」
ルミーが怖いことを言ってきた
「気のせいだよ!気のせい!」
私は目一杯怖くない振りをした
「念のためスキャンしておきましょう」
マイラが手持ちのスキャナーで検査してくれた
「どこにも異常は見当たりませんね」
私はホッと胸をなでおろした
ゴースタムはテントから少し離れたとこれで待機させている
私は手の甲の紋章とゴースタムの顔を見比べてみた
げっ?!確かにゴースタムの顔っぽい!!
紋章は抽象的だが的確に顔の造形に似ていた
・・・ルミーのヤツ怖いこと言いやがって・・・
すると夢の中で渡されたあの地図は・・・
・・・現実世界には持ち込まれていないようだが・・・
するとゴースタムは動き出し目から地面に座標を描き出した
これは怖い!!
「絶対ここには行かないからな!!」
私はゴースタムに向かって言い放った
「なに?!セラフィラムまで動き出しただと!!」
煎餅を食べながら偉そうな男が言った
「どうやらそのようです」
部下っぽい男が言った
「ゴースタムだけでも対処しきれていないというのに
セラフィラムまで・・・!!」
「ご安心ください、手はすでに打ってあります」
「世界の覇権は我々ランスオブジャスティスが握る!」
「私にも煎餅ください」
「うむ」
パソコンのような機械には今までの量産機とは違った
洗練された機体が描かれていた
「とりあえずこの座標の写真を撮っておこう」
マークが余計なことをしだした
「やめろって!無視無視!!」
私は全力でノーのジェスチャーをしまくった
あー!!みんなに言うんじゃなかった!
「この地形ですと廃工場がありますね」
マイラが地図をとり出してきた
嫌だ嫌だ・・・!
なんでみんな行く気満々なんだ・・・!
最近は満足にお菓子も食べられてないのに
これ以上生活レベルが下がりそうなイベントは御免だ!
マイラはテントをたたみ
皆はバックなどの移動用の装備を用意しだした
「大丈夫だよ。私たちがいるから」
ロジュが私をなだめるように言った
その頃のゼレスはアニメを見まくっていた




