クラッシャー
アークホロウまであと少しというところで異変に気づいた
なんか街のほう燃えてない?
徐々に近づいていくと大きな人影が現れた
見るとゲーセンは跡形もなく破壊されていた
「私たちのゲーセンが・・・!」
私は所持している「ビッグベアー」のカードを強く握りしめた
このでかいロボが私たちのゲーセンを潰したというのか・・・?
パイロットの音声が聞こえてきた
「この苦しい物価高の中、遊びに金を使う奴は許せん!だからゲーセンは潰させてもらった!」
はー?!人が何に金使おうが勝手なんだが?
「ついでのように言うが俺はガキが大嫌いだ!!」
私の中で敵パイロットの悪役メーターが上昇した
「おっよく見ると美人のねーちゃんもいるじゃねーか!一緒にホテルに行こうぜー!」
ガキが嫌いと宣言からのマイラへのナンパ行為!
しかも体目当て!
悪役メーターはぎゅんぎゅん上昇した
「今日こそその機体はいただくぞゴースタム!」
敵ロボは起き上がってこちらを向いた
でかい!ゴースタムの三倍はある巨体だ!!
「みんな!安全なところに避難してくれ!」
ゴースタムの手のひらに乗っていたみんなは建物の陰に隠れた
「許せない!よくも私たちのゲーセンを!!」
「ガキの遊び場とかこの世に存在しちゃいけないんだよ!!」
敵ロボ・・・まあいいやゲーセンクラッシャーと呼ぼう
ゲーセンクラッシャーは連続パンチを繰り出してきた
巨体のくせにけっこうスピーディーに動くな!!
パワーもスピードもあるとかステータスおかしいんじゃないの?!
おまけにこの巨体だ
ゴースタムは防戦一方だ
ああ!しかもみんながいるから外道戦術も使えない!!
なにか、なにかないのか?!
コックピット内にはカードリーダーがあった
「よくわかんないけど!入れてみるか!!」
私はビッグベアーのカードを挿入した
「カース パワー マキシマム」
青いエネルギーがゴースタムの足に集中した
そのまま空中に飛び上がり稲妻をまといながらゲーセンクラッシャーに
超スピードでキックをするゴースタム
「なんだ?!機体が言うことを聞かない!!」
足から徐々に装甲が剥がれていくゲーセンクラッシャー
うわー!骨格まで露出しだしたよ!
「機体がもう持たない!!脱出する!!」
ゲーセンクラッシャーのパイロットはコックピットから這い出てきた
じわじわと確実に原子分解されていくゲーセンクラッシャー
「浪費者どもめ!覚えていろ!」
ゲーセンクラッシャーのパイロットは逃げていった
「みんな!無事か?!」
離れたところで手を振るみんな
ゴースタムから降り合流する私たち
「ゲーセン、無くなっちゃったね・・・・」
ロジュが悲しそうに言った
「みんなが無事ならそれでいいよ」
私は内心焦っていた
娯楽が・・・・!娯楽が無くなった・・・・!
どうすればいいんだ!!
避難していたゲーセンの店員さんが出てきた
「しばらくは隣町でプレイしててください。また立て直しますんで」
え?あるの?他にもゲーセン
というかこの時代の人々ほんとタフだな?!
でも安心した
まだファイティングアニマルズで遊べるんだ
手に持っている「ビッグベアー」のカードは
少し微笑んでるように見えた




