身の危険
失敗は成功の基
よく博士に聞かされていた言葉だ
私が作られる際に出た失敗作は三桁を超えた
私が予算の心配をすると
こういうのはお金の問題じゃないから
もうこのプロジェクト、引くに引けないとこまで来てるから
といっていて
私は一時間ほど黙った
「これ川だよな?!それはわかる!でもこれ魚か?!もう怪獣だろ!!」
はぐれてしまった女の子を見つけた
魚と思われる巨大生物と戦闘行為を行っているようだった
なにこれ?映画の撮影か何か?
何度見ても化け物のようにでかい魚だ
すると女の子は体に帯電をしはじめた
光り輝く槍のようなものを投げつける女の子
あっこれ人類ミュータント化してる世界だわ
魚はその巨体に似合わず恐ろしい速度で泳ぎ回る
慣れた手つきで魚の体力を削っていく女の子
最後に巨大な咆哮をし倒れる化け物魚
女の子は私に気づいたようで手を振ってきた
「今日の晩御飯、とれたよ!」
女の子の体の周りにはまだ若干電気が残っていた
「そこで止まれ!!まだこの周辺にお前という危険が残っている!!」
女の子は後ろを振り返る
「お前だよお前!!危険なのは!!」
いや、一応私の体は耐電気性能はあるけれども
怖いものは怖い
いやもう絵面が怖い
化け物と戦って傷一つねーんだもん
怖すぎるだろ!!
「大丈夫だよ?あの魚はこのあたりでは最弱」
「私が怖がってるのは魚じゃねーの!!お前なわけ!!」
「あっ自己紹介がまだだったね、私はロジュ!!」
名前を名乗られた・・・!どうする私・・・!
私は額に手を当てて考えた
目覚めてからすでに二体の化け物に遭遇している
だがしかしこいつには私に敵意は無いようだし腕もたつ
今後また怪物と出くわさない保証はない・・・
それならばとるべき態度はひとつ!
「私はポメ☆製品コードP.O.M.Eだよ☆」
私は身の安全を最優先にした
絆とかは後からついてくる!気づいたら誰かがそこにいる
それが友達ってもんだろ!
私は何かを強引にねじ伏せた
「今日はもう遅いし帰ろうよ」
どうやら帰る当てがあるらしい
私はまた考えた
他にも生存者はいるだろうしついていくか?
しかしこのロジュのようにオリンピック選手もびっくりな
異能力者集団がいたらそれはそれで怖いな
バラバラに解体されて闇市で売られたらどうしよう
「あったかいお布団あるよ?」
「よっし!案内よろしく☆!」
「うわああああ!!ビッグベアーだあああ!!!」
集落らしきものはビッグベアーとかいう化け物に襲われていた
もうでかい、二階建ての一軒家よりでかい
「ロジュ!!さっきの電撃でなんとかしてくれ!!」
私はもう疲れていて他力本願だった
「私の『電撃モード』は一日三分間しか使えないよ!!」
あっそれどっかで聞いたことあります
今日はあったかい布団は無理かな
私の思考は諦めのそれだった




