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初任務








私はいわゆるロボットというやつだ


といっても特に毎日やることもなく


ケミカルポテトをかじる毎日だ


しかしそんなある日指令が来た


我が国に飛来するミサイルを打ち落とすのだということだ


やれやれなんて野蛮な連中なんだ


ミサイルを打つほうも打ち落とせとかいう我が国も


上手くいけば毎日のケミカルポテトを倍にしてやると言われた


あいつらまさか私が好き好んでアレを食べていると思っているのか?


まあいい、言うことを聞かなければ恐らく私はスクラップ場行きだろう




「ってかさぁ!打ち落とすのはいいけどなんでデバイスがゲーミングコントローラーなわけ?!」


私は上官に口答えをした


「しょうがないのだ!その迎撃装置を作った奴らがゲーマーだったのだ!」


ええ?まあ納得しようとしまいと私のやることは同じだ


「一発残らず打ち落とす!!」


私はボタンを連射した


「核弾頭なのだ!絶対に打ち落とすのだ!!」


あははっ☆防衛って難しいよね☆


その日我が国には大きなキノコ雲が出現した













「おーい、まだ動ける?」


誰かの声とともに頭を鉄の棒かなにかでカンカン叩かれる


目を見開くと私は研究所のような施設にいた


だいぶ古びた施設だ、あちこちホコリをかぶっている


見るとそこには一人の女の子がいた


「ハロー、言葉通じる?」


ミサイル迎撃に失敗した後の記憶が私には無かった


「我が国!我が国は無事なの?!」


女の子は言った


「数千年前にミサイルが落ちたけど無事だよ」


数千年?!あれから数千年もたってしまったのか?!


というかやはり私は任務に失敗したのか・・・


私は自責の念にかられその場でうずくまってしまった


「大丈夫?油さす?」


「だ・・・大丈夫・・・油切れとかそういうのないから」


「じゃあ一緒に食料を探しに行こうよ」


え?食料を探す?そこまで文明が崩壊してしまったのか?!


私たちは地上に出た


さっきの研究施設は地下にあったようだ


あたりを見渡すと一見緑が広がっているように見えた


よくみると植物の下に建物の残骸が埋もれている


よく見覚えのある建物だ


「私が任務失敗した場所じゃねーか!!」


どうやら爆風で少しだけ移動してしまったようだ


それにしても私の装甲は頑丈だな


核にも耐えうるとは


今の世界に科学者がいるならセールスポイントとして売り込みたいくらいだ


「あなたは魚と肉どっちを食べたい?私は魚」


「いや、私に食料はいらないよ」


さすがにケミカルポテトは生産されてるとは思えないな


まあ二度と食べたくないけど


これを機に間食は卒業するか


もう私も14歳だし


そんなことを考えていたら地面が大きく揺れた


ドンドンドン!と隆起する地面





しばらくして揺れは収まったみたいだが


さっきの女の子が見当たらない


そういえば魚を取りに行くと言っていたな


私はでこぼことした地面に苦戦しながら川を目指した











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― 新着の感想 ―
テンポが小気味よくスルスル読むことができました。 主人公はロボットですが、ケミカルポテトに対する飽きを感じてる様子に人間みを感じて可愛らしいと感じました。 今のところ見た目に対する言及がないのでど…
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