おまけ
可愛い。だけどなんか、やたら角ばってる……。
「転入生の、完全自立型AIロボットだ。名前を」
担任の先生が「ロボット」ってハッキリ言った!
「私は、この学園で試験的に活動をすることになりました。名前はホワイト・リリィと申します」
ロボットなのに全然カタコトになっていない、完璧な発音だ。
「みなさま、どうかご交遊の程、よろしくお願いします」
そのロボットはぺこりとお辞儀をした。
うーん。なんだろう……性別は、見た目からして女の子? なんだろうな……。
カラーはトリコロールと言う奴で、どこか『セーラー服』を思わせるカラーリングだった。なんかどっかのゲームでいそうな風貌である。
しん、としている。
さすがに、ロボットが転校してきました。なんて、みんな唖然とするしかないだろう。
――と、そのホワイト・リリィと名乗る女の子のロボットが、急にこちらを向いた。
「照合。一致率98%」
え? 今俺を見て言った?
「ユースケ様!」
ええ?
カシュンカシュンと足音を立てて、そのロボットの女の子……ロボ娘は俺に向かって小走りでやってきた。
そして俺の両手を包むように掴んで。
「お久しぶりです。ユースケ様。お元気そうで何よりです!」
「なっ!」
「何だって! ユースケ!」
「俺は、知らな……ああ!」
俺は思い出してしまった。
「お前は! あの時の人工知能プログラム! なのか!」
「はい、そうです! 昔、滉介様のお母さまが作った人工知能が私です!」
「ええええええ!」
「ええええええ!」
驚いた声が滉介と一緒に上がる。
「私! ここまで成長進化しました! これからよろしくお願いします!」
「なんだって!」
「なんだって!」
また滉介と叫び声がハモる。
「そして、遊介様。私は今でもあなた様をお慕い申しております!」
「はあ?」
「えええええ! ユースケ! どういうこと!」
滉介の叫びに、俺もつい叫んでしまう。
「滉介! お前の母親が作った、あのAIプログラムだよ! 十年前の!」
「ああああ! あれかあああああ!」
滉介が驚いて頭を抱えた。
そんなとんでもない状況の中。
「これからよろしくお願いいたします! ユースケ様!」
とても可愛らしい声で、ホワイト・リリィは宣言した。
「私とお付き合いしてください!」
※次回「俺の幼馴染のロボ娘は乙女が過ぎる!」
つづけ!




