表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SOYEATERSプロトタイプ  作者: 木倉兵馬
24/25

19.本格的暗殺実行 後編 その3

 やってしまわなくてはならないことはただ一つ。

 このホムンクルスを葬り去ることだ。

 そしてやらずともよいことは、おそらく本人であろう貴族三人の玉の緒を切り裂くこと。

 できれば、傷も負わせずにお終いにしてしまいたい。

 となると……、手裏剣だけでなく鉄球を持ってきていたのは幸いだ。

 この鉄球は最近貴族の間で流行りのゴルフというスポーツで使う球ぐらいの大きさ。

 できれば蜜柑大の鉄球が殺傷力が強くていいのだけれど、それだと他の貴族にも被害が及びかねない。


 よし、やるか。


 僕は鉄球を四つ取り出し、


「忍法【自在撞球(じざいどうきゅう)】!」


 そして放り投げる!


「愚かな、どこを狙っている!」


 鉄球はいずれもホムンクルスとは明後日の方向へと飛んでいった。

 むろん貴族にも届かない。

 ホムンクルスは侮ったようだった。


「死ね! 死ね、ソイイーター!」


 僕はニヤ、と口の端を上げて、


「いや、玉の緒を散らすはあなたのほうだよ、ホムンクルス」


 そのとき、鉄球が勢い良くホムンクルスの背に向けて射出された!

 これが忍法【自在撞球(じざいどうきゅう)】の効果だ!

 四つの鉄球は誤つことなく敵の背を激しく打った。


「がはあ!?」


 緑の吐血! ホムンクルスは崩折れる! そこへ僕の刀による一撃!

 首が飛ぶ! 緑血の噴出! 勝利だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ