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神を越えたその先へ  作者: blaster
2章 洞窟迷宮
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迷宮深層~アクアside~

 今回は想像すると少しグロテスクです。気をつけてください。

「せいっ、やぁ!」


前から来た魔物を倒すが、直ぐ新しい魔物が出てくる。


「っ、また!きりがない!でも、、、!」


私は蓮が教えてくれた事を思い出す。



『いいか、アクア。これから一対多で戦うことが多くなる。その時はどうすれば良いと思う?』

『ええっと、、、速く動いて敵を撹乱させる?』

『それも良いな。だが、隙間なく囲まれて一斉に攻撃されたらどうしようもない。』

『だったらその状況にならなければ良い!』

『そうだな、そのためにやるのが兵法の1つだ。』

『へーほー?』

『兵法な。詳しくは、《一対多を行わない》事だな。』

『?一対多なのに一対多じゃないの?どういう事?』

『一対一を何回もやるんだ。その敵の数だけな。一体一体はコンマの世界で、常に勝ち続ければ良い。』

『へー。どうやってやるの?へいほう。』

『それは自分で考えろ。』


蓮はアニメの受け売りだからな。と照れ臭そうに笑った。アクアは、「あにめ」というものがよくわからなかったが、一対一を何回も繰り返す方法を考えた。



「私の答えはこれ!」


と言うが否や、アクアの姿がぶれたように魔物は見えた。。魔物は追おうとするが、見失ってしまう。そして次の瞬間、


「ハッ!」


一体の魔物の後ろに現れたアクアが瞬時に首を切り飛ばし、またぶれた。それが何回も続く。

魔物は困惑した。何故姿を見失うのか?相手はそれほど速くないはずだ。

その答えは、アクアの移動のしかたにある。


(あそこが薄い!)


また魔物が絶命する。数が段々と減っていく。


ではアクアは何を見ているのか?それは、視線だ。魔物の視線の、細かく言えば認識の薄い場所を狙って全速力で飛び込む。そして最大威力の一撃をもって敵を沈める。それがアクアなりに考えた答えだった。


「いつ終わるのかな、これ。早く終わらせないと。」


アクアは急いで攻略を進めた。


──深層第40層──


「どこかしら、ここ?」


アクアは今、東京に立っていた。


「高い建物がいっぱいある、、、。」


アクアはきょろきょろと辺りを見回す。


「何かしら、白い線が並んでる。」


横断歩道を見たアクアが不思議に思う。と、


「っ!人間?」


人型の魔物が大量に出現した。


「いや、違う!これは魔物ね!」


アクアは少し迷ったが、直ぐに気持ちを戦闘へ切り替えた。


「ハァ!」


2体の首を同時に両断するが、直ぐに4体の魔物が攻撃してくる。


「きゃっ!?か、数が多い!どうすれば良いの!?」


そう、数が多くて死角が無いのだ。


「なら、全部纏めて一掃すれば良い!」


アクアはおもむろに側に立っていた電柱を掴むと、引っこ抜き、両手で振り回した。


人を模しているためグシャ、ブチュ、と音を立てて内臓がはみ出す。


「うっ、、、。」


あまりの凄惨さにアクアは口を押さえそうになった。


「うぁぁぁぁぁぁ!!」


嘔吐感と嫌悪感を叫んでかき消し、より一層魔物を一掃した。

そして残ったのは、血の海の中心にいるアクアのみだった。


「はぁ、はぁ。レンに早く会いたい、、、。」


アクアは蓮を心の支えにして残りの階層の攻略を始めた。

 本文を修正しました!申し訳ありません。

 アクアは第50層でゴールです。理由はもう少しで明かされます。予想は出来るかもしれませんが。

 次回はティアsideです。

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