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5-3.時代について学ぶ。


 3、時代について学ぶ。


「あなたの時代の破滅が示したもの。それは結局、個人が世界を破滅しうる力を簡単持ててしまうほど文明が進んでしまったということです。危機を失くすためには常時個人を監視し危険な行動を抑制するシステムが必要となりました。しかし、人間の人間に対する監視は完璧ではありません。人同士では個人情報が守られる権利があるし、感情が入れば決して公正な管理はしきれない。そこで、人はシステムをAIに委ねました。管理はAIが行っております」

「管理」

「現代の人類は皆、脳にアンテナがついています」

「それが、もう俺の頭に入っていると」

「そうですね」

「管理か」

「効果はそれだけではありません。アンテナは人の感覚器官と記憶を通して、常に情報を収集します。社会が人類の持つ願望の最大公約数であるように、欲望をくみ取って、整備し、インフラを形成します。法はありますが、絶対ではありません、状況に応じて改変し、適正な判断をAIが下します。AIが判断を下すと言いましたが、これは結局人の意志の多数決の結果を反映させるだけですから、人の判断といえましょう。これらの情報は特異な例を除いて、他の人間に伝わることはありません。管理といいますが、普通に過ごしていればまず抑制は発生しません。ただ、仮にあなたが社会に対して重大な危機を及ぼしそうになった時、アンテナがあなたを制御します。また、望まぬ生命の危機などを未然に防ぎます」

「人間は自分で自分に首輪をはめたのか」

「あなたには納得できない部分もあるかと思われますが」

「いや、あの時代を生きぬいてきた人達が作った世界だ。俺はその間凍ってていなかった。俺がとやかくいう権利はないだろう。思うことはあるけど、なるべく順応できるように頑張るよ

「だけどそうか。それしか道はなかったのかな

「今、外の世界はどんな世界だ?」

「平和な世界ですよ」

「そうか。なら、何もいうことないよ。早くこの箱の外に出たいな」


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