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破壊神になってしまった  作者: とむでし
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取引をします。

思いの外、スラスラ進んだ。

ランプータンは、思っていたより大きな街だった。いや、都市と言っても過言では無い。

そりゃ、地方とはいえ宗教の総本山があるんだから、小さな街な訳無いよな。


「それで、ルカさん、これどこに届ければ良いんだ?」


「下手な所で出したら、手柄を横取りされるかも知れん。まず上層部にコネクションを作る事だ。」


「上層部って、どうやって知り合ったらいいんだよ〜。」


「大丈夫。今の我々には材料がある。」


「シリルさん、材料ってなんですか?」


「我々はここに来るまで、多くの盗賊を討伐して来た。討伐証明も持っている。本当は、魔獣も狩って来たかったんだが、今回は遭遇しなかったので残念だ。」


「それで、盗賊の討伐証明を憲兵隊に届ければ、領主様に会わせて貰えるよ。そこでアミュレットを見せればいいのよ。」


「リリルさん、それで行きましょう。」




「すみません。私達商人で冒険者のパーティーなんですが、旅の途中で盗賊に襲われまして。ついでに討伐して来たんですけど確認をお願い出来ませんか?」


入出手続の窓口で、そう申告する。窓口の偉そうなヒゲのジジイに、しばらく待つ様に伝えられ、ベンチに座って待つ。ジジイはゆっくりした動きで背後の部屋に下がって行ったが、額の汗が、内心焦っているのを表していた。


しばらくすると、立派な鎧を身に付けた頑強そうな男が、ダッシュして来た。


「盗賊討伐に成功したというのは貴殿達か。早速討伐証明を確認させて頂こう。我輩はフェルナンドと申す。このランプータンの防衛隊長である。」


とりあえずパーティーの自己紹介をして、討伐証明を提出した。


フェルナンドさんによれば、最近は魔獣の被害は少なくなったが、その分悪質な盗賊が増えて、交易の障害になっていた様だ。都市防衛隊は日帰りの範囲しか防衛出来ず、ほぼ盗賊は野放し状態だった様だ。

高位の冒険者が来る様な用事も無く、高い依頼料を払って護衛をつけてまで商人も来るはずも無く、ランプータンは陸の孤島状態になっていた様だ。


食糧自給率100パーセント越えてなかったら、とっくに干上がっていたね。


それでも、食糧以外にも他の街から欲しい物はある。なんと言っても、ランプータンの教えを、周りの人々に伝えなければならない。


だが、ランプータンの教えは、今は継ぐ者がいない。先代の教えを継ぐ者が、布教先で盗賊に襲われ、証を失ってしまったのだ。


だからランプータンの民は、盗賊を憎んでいる。盗賊を討伐して来た冒険者には、とても待遇良く扱ってくれるのだ。


「ツグ殿。討伐証明の確認ができ申した。素晴らしい成果でござった。街道で名の通った盗賊団は、軒並み全滅。この全滅というのが特に素晴らしい。撃退では、時間が経てば再編成して来るであろうからな。これで暫くは、交易隊も街道を進めるだろう。そうすれば、布教の証も見つかるやも知らん。」


全滅させたのは、その後ゆっくり寝たかったからなんだけど。


「あの〜、布教の証って、ひょっとしてこれじゃ無いですか?」


アミュレットを見せる。領主様じゃ無いけど、隊長さんなら大丈夫だろう。


「これを届ける為に、商人としてこの街にきたんですよ。」



「ぬをおおおおおおお〜、まさかこれは、今直ぐ一緒に神官殿まで同行頂けないか?」


「まだ入国手続も済んでいませんよ。」


「それどころでは無い。我が国最大の宝が帰って来たかも知れんのである。確認以上に優先される事はござらん。かといって、我輩が持ち逃げする訳にもいかん。ツグ殿にも同行して頂く。責任は全て我輩が取る。」


良かった。やっぱり手柄を横取りする様な人じゃなかった様だ。後は確認が済んだ後、いくらで売り付けるかだな。


やべえ。また書きたくなっちゃったぞ。

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