お届けに参ります。
話が進まない。
「それでは、今売った物の売り上げで、商人ギルドへ仕入れに行きましょう。」
「いや、武器防具を買うなら、冒険者ギルドの方が良い。商人ギルドは品揃えは多いが、中間マージンが入る分割り高になる。最新の商品も冒険者ギルドの方が見つけやすい。」
ルカさん、何でそんなに詳しいの?でも、此処は従っておくべきだろう。
「では、冒険者ギルドでみんなの武装を整えましょう。ギルマスのギレンさんにお願いすれば、ハズレ装備は無いでしょう。」
「ちょっと待て、ギルマスだと?何でお前そんなお偉いさんにコネがあるんだ?」
「嫌だなあ、シリルさん。普通に挨拶して知り合いになっただけですよ。」
「シリル、こいつの普通は普通じゃ無いって事を、そろそろ納得した方が良いよ。」
「確かに、リリルの言う通りかも知れない。でも、今まで築いて来た一般常識という奴が〜。」
なんか、シリルさんは自分と戦っているようだが、時間の無駄なのでさっさと冒険者ギルドに向かおう。
「こんにちわ〜。また来たよ。今度は武器防具を売って欲しいんだ。」
「またあのガキだ。ギレンさんを呼べ!」
「お前なあ、ギルマスって暇じゃないんだよ。1日に何度も呼びつけられたら凄い迷惑なんだけど。」
「申し訳ありません。でも、サリーダさんから、こんな物を仕入れまして、売る為にはかなりの武装が無いと危険らしいです。」
アミュレットを見せた。
「何だこれ、見た事が無いな。そんなに珍しい物なのか?」
「ランプータン地方の、高司祭の証。今此処に在るって事は、失伝されているという事。届ける事が出来れば、かなり高額の報酬が見込める。但し、あの地方はかなり高レベルのモンスターが出る。レベル10を越えている私達パーティーなら、行けない事はない筈だが、若干武装が心許ない。幸い武装を整えるお金に余裕があるので、良い武器防具を売って欲しい。」
「ランプータンか。あそこの治安は安定しているらしいが、此処から行くにはかなりヤバい地域を抜けなきゃ行けないな。よし、サリーダの見る目を信じて、お前らに装備を売ってやろう。」
「ありがとうございます。金額と装備は、メンバーとの相談の上で。」
「ああ、店員と相談してくれ。後、これは俺のおせっかいと親切心だが、お前らギルドカードを作らないか?ツグのカードだけじゃ、ツグしかお金の出し引きが出来ない。みんなで共有する財産を保管するには、ギルドカードは便利だぞ。」
「ええ!そんな便利な物があるのですか?是非お願いします。」
「勿論手数料は頂くがな。」
「相談案件ということで…」
次こそ旅立つ予定。




