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祈りを繋ぐもの  作者: 和穂ゆう
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馬と人の歴史1 - ヲハシリの修行

第一章 天地開闢より続く絆


太古の昔、天地がまだ形をなさぬ頃。アメノミオヤが乗っていたウツロヰから始まって、馬と人との関係は古いものでした。


実際に馬が歴史上で語られた時代はフタカミの時代にも遡ります。その中でも、「ヲハシリ」と言う馬に乗るのが上手な人物の話が、今も語り継がれているのです。



第二章 フタカミの御代


時は流れて、7代目のアマカミの時代。年月の随分と経過した頃の事でした。

宮殿の回廊を渡る風は穏やかで、庭の木々は深い緑に染まっていました。7代目アマカミは、イサナギと、イサナミのお二人でして、フタカミとお呼びすることが一般的でした。


「あのお二方がいらっしゃらなければ、この国はどうなっていたことか」

人々は畏敬の念を込めて、そう囁き合いました。それは国内政治の混乱の状態をお二人で力を合わせて難局を乗り切ってこられたので、尊敬の念を持って「フタカミ」と申し上げているのでした。



第三章 世代交代の時


さて、「フタカミ」の時代も長い年数が経ちまして、平和と安定が世の中にもたらされてまいりました。


都には活気が戻り、市には人々の笑い声が響いていました。田畑は豊かに実り、子供たちの声が野を駆けていきます。そして皇太子のワカヒト(後のアマテルカミ)も学問を修め立派にご成長をなされて、いよいよ世代の交代になります。


春の陽光が差し込む宮殿の大広間。荘厳な儀式の準備が進む中、アマテルカミは、8代アマキミにご即位されようとなさいました。


若き君主の瞳には、決意と共に一抹の不安も宿っていました。この時の、補佐をする陣容は第一の臣である左の臣にオモイカネが就きました。


「オモイカネよ、そなたの知恵を頼りにしておる」

アマテルカミが声をかけると、オモイカネは深々と頭を下げました。

「この身、全てを捧げて君をお支え申し上げます」


次のトミの右の臣には、サクラウチが就きました。そして総合的な後見相談役としてカナサキが任じられます。カナサキは「ひをうつしますゑをやとみ」(天の光を地に映して形に宿す臣)と呼ばれます。


カタのミコトは農業大臣に位置する「ウケモチ」(農業を司る臣)と呼ばれます。そしてヲハシリは運輸大臣に相当しましょうか「ムマヤヲサメ(馬事所轄)」です。


ヲハシリが名を呼ばれた時、彼は息を呑みました。自分のような者が、この重責を担うのか。手に汗を握りながら、彼は前に進み出ました。


こうしてアマテルカミの最も初めの時期の政事の補佐陣容が定まったのでした。


厳かな静寂の中、先代のアマカミのイサナギが立ち上がりました。その姿は老いてなお威厳に満ち、言葉には重みがありました。

『キミと臣と、心一つにつかさとれ』


詔が発せられると、広間全体が深い緊張に包まれました。



第四章 ヲハシリの不安


ここで今回の主人公となるヲハシリが登場します。


儀式が終わり、夕暮れの光が宮殿を染める頃。ヲハシリは一人、厩舎へと足を運んでいました。馬の匂い、乾いた藁の香り。ここは彼にとって最も心安らぐ場所でした。


愛馬の鼻面を撫でながら、ヲハシリは深いため息をつきました。

「お前たちのことなら、何でも分かる。だが...」


ヲハシリは、馬事に自信はあったものの、アマテルカミの国政の補佐するとなると心配になって来ました。


馬は静かに彼を見つめていました。その澄んだ瞳に、ヲハシリは自分の迷いが映っているような気がしました。


「国を支えるとは、一体どういうことなのだろう」

夜が更けても、彼の不安は消えませんでした。



第五章 師を求めて


翌朝、決意を固めたヲハシリは、ある人物に教えを受けようと思い立ったのでした。

「トヨケカミ様のもとへ参ろう」


トヨケカミはアマテルカミの厳祖父であって諸事のミチに深く通じていました。その智慧と経験は、誰もが認めるところでした。


旅支度を整えたヲハシリは、遥か北へと向かいました。山を越え、川を渡り、幾日もかけてトヨケカミのいるヒタカミ(東北地方)のミヤに参上しました。



第六章 師との邂逅


ヒタカミの地は清冽な空気に満ちていました。雪解けの水が流れる音、風に揺れる松の梢。その中にトヨケカミの宮は静かに佇んでいました。

「よく参られた、ヲハシリよ」


トヨケカミの声は穏やかでしたが、その眼差しには深い洞察力が宿っていました。

ヲハシリが「ムマヤヲサメ(馬事所轄)」になって国政に関与をすることになったことを聞いたトヨケカミは、じっとヲハシリを見つめました。


「まずは、そなたの技量を見せよ」

広い馬場に出ると、トヨケカミは一頭の馬を用意させました。その馬は若く、やや気性の荒い様子でした。


ヲハシリは深呼吸をすると、静かに馬に近づきました。馬の目を見つめ、優しく声をかけながら、馬体に手を這わせます。そして流れるような動作で鞍に跨ると、馬と一体となって馬場を駆け抜けました。


トヨケカミは満足げに頷きました。

「見事だ。そなたの技量なら、十分に任を果たせる」

そしてトヨケカミは馬事の深奥の奥義についての伝授をすることにしました。



第七章 乗馬の道 - 基本の教え


庭に面した静かな座敷。二人は向かい合って座りました。

『馬を乗りこなすことは、そなたは相当に熟達している。初歩から言う必要もないだろう』

トヨケカミは真っ直ぐにヲハシリを見つめました。


「しかし、師よ。私はまだまだ...」


ヲハシリが謙遜すると、トヨケカミは手を上げて制しました。

『そなたは十分に基本を身につけている。だが、他人に教える機会に役立つ。一から述べておく』


ヲハシリは姿勢を正し、一言も漏らすまいと集中しました。

『乗馬の方法には、「ちみち」「いつのり」「あれのり」がある』


トヨケカミの声は静かですが、確かな力を持っていました。

『乗馬の基本の乗り方は「ちみち」だ。常の乗馬方法だ。馬子に手綱を引かせておいて馬に乗る。馬の右から(あぶみ)に足を掛けて踏み登って行く』


ヲハシリは心の中で、自分の動作を思い返していました。

『馬の背に、乗り心地良くするために鞍を乗せ敷く。鞍からぶら下げる(あぶみ)には余裕を持たせるために5寸下げ紐を短くしておく。それで足に曲がりができる』


「下げ紐の長さは...」

ヲハシリが呟くと、トヨケカミは頷きました。

『そうだ。下げ紐の長さは人それぞれで調整せよ。人の(もも)と馬の腹帯との、適切な余裕のバランスを乗馬しながら微調整するのが良い』

窓の外では、馬のいななきが聞こえました。まるで教えに応えているかのようでした。


『鞍に腰をしっかりと据えてやさしくやわやわと馬を誘導せよ。そうすれば馬の呼吸ともぴったり合って乗りこなせる』

「呼吸が合う...」


ヲハシリは目を閉じ、愛馬と駆けた時の感覚を思い出していました。



第八章 中心の教え


トヨケカミは一度言葉を切り、庭を眺めました。新緑の木々が風に揺れています。

『腰が中心に位置することをイメージするのが要点だ』


「中心...」

ヲハシリは自分の体に意識を向けました。


『さらに馬の気持ちを理解してこうしたら良いと馬を思いやる気持ちを働かせることが大切だ』

トヨケカミの表情が柔らかくなりました。

『なぜならば、馬は生れ付きに何も知らないからだ。それを理解し気を付けておく必要がある』


「確かに...若い馬は特に」

ヲハシリは深く頷きました。


『それ故に馬はその時の気分で急に走り出したりする。そんな時に落馬をしてしまうのだ』

トヨケカミは立ち上がり、体の中心を示すように腰に手を当てました。


『人馬の二つの中心は、馬上の人の腰にある。これを体感していれば不意を食らった馬の動きでも対応できる』

ヲハシリも立ち上がり、同じように腰に意識を集中させました。確かに、全ての動きの起点がそこにあるような気がしました。



第九章 高度な技法


『高度な乗馬法は「いつのり」「あれのり」だ』

トヨケカミの声に、厳しさが加わりました。


『馬を走らせ障害物を跳び越させる乗馬法だ。このときには柔らかな皮を鞍の下に敷け。馬の腹帯は締め気味にする』


「なるほど、馬の動きを制御するために」

ヲハシリが言うと、トヨケカミは満足げに頷きました。


『また障害物を飛び越しの時に鞍から下げている泥除けの垂れ皮が羽根の様に大きく広がる状態となる。その経緯を説明する』

トヨケカミは手を動かして、その様子を示しました。


『馬を走らせて行った時に窪んだ小溝があったとする。そのまま走ると小溝に馬が脚を引っ掛けてしまうかもしれない』

ヲハシリは、過去に見た事故の様子を思い出して、顔をしかめました。


『そこで馬上の人が(あぶみ)で垂れ皮を打ち付けて馬を(あお)って馬の歩幅を開かせて、窪んだ小溝を跨がせる。その際に垂れ皮は打ち(あお)がれた後、反動で開いて風を孕む。それで羽根の様になるわけだ』


「美しい技ですね」

ヲハシリは目を輝かせました。


『美しさだけではない。馬が飛んだとしても、馬上の人に余裕の呼吸がないと上手な飛び方ができない』

トヨケカミの表情が真剣になりました。


『馬の口に(くわ)えさせている(くつわ)の引き綱のコントロールが重要だ。引き付け過ぎては馬は飛びにくいし、緩め過ぎては飛ぶタイミングを馬が掴み難い』


「では、どのように...」

ヲハシリが身を乗り出しました。


『その良いコントロール具合を「ひとぬきのま」と名付ける』


「ひとぬきのま...」

ヲハシリは静かに復唱しました。その言葉には、何か深い意味が込められているように感じられました。



第十章 天地開闢の教え


夕暮れが近づき、部屋に赤い光が差し込んできました。トヨケカミは遠くを見つめるような目で語り始めました。

『「ひとぬきのま」の意味は、大地の成り立ち、天地の始まりを思い起こせば解る』


ヲハシリは息を呑みました。話が突然、壮大なスケールになったからです。


『形成初期の時代の地球はまだドロドロの状態であった』

トヨケカミの声には、遠い昔を懐かしむような響きがありました。


『ときにアメノミヲヤ様が地球の周りを駆け巡る。アメノミヲヤ様はウツロヰ(ウツホの自然神)を馬として乗り巡る。シナト(風の自然神)をタツナ(手綱)としてコントロールする』


「神々の乗馬...」

ヲハシリは畏怖の念に打たれました。


『こうすることでドロドロの状態の地球の上を巡る事ができたのだ。アメノミヲヤ様が乗り巡った地球はオノコロに定まり固まって来た』

トヨケカミは立ち上がり、窓辺に立ちました。夕日が彼の姿を神々しく照らしています。


『アメノミヲヤ様の乗馬法を想い見れば、そのもっとも要のコツが掴める』


「つまり、手綱のコントロールで世界を安定させる...」

ヲハシリは震える声で言いました。



第十一章 フタカミの教え


トヨケカミは深く頷き、語り続けました。

『また私の次時代のフタカミ(7代アマキミ・イサナギ、イサナミ)も同様なことであったと言える』


「フタカミ様も...」

ヲハシリの目が輝きました。


『食糧生産の減少から生じた国内政治の混乱はさしずめドロドロの地球になぞらえることができる。そこに馬に乗って諸国を乗り巡り牛の使い方を教えて人々の生活の改善向上に努めたのだ』

トヨケカミの声には、深い敬意が込められていました。


『まさにフタカミの諸国巡行は太古のアメノミヲヤ様の乗り巡りに似ている』


「なるほど...」

ヲハシリは膝を打ちました。混乱を秩序へ、カオスをコスモスへ。それが乗馬の本質なのだと。


『どんな困難な状況に遭遇しても天地の生成過程やフタカミの困難な状況の事に思いを馳せれば自ずからにより良き答えは出てくる』

トヨケカミはヲハシリの肩に手を置きました。その手は温かく、力強いものでした。



第十二章 理念の教え


夜が訪れ、星々が空に瞬き始めました。灯りがともされた部屋で、教えは続きました。

『クニタマ(地球)の清らかなる安定。国家社会の清寧なる安定』


トヨケカミの声は静かながら、確信に満ちていました。

『それらはウツロヰ(ウツホの自然神)の馬と(くつわ)に付けた手綱のコントロールによって実現できる』


「手綱を握る者の責任...」

ヲハシリは自分の手を見つめました。


『定まって行くべき理想のイメージ。そしてあるべき中心』

トヨケカミは天を仰ぎました。


『そのような理念を馬上の乗り手が持つことが大事だ。それで正しくゆく道筋を指し示して手綱をコントロールすることを為し得る』


「理念がなければ、ただ馬に乗っているだけ...」

ヲハシリは深く納得しました。


『長期展望を持つこと。また地球の中心から来る重力の方向を常に実感していること。これで馬上からの落馬をすることは無くなる』

トヨケカミは床に手を置きました。


『地球との一体感を持ち続けることを「ひとぬき」の「を」と言う』


「ひとぬきの「を」...」

ヲハシリは言葉を噛みしめました。


『それは現在進行形のものも勿論大切だが、過去からの長い歴史的な理解も重要だ』

トヨケカミの目には、悠久の時が流れているようでした。


『そうして「ひとぬき」の「を」が理解できれば、馬が突然に走りだした時にも落馬しないようになる』


「なぜなら...」

ヲハシリが問いかけると、トヨケカミは穏やかに微笑みました。


『ウツロヰの馬が暴走しないようにシナト(風の自然神)の手綱でコントロールした事と同じことだからだ』


「ああ、繋がった!」

ヲハシリは思わず声を上げました。全てが一つの真理に収束していく感覚でした。



第十三章 手綱の真意


『人が乗馬する際にも馬の心を乱さぬように手綱でコントロールする。これが「ひとつらぬきのヲ」と言う(いわ)れだ』

トヨケカミは静かに語り続けました。


「一つ貫きの「ヲ」...すべてを貫く一つの原理」

ヲハシリの理解が深まっていきます。


手綱(たつな)とは春の生き行くさまのそのままに成り行くと言う意味合いにも理解できる言葉だ』


「春の...生命の躍動を」

ヲハシリは目を閉じ、春の野を駆ける馬の姿を思い浮かべました。


『それで馬上の主の意思のそのままに馬が動いてくれるのだ』

トヨケカミの言葉に、深い慈愛が込められていました。



第十四章 緩急の妙


トヨケカミは再び真剣な表情になりました。

『特に高度な乗馬法の「あれのり」では緩急の程相を知る必要がある』


「緩急...」

ヲハシリは身を乗り出しました。


(あぶみ)でもって鞍から下がった垂れ皮を打ち(あお)ぐとしても、(くつわ)に付けた引き綱の手綱を引き絞ったままでは馬は飛ぶことができずに前足を蹴躓(けつま)づくようにして倒れてしまう』

ヲハシリは息を呑みました。その光景が目に浮かぶようでした。


(あぶみ)で飛ぶことを意思表示したら、手綱はずっと緩くして前方への自由度を増さねばならない』


「煽る時は緩める...」

ヲハシリは手を動かして、その感覚を確かめようとしました。


『締めるところがあれば、自由度を増やすための緩める場所を作る。これが重要だ。「ほとらい」の「ま」と言えば解りやすいだろう』


「ほとらいの「ま」...陰陽の調和のような」

ヲハシリの顔に理解の光が宿りました。


『ヲシテで考えるとさらに良く解る』

トヨケカミは文字を空に描くような仕草をしました。

『こうしてこそ溝や障害物を馬が飛び越す時でも落馬することもなくなる』


「ありがとうございます、師よ」

ヲハシリは深々と頭を下げました。


『「ほとらい」の「ま」まで解れば「ちみち」も「いつのり」も「あれのり」の高度な乗馬法でも十分にこなすことができる』

トヨケカミは満足げに頷き、ヲハシリの肩を叩きました。


「精進いたします」

ヲハシリの目には、決意の炎が燃えていました。



第十五章 修行の日々


このトヨケカミの教えを受けてヲハシリは実地の練習をして行きます。


夜明けとともに始まる訓練。ヒタカミの広大な馬場に、馬のいななきと蹄の音が響きました。

ヲハシリは毎日100回以上も乗馬の練習に打ち込みます。


「もう一度!」

汗が流れ落ちても、彼は止まりませんでした。腰の位置、手綱の張り、馬との呼吸。全てを確認しながら、何度も何度も繰り返しました。


1000回、10000回と回数を積み重ねますと技も練り慣れてきます。

季節が巡り、雪が降り、また春が来ました。ヲハシリの体に、技が染み込んでいきます。


この頃「ちみち」の技が体得することが出来るのでした。

「師よ、見てください!」


ある日、ヲハシリは完璧な「ちみち」の技を披露しました。トヨケカミは静かに頷きました。

「良い。次の段階に進め」



第十六章 さらなる高み


その後、さらに練習を積み重ねてゆきますと「あれのり」の32の技も出来るようになりました。

障害を飛び越える瞬間、ヲハシリと馬は一つになりました。垂れ皮が羽根のように広がり、まるで空を飛んでいるかのようでした。


「美しい...」

見守る人々から、感嘆の声が漏れました。


また年々を重ねて乗馬の練習に励みますと「いつのり」の59の「さつめ」の妙技も他人に教えてゆけるほどに上達しました。



第十七章 師の教えを胸に


長い修行の日々を終え、ヲハシリは都へと帰る日を迎えました。


「師よ、言葉では言い表せないほどの感謝を」

ヲハシリは深く頭を下げました。


「お前はよく学んだ。だが忘れるな」

トヨケカミは穏やかに微笑みました。


「技は手段に過ぎない。大切なのは、その技を何のために使うかだ」


「はい。国の安定のため、人々の幸せのため」

ヲハシリの目には、確固たる信念が宿っていました。

「アメノミヲヤ様が地球を固められたように、フタカミ様が国を安定させられたように、私も馬事を通じて国に貢献いたします」


「良い心がけだ。行け、ヲハシリよ」

トヨケカミは手を上げて、弟子を送り出しました。


ヲハシリは馬に跨り、一度だけ振り返りました。師の姿が、朝日に照らされて神々しく輝いていました。


そして彼は、新しい時代へと向かって駆け出したのでした。手綱を握る手に、確かな力が宿っていました。それは単なる技術ではなく、天地を貫く一つの理念でした。

馬のいななきが、朝の空気を震わせました。それは未来への希望の声のようでした。

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