表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺たちの逆襲Ⅰ・ノーザン帝国の襲撃  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
キア王子暗殺

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/51

XDAY マイナス6日

XDAY マイナス6日


王立大学、パルミールに1校しかない、ロイヤルファミリーのみが学べる大学だ。敷地は、50平方キロと巨大で、山を2つ持っていた。首都パルミールの郊外にあり、その隣には仕官大学があった。

この大学の護衛は近衛師団と、仕官大学の学生が受け持っていた。

スウとミリアはその日の朝、久々に大学に帰ってきた。


専用車が校門の前に止まる。

係員が身分証明書を確認する。


「ローヤル」

スウは驚いて、その係員を見た。

「ロイヤルファミリーのスウ姫とミリアさんですね、どうぞお入りください」

ローヤルがウインクして、身分証を助手席のミリアに返した。

「何してるのここで」

「仕官大学の学生ですので、護衛の任務についております」

他人行儀で、ローヤルがスウに応えた。

「キア王子は」

「お仕事に飛び回られています」

「門番している暇があったら、もっとやることがあるんじゃ無くて」

「大きな仕事も一歩ずつ、小さい仕事に思えても、無駄な仕事などありません」

ローヤルは笑った。スウは馬鹿にされたように感じて、むっとした。


「やっ、門番君」

後ろから黄色のスポーツカーが来た。ランボルギニー、往年の名車を改造したものだ。

乗っているきざな人物は、キリー・レイアム

年は24歳。最年少の王子だ。今は王立大学の教師も一部している。

王を出したこともある名門レイアム家の一員だ。

「今年も、模擬戦で楽しませてくれるのかい」

「よろしくお手合わせ願います」

ローヤルは頭を下げた。


5日後にある、仕官大学の機動歩兵を使った模擬戦だ。毎年、王子の一部と、近衛騎兵団のブルーナイトの一部が参加する。

去年はローヤルはキリーに戦いを挑みひどい目にあったのだった。

「少しは上達したかな」

「多少は」

「ま、楽しみにしているよ。スウ姫もこんなところで時間をつぶすよりも、早く教室に入りたまえ。ほかの子は大分進んでいるよ」

というと、スポーツカーを飛ばして、入っていった。

「なんか、名門を鼻にかけているのよね」

スウは、キリーが行った後でブスッと言った。

「スウ姫」思わず、ミリアが注意する。

思わずスウは首をすくめる。

「ローヤル、今年は勝ってよ。負けたらジョナスのクリームパフェね」

そう言うと、スウの車が動き出した。


「えっ、ちょっと待てよ」

ローヤルに手を振ってスウの車は走って行った。

「いいよな、ローヤルは、姫になつかれて」

同僚のコンド・バーミルが言った。

「俺たちは、蚊帳の外か。」

「ガキに好かれて、何が楽しいんだか」

ローヤルは肩をすくめた。

「お姫様に話も出来ない、俺を見てみろよ」

「何言ってんだ。この半年、羽目をはずすことなんて、全く出来なかったんだから」

「上流階級への道じゃないか」

「ふん、よく言うぜ、それよりも、新しい、彼女が出来たんだって」

「ま、下々には下々の楽しみがあるさ」

コンドは自慢を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ