辺境軍の攻撃
「ええい。何している、直ちに追え」
戦艦タエキャの艦橋でレイアムが叫んだ。
「全艦、旋回、直ちにオリオンの暗黒星雲の中に飛び込め」
べイト少将が命令した。
一方、ノーザン艦隊は、攻撃された態勢を立て直しつつ、追撃に移ろうとしていた。
全艦隊が各艦旋回中に
「指令、わが艦隊の至近にワープアウトする艦隊あり」
ノーザンの艦橋でオペレーターが叫んだ。
「何だとどこの艦隊だ」
旋回しようとしていた艦隊の真横に10隻の艦隊がワープアウトしてきた。
「ジパング軍です。」
「あれは辺境210艦隊です。」
「指令ワープアウト終了、前方にノーザン軍です。」
「よし、全艦隊総攻撃開始」
ラッセルは命じていた。
210艦隊は旋回のためにどてっぱらを見せていた、ノーザンの第2109機動部隊に向けて主砲の一斉攻撃を浴びせた。
面白いように攻撃は命中した。
「なぜだ、何故ジパングが・・・」
ワーダの声は爆発にかき消されていた。
一瞬後には7つの火球が出来ていた。
「やりました。ノーザンの皆殺し艦隊を撃破しました。」
「良くやった。正義は必ず勝つのだ。」
210艦隊の艦橋はすさまじい盛り上がりを見せた。
他国から悪魔と恐れられた、皆殺し艦隊、第二艦隊所属第2109機動部隊はここに、ほぼ全滅した。
「何をしているんだ。辺境軍は。反乱か」
レイアムは叫んでいた。
「降伏を勧告してきています。我々はオリオンの命によって動いているといっていますが、」
オペレーターが報告した。
「何を言っている。そちらこそが反乱軍だ。直ちに降伏するように伝えろ」
「後方部隊を辺境軍のけん制に当たらせろ。当艦はローヤルを追う」
レイアムは命じた。
「司令、一軍特殊部隊は停戦しません。」
「ふん、正義は我にあり、オリオンからの命令はこちらに来ている。再度降伏を勧告。」
「了解しました。」
オペレーターは直ちに通信に入る。
「全艦載機発進。」
ラッセルは次々に命じる。
「こちらは主星にいるボンボンの兵隊じゃないぞ、ジパングの最精鋭部隊だ。負けるかよ」




