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オリオンの光の渦の中に
ローヤル繰るオリオンは光渦巻く暗黒星雲の中で翻弄された。
すさまじいGがオリオンの機体にかかる。
「げっ、すさまじい逆流かよ」
ローヤルは何とかオリオンの機体を立て直す。
「あれかな」
向かい来る光の流れの先に更なる明かりを見つけて、そちらに向かう。
スウはローヤルの腕を思わずつかんでいた。
「大丈夫か」
思わず振り返って聞く。
「なんとか」
消え入りそうな声で声を出すスウ。
しかし、ローヤルにはスウにかまっていられる余裕は無かった。
「あと少し」
そういうのが精一杯だった。
後ろからスタッドらが付いてきている事をレーダーで確認して、流れの出ている所へ向かう。
エンジンの出力を上げる。
さすがのオリオンのエンジンも悲鳴を上げだした。
しかし、徐々に前進する。
「ん?」
ローヤルは流れの下部に光の本流を逆流している流れを見つけた。
大きく機体を振って残りの二機に知らせると、一気に降下する。
スウがしがみついてきた。
そして、流れを突っ切ると、今度は流れに乗る。
一気に加速した。すさまじいGの変化とともに、一気に光の入り口に飛び出して、
全体が光に包まれる。
さすがのローヤルもそこで気を失った。




