ボストン博士
オリオンはボストン博士の船に収容された。
オリオンのデッキを開けて、ローヤルから降りる。
外には金髪の端正な顔立ちの長身の男が立っていた。
「よくついて来れたな。」
男はにやっとローヤルに笑いかけた。
「スタッド・バスタールだ」
手を差し出す。
「ローヤル・カワキだ。」
ローヤルはその手を握り返す。
「傭兵部隊の腕がここまでいいとは思わなかった」
「ふん、王国の兵の腕がここまでとは思わなかったよ」
「ふん、どっちもまだまだね。」
後ろから降りてきたクリスがブスッと言った。
「誰だ。このお嬢ちゃんは」
けなされてむっとした表情でスタッドがきいた。
「良く判らん。」
「いきなり現れたの」
スウが後ろから言った。
「ようこそ。フレクス傭兵部隊に。」
その時に後ろの扉が開いて扉から白髪の背は低く小太りの男が現れた。
「責任者のボストンです。」
誰が見ても銀河最強の傭兵部隊のトップとは思わないだろう。温厚な顔立ちの科学者だ。
「スウ王女ですかな。」
スウの方を見てボストンが手を差し出した。
「はじめましてボストン博士」
スウも笑顔で手を握った。
「うふんっ」
クリスが咳払いをした。
「こちらの方は?」
ボストンが不審そうな顔でスウに聞いた。
女の子がいるとは報告は受けていなかった。
「ボストン博士ね。私はクリスよ」
クリスが自己紹介をする。




