八十四話 相談
「ちょ、白撫さーん!」
私が人に聞かれないように一ノ瀬君のお母様に連絡を取ろうとしたところ、ついてきた小鳥遊さんに止められました。
「? どうかしましたか?」
「ずっ、ずるいよ!」
「はい?」
ずるい……?私、小鳥遊さんと何か競い合っていましたっけ?
「だって白撫さん、ママに相談しようとしたでしょ!」
「な、なぜそれを?」
「知ってるよ、誕生日プレゼントの相談でしょー?私だってしたいもん、相談」
そ、そうでした、私は彼女と一ノ瀬君を巡って競い合っている仲……!
「そ、そうですか。では、どうしましょう…………」
「うーん……三人のグループを作って、そこで聞こう!」
ということで、私たち三人のグループを作りました。そして、この時間、お母様にお時間があるのかわからなかったので、ちょうど近くにいた未亜に伝え一ノ瀬君に聞いてもらったところ『大丈夫、大体暇だと思うから』とのこと。
では、レッツ相談です!
『すみませんお母様、少々お時間よろしいでしょうか』
(オッケーのスタンプ)
『りょーくんの誕生日プレゼント何がいいと思う?』
『ゴムは必須かしら』
ご、ゴム…………?
『輪ゴム鉄砲でも作るんですか?』
(え?のスタンプ)
「え?」
「……え?」
隣に座る小鳥遊さんにとんとん、と肩を叩かれました。なんだろうと思い彼女の方を向くと、呆れたような視線を向けられました。
『ママ、白撫さんは純真無垢だよ』
(びっくりのスタンプ)
(ごめんねのスタンプ)
「なんの話ですか?」
「気にしなくていいんだよ……っていうか、忘れないとダメ。わかった?」
「は、はい」
何やら鋭い目で言われました。でも気になるので後でお母様に聞きましょう!
『んー、良夜は本読んだりゲームとかはするけど、おしゃれは全くしないから、なんでもいいと思うけどね』
「これは…………」
「難しくなっちゃうね」
『それに、去年も一昨年も『安寧が欲しい』とか『何も要らない』って言ってたから、現金だったのよね』
何というか、想像ができないですね…………あ、でも安寧が欲しいは言いそうな気も……?
『まあ、形に残るものでも残らないものでも記憶には残るから、渡し方が全てじゃない?』
(グッ!のスタンプ)
な、なるほど、なんというか人生の先輩からの助言ですね!
『で、その後一緒にゆっくりしてればそれでいいのよ』
そんな感じで話し合っていたところ、予鈴がなって休み時間が終わってしまいました。
「あ、白撫さん、ご飯っ!」
「あっ」
私たちは急いで教室に帰り、少しだけお腹を膨らませるのでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます、村人Bです。
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村人Bでした!ばいばいヾ(・ω・`)




