表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/169

五十五話 幕開け

 いきなり意味不明なことを言って肩を組んできたちょっとやばい奴ら(翔太と相模川さん)から難なく逃れ、席につく。


「ふぅ…………ん?あれ?」


 ご飯を食べようと弁当箱を取り出そうとしたところ、どこにも見当たらなかった。


「あちゃー……」


 どうやら、忘れたインザおうちらしい。

 購買でお昼を買うにも、お金を使うのはなぁ……


「でも、背に腹はなんたらか」


 そう思い、財布を持ったところで、声をかけられた。


「どしたのりょーくん、ごはん忘れた?」

「まあ……そうなんだよね」


 小鳥遊さんは、俯きながら「んー」と少し考えたところで、顔を上げて「ちょっと待ってて」と僕に言い、席を立った。


「悠人」

「ん?」

「返して」


 春原君の右斜め前に立った小鳥遊さんは、手を突き出してそう言い放った。えーと、どういう状況だ?


「は?嫌だよ……あ、あぁ。そういう」


 何か納得したような様子で、春原君は少しうなずいた。え?どういう?


「はいよ」

「よろしい」


 春原君は広げかけていた弁当を包み直し、小鳥遊さんに渡した。受け取った彼女はポケットから三百円取り出し、春原君に渡す。


「さんきゅ」


 一通り何かの取引を終えた春原君は教室を出て行き、小鳥遊さんはこっちへ戻ってきた。


「はい」

「え?」


 小鳥遊さんが、手に持っている弁当箱を僕に渡してきた。


「ごはんないでしょ?あげる」

「でも、春原君の分無くなるよ?」

「大丈夫、悠人には購買用のお金渡しといたから」

「なら、その分僕が払わないと。いくら渡したの?」

「いいっていいって」


 流石に初対面の人(向こうは僕のことを知っているようだけど)にそんなことはさせていられないからお金を渡そうと思ったものの、受け取ってはもらえなかった。


「でも……」

「あ、そうだ」


 僕が渋っていると、小鳥遊さんが思いついたように口を開いた。


「なら、今度お買い物付き合ってよ!デートデート!」

「え゛っ」

「はい決定ね!さ、ごはん食べよ!」


 強引に決めた彼女は、そう言いながら机をくっつけてきた。ただ、クラス中の視線が突き刺さって痛いことこの上ない。小鳥遊さんはそんなことを気にした様子もなく、「どこいくー?」などと計画を立て始めた。


「えーっと……」

「あ、あそこいこーよ!デンキ!」

「あー」

「ついでにさ、ゲームとかプリとか二人でいろいろしよ!」

「…………」

「ね!」

「ソ、ソウデスネー」

「うん!じゃあ、今日の帰りでもいいかな?」


 そこまで言われて、僕はようやくちゃんとした発言をする。


「えーっと、基本平日は補習あるから、日曜なら大丈夫なんだけど……」

「そっかー……」


 小鳥遊さんは、露骨に残念は表情を浮かべた……そして、再びパッと明るくなった。


「じゃあさじゃあさ!日曜日、朝から夜まで一緒に遊ぼ!ラウサンとかいこーよ!」


 その言葉を聞いて、僕は固まった。

 ラウサン。正式名称、ラウンドSUN。陽の者の集う場所。もはや光そのもの。クレーンゲームからメダルゲーム、カラオケ、バッティングにテニスやサッカーなどなど。友達と遊ぶならここ、というような感じの場所である。


「ダメかなぁ……?」

「う」


 そんな、上目遣いでうるうるした目で言われると、断れない。


「ダメじゃないよ、行こう」

「やたっ!」


 小鳥遊さんはこれ以上ないといった様子で喜んでいる。そんなところに、白撫さんがやってきて、恐る恐る、といった様子で言った。


「あ、あの、それ、私もご一緒できないでしょうか……」


 こちらもまた、うるうるした瞳で訴えている。


「うん、良いよ……あ、小鳥遊さん、良かった?」

「…………いーんじゃない?」


 あれ?小鳥遊さんが急に素っ気ない態度になっちゃったぞ?


「あ、なら俺も行きたい」


 今度は、春原君が乗ってきた。


「!!!! うん!いいよ!」


 それに、ノリノリで答える小鳥遊さん。なんだ、春原君と行きたかったのか。


「ダブルデートだね!」


 ……………………痛いってそんな目で見るなって。ごめんって僕なんかが一緒でごめんって。

 視線から逃れるように小さくなり、心の中で誤っていると、今度は翔太が割り込んできた。


「それ、俺たちも行くわ!」

「トリプルデートだよ!」


 そして次の瞬間、相模川さんが馬鹿みたいなことを言いながらぴょこっと、僕の机の影から現れた。なんだお前、忍者か。


「うんいいよ!諸々は、もう今日決めちゃおー!善は急げだよ!」


 こうして、突如僕の身の丈には合いそうもないイベントが始まった。なーにがトリプルデートだ馬鹿野郎。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


やあ、そこの君。僕の名前は村人B、バケモンマスターになる男さ!


ということでぇぇぇ!待たせたなぁ!

今日はぁ!寝てないんだぁ!昨日はぁ!お昼3時に起きたぁぁぁぁ!!


はい(冷静沈着)

遅れましたかもしれないです。

いやね、聞いてくださいよ。

書いた文字がサヨナラバイバイしたんですよ。もーダメですよね。そのまま忘れてたんですけど。

そして!課題の期限が迫っていたので鬼の形相でやってたんですよ。そしたら、期限延びたんですね。意味わかんねえよ。


という、そんなこんなのあんなどんなな僕でした。


ばいばいヾ(・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ