五十話 プロローグ
三行空白で視点変更です。
三章、始まります。
P.S.ちょっと変更しました。最初の方のセリフです。
やあみんな!僕の名前は一ノ瀬 良夜、ただの天才高校一年生さ!ん?なんだい君、そんなオトメの瞳をこっちに向けちゃって!あぁそうか、キミもボクに惚れちゃったんだね、アハ☆
まったく、仕方のないコだなぁ!あっは、あは、あはははははは……
「はぁ…………」
なんて、お気楽に言ってみたい人生だったぜコンチクチョウ!おうそうだ、僕こそが彼女いない歴イコール年齢の代表取締役みたいなもんだ!
もん、だよね?そう、だよね?そうと、言って欲しいなぁ……
「やった、また会えたね、りょーくん!今度こそ結婚しようね!もう絶対離さないから!」
「白撫さん、キミはどうしてそんなにもキレイなんだ!どうか、この俺と一緒に愛を育んでくれ!」
はぁ〜〜……
どうなってんだこれ。
そしてひとまずお前らは僕らから離れろ。
「おはよう」
「うぇいおはー」
「お、おはよう」
今日はテスト後初めての登校。僕はいつもより遅くに起きて、遅くに学校に来た。
すると、先に来ていた弱ウェイウェイ系の男子や普通の女子から挨拶されるようになっていた。何故だろうか。
そんなことを気にしながら僕は細々と自分の席に着く。
「おはようございますっ」
特にすることもなく時計と睨めっこしていると、白撫さんが歩いてきて、空いている前の席に座った。
「おはよう」
何か用事があってきたのかと思ったんだけど、白撫さんは右肘を机について右腕であたまをささえ、ふんわり笑いながら僕の方をずっと見ている。どうしたんだろうか。僕だってドキッとしちゃうよね!だって、可愛いんだもの!
そこで何をしているのか聞こうと思ったものの、どうもうまく切り出せない。
「あ、あのさ」
「えっと、白撫さん、どいてもらっても大丈夫かな?」
ちょうど僕が聞こうとしたところで、前の席の主が来てしまった。
「あ、ごめんなさい」
そう言って、白撫さんは自分の席に戻っていく。まったくもって不可解だ。
「なんだったんだろう……」
ただ、少なくともこの時には白撫さんへの想いが募り始めていたんだと、彼女なんていたことがない僕にも、わかった。
「不器用だな……」
「不器用だねぇ……」
私、相模川 未亜は白撫 まどかの友人として、また、召使いとして彼女のそばにいる。もう、かれこれ十年程は前からこんな関係だ。その過程で、まどかがどれだけ人と接するのが下手なのかを知っている。でも、最近良夜と関わるようになってからはよく笑い、感情を表に出すようになった。未だおかしくはあるものの、確実にコミニュケーション能力は上がってきている。でも、いや、流石にあれは……
「なんの行動だろうね……」
「意味わからんな……」
私たちには全く理解できなかった。あの様子だと、良夜も分かっていないだろう。っていうか、分かってたら逆に気持ち悪いまであるかもしれない。
これはあくまで推測だけど、先日の一件で良夜に強い憧れを抱いたんじゃないだろうか。そして、そこからくる近くにいたいだとかよく見たい、もっと知りたいなどの欲求に従ってあんな行動をしたんだろう。
以前にはああいうことは滅多になかったから、まどか自身がどうしたらいいのかわからず、本能に従ったのかもしれない。なんて可愛らしい。
チラッと隣を盗み見ると良夜の親友である吾野 翔太もまた、同じことを考えていたようだ。
私達は向き合うと、ガシッと手を組んだ。
「「じれったいからさっさとくっつけよう」」
ご主人にも頼まれているし、まあ問題ないだろう。さっさとくっついてさっさとABCまで済まして仕舞えばいいのだ。既成事実さえできればこっちの勝ちなのだから。え?順序?時間?愛情?ごっめーん、未亜ちゃんまだお子様だからそーいうのわっかんなーい!
とは言ったものの、実際俺にはあまり案がない。いや、彼女くらいいたことはあるし、デートくらいはしたぜ?でも、そん時はまだ純情ピュアピュア星人だったからキスとかそっから先なんて全然考えてなかったんだよな。まあ、身ぐるみひん剥いてくっつけりゃどうにかなんだろ。
でもいきなりそういうことをしちまってもかえってぎこちないだけでどうにもなんないだろうから、そうだな……俺と未亜を含めた四人で遊園地でも行くか?こっちはこっちで表面上だけイチャついて、向こうもそういう感じにさせる。そしてそのタイミングを見計らって俺たちは退散。これでカップル成立はまちがいねえ。やだ、俺ってば天才だ!
早速この作戦を未亜と共有しなければ!
何故でしょう。一ノ瀬君を見ていると、なんだか呼吸不全を引き起こしてしまいそうになります。今度のお休みに、未亜に言ってから病院にでも行きましょうか。それにしても……
「はぁ……」
自然と一ノ瀬君の方を向いてしまいます。私の首はどうしてしまったのでしょう?あ、一ノ瀬君がこっちを……
私は特に何も考えず––––いえ、なんでこんなにポカポカするんだろうとかは考えていましたが––––小さく手を振ります。すると、一ノ瀬君も手を振り返してくれました。
目があっただけで、どうしてこんなにも心臓の拍動が強くなるのでしょう?やっぱり病院に行ったほうが……いえ、なんだか心地いいのでこのままにしておきましょう!それより、気を抜くと近づいて行ってしまいそうなので、自分を抑制しようと思います。もうすぐで授業も始まりますからね。
そう、私はこの症状の原因がわからないものの、ずっとこれが続くと思っていた。でも、たったあれだけで、あそこまで黒いものになるだなんて。
KOKOMADE読んでいただきありがとうございます。
むぅぅぅぅぅぅぅ
らびとびーです。
始まりました三章。プロットをいくつか書いて(というより一行で三十字くらいにまとめて)そこから選んだストーリーです。この人ら、なんでもやりそうで行動がさだまらないんですよね。さだまさしですね。
まあ、前に書いた作品自体のプロットを完全無視していたので、今回もそんなに機能しないんでしょうけどね!
ということで、こっから三章です。
ブクマ評価とかなんやかんやあれやこれやどーたらこーたらあーだこーだいろいろよろしくお願いします!
じゃあ、今回はここまでです!
村人Bでした!
ばいばいヾ(・ω・`)




