表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

反抗期の息子に殿下の処遇が良く効く

あら?貴女も王妃様の園遊会に??

私?出産して王都から離れていたのだけれど王妃様の園遊会が開かれるのと()()があって戻ってきていたのよ。


心配無さらないで夫婦仲なら問題ないわ。

王都に戻って来たのは夫婦喧嘩では無く長男がね…

ほら、ちょうど難しい時期で…反抗期と言うのかしら?


『こんな勉強しても意味はない。』

『なんの為の勉強なんだ!』

注意すると『それは貴女の価値観ですよね。』

…とか言い始めて。


そこに王妃様から園遊会の招待状が届いたので長男を連れて王都の実家に挨拶がてら少し早めに出てきたの。

真面目に勉強しない人の顛末はアレですよ、と第一王子を見せたらよほどショックだったらしくずっと黙ったままよ。


王妃不在の夜会で第一王子は王妃お気に入りの婚約者を冤罪で断罪しその夜のうちに南辺境にいる王弟の妻として王都から追放する騒ぎを起こした。

慌てて王都に戻った王妃が悪鬼の如く第一王子に掴み掛かり凄まじい力技で髪を毟った…それも抜かれた一部は()()()()だったと聴いたわ。

自身のお腹を痛めて産んだのに可愛さ余って憎さ百倍だったのかしらね。

王子の顔は恐怖で歪み、その夜以降も以前の美しい面影は戻っていないそうよ。

抜かれた髪も毛根に致命的なダメージがあったのか斑にしか生えて来ない有様だと言うわ。


王位継承権は剥奪されたが王族としての籍は何故か抜かれなかったそう。


毒杯が賜われない代わりに与えられたのは魔法強化硝子で作られた()で王都の広場から()()()()()に硝子の檻を設えたのよ。

この魔法強化硝子が厄介らしくて強化硝子なので投石や打撃程度では割れない造りになっているの、まぁ隕石やドラゴンのブレスに対しては流石に耐久に問題があるかも知れないけれど…。

これに加えて『魔法』が付加されていて中の元王子の声は漏れ聞こえない造りになっている一方で外の音は些細な物も拾って中に聞こえる造りになっている訳。


投石・暴言はぶつけ放題で反論できない仕様なのよ。

王位継承権を剥奪したけとあえて王族の籍を抜かずに民へのサンドバッグとして硝子の檻で生涯を過ごす。


真面目に勉強せず遊び放題だった者の末路だと息子に見せたら震えていたわ。

硝子の檻でひたすら保管期間を過ぎた帳簿を刻んだり王族が使う封筒を折ったりする作業を延々と繰り返し少しでも休むと広場にいる酔っ払いが『働けー!』と言って空の酒瓶を投げつけるの。

さすがに息子もマズイと思ったのかしら?今日は文句を言わず書き取りをしていたわ。


あら?貴女まだ硝子の檻を見ていないの?

園遊会の会場からは見えないけれども会場に着くまでに近くを通ると思うわよ。

そういえば、原因となった平民の特待生は未だに行方が分からないらしいわ。

元王子を見捨て逃げた平民など王宮の騎士団も真面目に探さないとは思うのだけれど…。


話が暗くなってしまいましたわね。

そういえば園遊会の会場から王妃様の薔薇がよく見えるらしいのだけれど今年は()()()()()()()()()くらい見事な花をつけているらしいわ。

きっと良い肥料をいれたのね。

次回、ヒロインに戻り

『副作用に責任を持てません。』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ