Infiltration history
ポトマック川
セイバーの森の木々を利用した簡易的なボートに乗り、川を登っていた。
「まさかこんなボートまで作れるとはな・・・」
サディアはボートの完成度に感心しながらも少し引いていた。
「そりゃオンボロボートに乗ってたら不審でしょ?ハリボテでも見た目がレジャー仕様なら不審に思う奴は少ないでしょ。とは言え、川は空があっぱっばーだから出来る限り端を通って行くよー」
そしてボートは川を登る。モーターボートのような加速を見せながら。
「差し詰め、流動機械エンジンと呼んで良いのかしらね・・・」
テレサも引いていた。ボートは完成したがペンタゴンは上流にある上かなりの距離がある。オールを使ってもかなりの時間を要する。なのでセイバーはボートを後ろからバタ足で泳いで押していたのだ。
「ぷはー!」
「逆に目立ちそうだなこれ・・・」
「あぁ」
サンディもダニエルもボートの後ろから下を眺めていた。
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程なくしてボートはペンタゴンの近くに着岸した。
「アレか」
サディアは双眼鏡を持ちペンタゴンから流れる排水口を見つけた。
「かなりの水量ね、アレを鯉みたいに登れって?」
「残念ながらそゆこと。今現在最も潜入で最速な方法がそこを通る事。まぁ安心してよ。私が先に行ってロープ垂らすからさ。みんなはそのロープよじ登って来て」
「しんど〜・・・俺泳ぐのはダメなんだよなぁ」
ダニエルは絶望したかのような顔で項垂れた。
「泳ぐ訳じゃないからいいじゃん。んじゃ、行ってくるよー。みんなはそこで待機しててね」
セイバーを眺めるとトビウオのように水面から飛び上がって、水が出ている筈の排水口にまるで吸い込まれるよう入って行った。
しばらくするとロープが流れてきた。
「よし、俺が先に行く。もし息が続かなくなりそうだったら合図を送れ、2回ロープを叩くんだ。そうしたら救助に向かう」
「「「了解」」」
サディアが先行で向かった。
「次は私が行くわ」
テレサも続いた。
「・・・なぁ、サンディ。テレサさんって元CIA長官だよな?アグレッシブ過ぎないか?」
「兄さん曰く、休みの日は専らフリークライミングしてるくらい身体を動かすのが好きなんだってさ。それよりダニエル、先行くか?」
「いや、俺は多分一番遅い、先に行ってくれ」
サンディもロープをつたって水流を登っていった。
「さて、俺も行くか・・・え、行けるの?いや、落ち着け。泳ぐんじゃ無い・・・ただ単に水中のロープを登るだけだ・・・いや無理!!」
ダニエルは身体を半分程川に浸けると思った以上に身体が動かず慌てた。
(どうするダニー!?ロープ叩くか!?いや、ここは男を見せろダニエル ノースウッド!!頑張れダニエル!!やるんだダニ・・・・・)
ダニエルは頑張ってロープにしがみつき登ろうとした。しかし、ふと視線を上に上げた瞬間にダニエルは川へと飛び込んだ。そして何度も何度もロープを叩いた。
(やっべぇぇぇっ!!上にロバート議長がいた!!軍のトップがなんでいんだよ!!ここで何してんだ!?って、それより息がやべぇ・・・けど、ここで上に上がる・・・訳には・・・)
ぐいっ!!!
その時、ダニエルの掴んでいたロープが凄まじい勢いで引っ張られた。意識が朦朧としかけていたダニエルだが、ロープを掴む手は緩めなかった。ダニエルは一気に排水口へと吸い込まれた。
「ぶふぁ!!!げっほ!!がほ!!!」
ダニエルは引っ張り上げられる勢いで水を多く飲んでしまい。引き上げられた後それを吐き出した。
「はーいちょっと背中叩くよー」
そのダニエルの背中をトントンとセイバーは叩いて援助する。
「あぁ、ありがとセイバーちゃん・・・うぉぇ」
「大丈夫?すんごい勢いで叩いてたけどさ」
「その事なんだがよ、排水口の上んとこにロバート議長がいたんだ。んだから俺は慌てて潜ったんだ・・・なんであんなとこにいるんだよ制服組のトップが・・・」
ダニエルは見たままの事を伝えた。そもそもこの排水口は基本的に人は寄り付かない場所にある。にも関わらずその場所に最も似合わないであろう男がいたのだ。
「ロバート議長が?そもそも彼がここに今日来るなんて聞いてない・・・リチャードが呼んだのか?セイバー、分かるか?」
サディアはテレサに外の様子を確認させた。
「あらら?あれー?ぐしぐし・・・うーん、目が疲れてんのかなぁ。今サーモグラフィーモードで外見てるけど、なーんにもいないよ?飛んでる鳥とかは反応してるけど、この上に人間の反応は無いねぇ」
セイバーは目を擦りながら上を見上げた。
「緊張し過ぎて幻覚でも見たんじゃないか?」
サンディは少し場を和ませる為に軽い冗談のノリで語り、ダニエルに手を差し伸べた。
「あー・・・そうだったんかな〜、俺泳げねぇからよ。変に緊張しちまったのかも・・・悪いなセイバーちゃん、また助けてもらっちゃった」
「どーいたしましてー!」
セイバーは相変わらずあざとくポーズを取る。
「けどよりによってなんで統合参謀本部議長なんだ?あんなんテレビでしか見た事ねぇぞ?」
ダニエルはサンディの手を取り、濡れた服を絞った。
「もしかしたら、わたしたちの指名手配のニュースが流れてた時に映ってたからかなぁ?それが緊張で見つかったかもしれないって錯覚起こしたのかも。さて、結局は大丈夫そうだし、作戦続行と行きますか!みんなー、こっからは常に臨戦体制で行くよー!武器は持ったね!!」
ダニエルとサンディはテーザーガンを構え、サンディ、テレサ、そしてセイバーは森の木から作り出した小型の弓矢を取り出した。
「俺の記憶が正しければ、アーリントン墓地のようなサーバーがこの奥にあった気がするな」
サディアは記憶を頼りに道を進む。
「プロトタイプ型サクリファイス。この国のあらゆる情報を知る事の出来るスーパーコンピュータ。さっきのあそこであれだけ排水してるのから察する通り、アレはこの国でまだまだ現役稼働中だよ。ほら、あの子はこの扉の先・・・けど今回はここに用は無いね。必要なのはEMP兵器。アレは地上の研究室の保管庫にある。さてと、こっからは時間との勝負だよ。サディアちゃん。地図は頭に入れたね?」
「あぁ、制限時間は一分。その間に一気にここから地上へ昇り兵器を奪取及び起動する。相変わらず無謀だとしか思えないな」
そう言いながらもサディアは腰に差した矢を一本取り出して弓にかけた。
「計算上はギリギリだもんねー。けど計算が可能なら成功確率は0じゃない。なんなら計算不可でも0にはならない。だから信じてるよ、この作戦は成功出来るってさ。さ、今しがたペンタゴン上空のドローンを一機ジャックした。そいつを今から落とす。その混乱の瞬間が狙い目・・・カウント3で行動開始、3、2、1、0!!!」
ズゴゴォォォッ!!!
上から地響きが鳴った。その直後に警報がこの地下にも鳴り響く。
「ゴー!!!」
サディアは一気に地上への階段を登る。
「クリア!!」
そしてテレサは慣れたようにサディアの背後に周り後方の確認をしながら前進する。
「ロックシステムジャック!!解除!!」
鍵がかかってるドアはセイバーがジャックし解錠していく。
「あそこだ!!見つけた!!」
ダニエルが指差した先、窓ガラスの向こう側に鍵の付いた箱のような物があった。
「作戦時間残り20秒!!周囲に敵反応無し!!サディアちゃん!!ロック解除!!」
「あぁ!!」
セイバーがその部屋のロックを解除した。だが、その時だ。
「っ!!!誰だ!?」
サディアは突然弓を引いて構え、EMPの置いてある方へと向けた。
「え?熱反応は・・・あれ?僅かにある・・・けどこれ、死にかけの」
サディアが弓を向けた先。そこには真っ白だった白衣がただ真っ赤に染まりぐったりと倒れている男がいた。
「な、なんだこれは・・・おい!何があった!?」
サディアは弓を降ろした。テレサは咄嗟に周囲のクリアリングを開始する。
「ハミルトン長官が・・・突然みんなを、全員・・・殺された・・・誰も外に出られず・・・私は・・・見た・・・奴の近くに・・・新兵器・・・サ」
「死んだ・・・サディア!!早く起動して!!」
セイバーが叫び、サディアがEMPのキーに手を伸ばした。
ダダダダダッ!!!!!
「くっ!!」
そのすぐ真上を弾幕が通った。
「おいおいなんじゃこりゃ・・・」
ダニエルが引き笑いしてテーザーガンを降ろした。
「こいつら、何処から?」
サンディも驚きのあまり同じように手を下ろした。
「え、あれ?あれ?トントン!!熱センサー異常無しなんだけど、なのに・・・熱センサー反応しないんだけど!?」
セイバーは頭を叩いて自身のチェックをしたが、異常は無い。にも関わらず、まるでここにテレサたちがやってくるのを分かってたかのように突然武装した軍人たちがテレサたちを取り囲んだ。
「みんな、死んでる・・・セイバー!!サイの反応は!?」
「・・・真横!!251メートル先!!ハミルトンの部屋・・・っ!!こっち、見てる!?しかもあれは!みんな伏せて!!!
ズガガガァン!!ズガガガッ!!!!!
軍のアサルトライフル乱射された。
「おいおいおいおい!!なんなんじゃこりゃよ!!」
ダニエルが頭を抱えて地面に伏せる。
「サイのバカ!!あいつ何してんの!?コレの正体が分かった!!こいつら!!サイがここのみんな殺してその死体に流動機械流し込んで操ってる!!つまりゾンビだよ!!あいつ!この数時間でアメリカ軍を壊しやがった!!そんで!サイは流動機械の応用でリチャードに成り変わってるっぽい!!サーモグラフィーの熱反応がサイとリチャードが一体化してる!!」
セイバーは思いっきり頭を抱えた。この事態はセイバーのどの計算にも起きえなかった事だからだ。
「何でそんな事を!!まさかつまりはあれか!?SF映画のように奴は自我を持ち!人類に攻撃を開始したと!?」
「相変わらずサディアちゃん冴えてるぅ!!多分今んとこ予測できるのはそれ!!一昔前のAIちゃんだっていつかAIは自我を持ち人類に攻撃をするって予測してたくらいだしね!それで何をするつもりなのかは分かんないけど!!さて、とりあえず解析完了!!サディア!足を射って!!矢が刺されば身動きが取れなくなる!!そんでテレサが腕を射って武装解除させて!!そしたら敵さんの武器奪って応戦!!罪ない人だからだなんて考えないでよ!?この人たちはとっくに死んでるんだから!!」
その言葉を聞いたテレサは飛び出して矢を放った。1人がその衝撃で倒れる。
「サディア!!」
テレサに続いてサディアも矢を放った。矢は倒れた腕に当たりそいつは銃を落とす。すかさずそこへテレサが滑り込みアサルトライフルを拾い上げた。そして一瞬で構えて数人を一気に撃った。
「みんな拾って!!」
倒れた数人からサンディとダニエルもアサルトライフルを拾い上げる。
「くそ!!さっき見た長官は幻覚じゃなかったのか!!だったら、今この国の軍は実質崩壊してるって事か!?ってなったらよぉ!!ホワイトハウスは!?」
ダニエルは構えながら最悪の事態を想定した。
「サイのバカの目的が何にせよ、あいつの魔の手はじきにホワイトハウスに迫る。そうなったら最後、大統領の権限が奴に移り、世界への核戦争が起きちゃう・・・ここで何としてでも止めないと。こんなの誰も望んでない」
セイバーはいつもの明るい飄々とした表情ではなく、思い詰めた顔つきに変わった。
「セイバー、あのEMPの作動手順は?」
テレサはマガジンを並べて置いた。サディアは牽制で銃をあちこちに撃つ。何発かは当たり屍は増えていく。
「あの子のセキュリティのほぼ全ては突破してる。けどペンタゴンもわかってるのかねぇ。最後はアナログなシステムになってる。あの挿さってるキーを回さなきゃダメなのよ」
セイバーはチラッとキーの方向を見る。
「けど、敵さんもそれが分かってるのが現状。手を出させないように厳重に守ってやがる・・・」
サンディは指を噛んだ。
「ちっ!!んで元凶は呑気に椅子に座ってこの様子を眺めてるってとこかよ。時間さえ稼がれれば今のあいつなら、あの場所からホワイトハウスを陥落させちまいそうだからな!!」
「その通りだよダニー!!だから時間がない!!私があいつら引きつける!!その隙に誰かキーを回して!!そんで!それと同時にサイの方に向かってアレ撃ち込んで!」
「了解だ!!俺とテレサでサイの方へ向かう!!サンディとダニエルはキーを回せ!!カウント3!2!1!!ゴー!!」
サディアが先陣を切って飛び出した。その後にテレサも飛び出しその後ろからセイバーが超高速で矢を放つ。テレサたちを狙う者だけを判別しバンバンと矢を放った。テレサたちはこの空間を突破し、通路へと飛び出した。
「さーて!!弓矢はおしまい!!こっからはトリガーハッピーの時間だよ!!」
セイバーは飛び上がりながら銃を拾い上げ、そのまま身体を空中で回転させながらその銃をフルオートでぶっ放した。
「今だ行け!!」
「ゴー!ゴー!ゴー!!」
サンディとダニエルはそれぞれに指示を出しながら進む。
「っ!?サンディ!!お前が回せ!!」
ダニエルは何かに気が付きサンディに進むよう指示を出す。
「あーもー!!数多すぎ!!このバカサイ!!あんたわざとやってんでしょ!?視神経とかジャックして見てんでしょ!?的確に邪魔しちゃってからにもー!!分かった相手してあげる!!あんたとわたしの知恵比べをさぁ!!」
セイバーはアサルトライフルを2丁腰に構えて乱射した。
一方、テレサたちは通路を進む。だが、この通路にも敵は湧いて出てくる。
ズガガガァン!!!
「うおおおおおっっ!!!」
サディアが雄叫びを上げながら進む。
「あの部屋よ!!もー!!あんなに近いのに近づけない!!」
テレサは影に隠れながら銃撃戦を繰り広げる。
「奴め遊んでやがるな!この!あまり人間を舐めるなよべべちゃんが!!その舐め腐った脳みそひん剥いてやろうか!!」
余りにもしつこい迎撃にサディアも苛立ちを露わにした。
「サディア!!悪い癖!!あいつ分かっててやってる!!ここはもう大胆に!!その昔!日本兵には蜂の巣にされても頭を撃ち抜かれても戦い続けた猛者がいると聞いた!!あんたも祖先に日本人の血があるなら行けるんじゃない!?」
「賭けに出たなおい!!だが!!今はもうそれが最終手段だな!!行くぞ!!!」
サディアはアサルトライフルを、テレサは両手にハンドガンを握り直して突撃した。
「あと少しなのに!」
サンディはセイバーの支援の元、EMPのキーの目の前にまで迫った。しかし、近づけば近づく程弾幕は激しくなりサンディの行手を阻む。
「くぅ!!腕が足りない!!!ならせめてミニミでもあればさぁ!撃っても撃っても起き上がりやがってもー!!関節とか千切れたんだからその状態で立たないでよ気持ち悪い!!」
「だったら!!その関節ごと吹き飛ばしちまえよ!!」
ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!!!!!
部屋中に明らかに重たい銃器の音が響く。その弾丸たちは周囲の者たちを最早肉塊に変えていく。
「セイバーちゃん!サンディ!!戻ったぜ!!」
ダニエルだ。彼は何処からかブローニングM2重機関銃を引きずって持ってきた。
「ダニー!?何それ!?何処にあった!?」
「ハイスクール時代に社会見学でここに来てよ!!そん時迷って武器庫に入っちまったんだ!!ここの景色そん時と似てたからよ!!やっぱあったぜ!!」
「わたしの地図データに無い!!秘密の保管庫だ!!ダニーお手柄!!ちょっと借りるよ!!ダニーは伏せて!!」
ダニエルは言われるがまま地面に伏せた。セイバーは機関銃を脇に抱えて掃射を始めた。的確にぶち当ててどんどん道を切り開く。
「サンディ!!」
「うぉあああ!!!」
サンディはキーに手をかけた。
「うぉあああ!!!」
「うりゃああああ!!!」
サディアとテレサは防御をかなぐり捨て前進のみ進めた。弾丸があちこちを掠る。
「なんのその!!致命傷以外は怪我じゃない!!!!」
ダダダダダダッッ!!!!!
テレサたちはこの人海を乗り越え、サイのいる部屋の前にたどり着いた。そして、そのまま突進する。しかし、
「開かない!?」
そのドアは、蹴破れなかった。
『ここのドアは私がアップグレードしておいた。前のはセキュリティが甘すぎたからね。狙いはEMPだろ?私を止める最後の手段だ・・・どうにもセイバーたちはそれを発動してしまいそうだね。けど、それで私を止められるのはせいぜい数十秒。それまでここを閉じておけば私の勝ちだ』
ドアの向こうからサイの声が聞こえる、
「勝ちだと!?貴様何をするつもりだ!!」
『私のアップグレードだ、現行のこのボディは限界がある。セイバーのボディは良い。あのEMPも効かないからな。まず手始めにあいつのボディを貰う。そして私は新たな人類を創るんだ』
「この!!この!!何で開かないの!?」
テレサはサイの話を無視してドアに突進を繰り返した。
『私の野望を聞いてないな・・・まあいい、少し眠るよ。EMPが発動するまで後・・・っ!?』
「そこどいてぇ!!!!」
テレサとサディアは咄嗟に伏せた。その直後、ドアが粉々に砕け散った。それと同時にサディアは再び起き上がり突入を開始。再び弓を取り出した。
サディアの遥か後ろ。そこにはカールグスタフM4を担いだセイバーがいた。
『あんな装備・・・何処に!』
「人間は隠し事が上手いの!!回して!!!」
サンディはキーを回した。その瞬間、あたりに電磁波のような波長が飛ぶ。
「その姿に全てを集約したのが間違いだったな!!!!これで終わりだ!!!」
サディアの手には弓と矢かある。しかし、その矢にはあるものが括り付けられていた、USBだ。そして矢も一本だけ特殊な素材で矢を作ってあった。竹を素材にした矢、しかもただの竹ではない。竹の炭を使った矢だ。
「エジソンちゃんが発明した竹のフィラメント・・・あんたのボディにこのウィルスデータを送り込むのに最適なのはその時と同じ電圧と電流なんだよねぇ」
『っっ!!!!』
サディアは矢をサイに向かって放った。




