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つながらない物語  作者: 半信半疑
10/31

10 最終日の悲劇

 いっそのこと、暴力的になれればよかった。

 紫色した芋のごとき粉末をばらまき、場違いなカップルを抹殺。


「先ほどの発言はすべて嘘であります」


 何にでも牛乳を注ぐなんて冒涜的な行為を見過ごすはずがないと、裸足のメロスは王と手を組んだ。


「どうしてだ! どうして石をそんな風に使うことができる!」


 しかし、彼の叫びは海底に沈んでいった。誰も助けてはくれない。

 勇者はさぞ歪に見えたのだろう。一般ピーポーにとって、その一歩はあまりにも大きかった。


「福の神は過労死しました。年末年始に煩悩が集中しすぎたのです。新しいものを選定する必要があります」

「生贄ですか?」

「生贄です」


 力強い肯定であった。

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