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10 最終日の悲劇
いっそのこと、暴力的になれればよかった。
紫色した芋のごとき粉末をばらまき、場違いなカップルを抹殺。
「先ほどの発言はすべて嘘であります」
何にでも牛乳を注ぐなんて冒涜的な行為を見過ごすはずがないと、裸足のメロスは王と手を組んだ。
「どうしてだ! どうして石をそんな風に使うことができる!」
しかし、彼の叫びは海底に沈んでいった。誰も助けてはくれない。
勇者はさぞ歪に見えたのだろう。一般ピーポーにとって、その一歩はあまりにも大きかった。
「福の神は過労死しました。年末年始に煩悩が集中しすぎたのです。新しい神を選定する必要があります」
「生贄ですか?」
「生贄です」
力強い肯定であった。




