161 林間学校の帰り
林間学校が終わり、琥珀の元に行くとナチュラル暁斗くんフェイスで爽やかに微笑んで一緒に並んで帰る。こうして琥珀と帰る時間が心地よい。
「終わったね〜」
「そうだね。楽しめた?」
「うん!黒華ちゃんとクラスで回れて楽しかったよ〜」
「そっか、良かったよ」
その言葉に思わずホッとする。前の琥珀のような思いをさせなかったとそれだけは本当に胸を張れる事実だ。
「それに……こうしてあっくんとも思い出作れたし」
「えへへ」と微笑みながら繋ぐ手に視線を向ける琥珀たん。ふぉおおおおお!可愛すぎんだろうが!ちくしょう最高だよ琥珀は!そんな琥珀不足からくるあれこれでおかしな思考(いつも通り)なるが、こうして無事に帰ってこれたので本当に良かった。
「あ、そうそう。あっくん。黒華ちゃんバス凄く弱いんだって。さっきは大丈夫そうだったけど、お家に帰ってゆっくり休めるといいよね」
ふと、そんな事を言う琥珀。友人を慮るこの優しさ……この子は天使か女神様だね!絶対そう!
「琥珀のそういう気持ちと気遣いで浪川も救われてるよ」
「そ、そうかな?」
「俺もそうだし」
そう答えると「にへへ……」と恥ずかしそうに微笑む琥珀。もう可愛さ天元突破だよ!もう大好きマジLOVE。今すぐ抱きしめてよしよししたいけど、ここでやると琥珀も少し恥ずかしいだろうし、それに見せないようにしてるけど、林間学校の疲れもあるだろうから今は我慢。大丈夫、焦ることは無い琥珀は逃げないし俺は絶対琥珀から離れない。
「あっくんは林間学校……楽しかった?」
ふと、そう聞かれて俺は少し考えてから勿論と答えた。
「琥珀と居られた時間凄く楽しかったよ。それに一晩でももう離れたら凄く寂しいって分かったし」
「……うん、私もだよ」
「だから……今夜は一緒に寝ようか。約束通りにね」
「……!うん!」
嬉しそうな琥珀たその笑顔に俺の心は洗われるようだった。この1泊2日、隣に居たのがあの川藤だったせいで余計にそう感じる。あれの汚れ具合を見るとくっきりする俺の琥珀たんの驚きの白さ!もう白さってか無垢さだよねこれは。最高にキュート!
そんな感じで林間学校から帰ってその日の夜は琥珀と添い寝をした。これがないともう俺眠れないから琥珀なしでは生きれない体にされてるねぇ……いいこととだ。琥珀が居ない世界に価値はないし俺は琥珀と共に今度こそ生きてみせる。絶対琥珀を守る。
可愛い幼馴染の恋人をベッドで薄目で眺めつつそう誓う俺は……少し滑稽だろうか?琥珀が可愛いから仕方ない。可愛いはジャスティスだし。




