160 林間学校終了
バードウォッチングで琥珀成分を少しだけまた充電できた。それでも足りないと思いながら朝食を食べてから片付けをして付近の掃除をしてから今回の林間学校最後のイベントが始まる。とはいえ実の所これはあってないようなものだ。
昨日のスタンプラリーの時に寄れなかった場所などを少し巡っているだけの本当に簡単で退屈なやつなのだが、やってます感を出してそれなりに見てまる必要があるのだろう。大人の事情ってやつだな。
最初の時はなんでわざわざこんなの見て回るのやらの思ったけど深く博物館などを知るとそれなりに歴史を感じて楽しめるのかもしれない。そんな事より俺は琥珀に早く会いたいのだが、如何せんこの後はバスに乗って学校で林間学校の終わりの式をやってから帰るだけ。本当に何もイベントないようなものなんだよね。だからこそ早く終われと切に願う。
「なぁなぁ暁斗。因習村ってなんか響きエロくね?」
……神様。隣のアホと琥珀たんを入れ替えこのアホをその因習村とやらに連れてって酷い目にあわせてくれ。それくらいしないと分からないだろうから。
「そのワードいつ出てきたんだよ」
「え?俺の頭の中でパッと浮かんだやつだけど?」
「なお悪いわ」
何故にそんなワードばかり覚えてるのやら。少しは勉強に頭を回せばこんな悲惨なことには……回せないよなぁ川藤だもの。
「にしても退屈だな」
「それには同意見だよ」
「抜け出してエロ本屋さん探すか」
山奥にそんなものないし、そもそも買えないだろうが。と言うのすらダルい。
「川藤」
「おう。行くか?」
「ああ。地獄にな」
「殺される!?俺、暁斗に殺されるよー!」
ギャーギャーうるさいアホを引きずって、バスに戻ると途中で琥珀を一瞬だが目視した。小さく手を振る琥珀に俺も返すが、それだけで可愛いの反則じゃね?反則じゃないよ琥珀の可愛さはルールだ!(ドン!)。そんなアホなことを考えるくらいには、少しだけメンタルが回復したがまだ足りない。
バスで学校に戻るまでも川藤が隣でうるさかったがそれをスルーしてバスは学校に着く。
「これにて林間学校を修了する!」
そんな教師の声で俺は……ようやくこの長かった林間学校から開放された。色々と琥珀とのイベントを楽しめた時は楽しかったけど、それ以外で会えない時間がこんなに辛いとは……もう絶対こんな事ないように対策が必須だな。そう思いながらようやく終わったと帰る生徒達をかき分けて琥珀の元に向かう。琥珀成分が足りないんだ!琥珀please!




