139 贅沢な時間
(ृ˘꒳˘ृ )ु
夏と言えば、海や山。最低でもプールくらいは行きたいものだ。そして、普段の俺なら迷うことなく琥珀の水着姿を拝みたくて無理やりプールか海へと行く手筈を整えたかもしれない。
いや、あるいは、琥珀の水着姿を他の男に見せたくなくて水着だけ買って部屋で着てもらいたいと願うのが俺らしいのかもしれない。
そんな俺が、今現在どっちも行く予定が無いと言えば疑問の声は大きいだろう。分かる、分かるぞ。琥珀の水着姿絶対尊いから、見たいって気持ちは分かる。
所謂、学校指定のスク水ではなく、ビキニやワンピースタイプの水着を着た琥珀たんは、絶対にヤバいくらい可愛いだろうが、今年は行けないことになった。
理由はいくつかあるが、一番の理由は、琥珀を休ませてあげたいからだ。夏休みに入ってから、遊園地に今泉家本気への訪問、俺とのデートと友達との遊び。
声には出さないが、琥珀にとって色々あって疲れてるのが分かったからだ。
「すぅ……すぅ……」
現に、俺のベッドでお昼寝をしている天使様は物凄く幸せそうな顔をしていた。ついさっきまで本を読んでいたのにいつの間にかすやすや寝てるのだが、無防備すぎて思わず理性を試されてる気がする。
俺の理性はいつもギリギリだけど、寝ている琥珀を襲うことは多分ない。いや、もちろん可愛いし我慢してるのは本当だけど、琥珀の同意もなく襲うことは決してしない。
エロゲの主人公なら、襲ってるシチュエーションでも耐えてる俺は自画自賛ながら凄いと思われる。まあ、エロゲなんてやった事ないからイメージ的な話だけどさ。
そんな訳で、定番の海や山、水着シチュエーションは来年に取っておくことにしたのだ。まあ、ある意味山というかド田舎には行ったけど、琥珀としては祖母に感動してたのと、従姉妹達と仲良くなったくらいが思い出に残ってることだろう。
「うぅん……あっきゅん……」
……思わず漏れそうになった声を必死に押し殺す。あっきゅんってなに!?ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!可愛すぎかヨォォォォォォォォォォォォォ!!
……ごほん。取り乱しました。
寝言で俺を悶え殺そうとするとは……琥珀たん、恐ろしい子!でも、そこが可愛い!
恋人のお昼寝を見てるだけで、こんなに理性を試されてるのは多分俺くらいだろう。起きてても寝てても可愛いとか、琥珀さん凄すぎない?よし、俺もどさくさに紛れて手を繋いで寝るとしよう。そんな感じでちゃっかり隣をキープして琥珀を見ながらうたた寝をする贅沢。夏休み……いいね!
本当にすみません、今週の土日、明日と明後日なんですが本作の更新が難しくて……月曜日から頑張りますので、本当にすみませんカタ:( ;´꒳`;):カタ




