表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過去に戻れたので、いじめで自殺した幼なじみを助けて溺愛します  作者: yui/サウスのサウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

132/159

127 予言

(。-ω-)。o○︎

パァン!ダンッ!


床への踏み込みと、竹刀が当たった時の音が道場に鳴り響く。剣道というものを、なんとなくしか知らない琥珀には、初めての光景で思わず見入ってしまう。


竹刀が当たったり、床を踏む音は激しく、少し怖くも感じたが、それよりも、最愛の恋人の勇士にただただ見惚れていた。


「すごい……」

「ええ、手加減してるとはいえ、あの人の動きをしっかりと捉えてますね」


隣で見ていた暁斗の祖母である忍ですら、そう言うほどに凄まじいものだった。しかし、琥珀は少し引っかかって思わず聞いていた。


「あの、手加減って……あれでですか?」

「ええ、でもあの子はほとんど初心者でこれですから、本気でやれば中学の大会なんて余裕でしょうね」

「あっくん、やっぱり凄い……」


ボーッと熱の籠った視線を向ける琥珀。その瞳は恋する乙女で、暁斗の祖父である源蔵の方は眼中になく、暁斗のみを見ていた。


「まあ、あの子の場合、他の経験があるのかもしれませんが……ふむ……」

「お祖母様?」


しばらく考えてから、忍は声を落として聞いてきた。


「琥珀さん、もし、悪夢を見たら暁斗に報告してください」

「悪夢……ですか?」

「ええ、まだ当分先でしょうが……」


首を傾げる琥珀に忍は優しげな笑みを浮かべて言った。


「杞憂でしょうけどね。暁斗は頼られることが嬉しいので、甘えてあげてください」

「はい。でも、私、あっくんに頼ってばっかりで……」

「いいんですよ。だって、暁斗は貴方が隣にいることが何よりも嬉しいのですから」


忍としては、暁斗の気持ちも琥珀の気持ちもよく分かった。暁斗のように、ただそばに居て欲しいという気持ち、琥珀の助けられてばかりという気持ち、どっちも分かる。でも、それがすれ違う可能性は低いだろうとも思うのだ。


それくらい、2人はラブラブだし、それくらい2人の愛は深いものだからだ。


「そばに……私、あっくんのそばに居てもいいんでしょうか……?」

「暁斗はそれを望んでますから。それに、琥珀さんも同じ気持ちだと思いますが?」


その言葉に琥珀は頬を赤らめてこくりと頷く。そんな琥珀を満足気に見つめてから、未だに打ち合ってる2人を見て忍は呟く。


「……きっと、あなた達は幸せになれますからね」


楽しげな源蔵の顔と、必死ながらも、琥珀の気配を感じで何度か視線を琥珀に向ける暁斗。そして、そんな暁斗からの視線が嬉しくて微笑む琥珀という3人を見て忍は満足気な表情をする。可愛い孫の幸せを確信しながら。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] タイムリープ前の事を悪夢として見るって感じなのかな?琥珀ちゃんにはたとえ夢であろうと自殺までするほどのことだからキツいだろうね。いまは主人公がいるからいいけど
[一言] 更新お疲れ様です(^_^ゞ 良いおばあちゃんですね✨ 二人とその周り、そして、サウス先生の幸福を お祈りしています…。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ