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昨日の今日は今日の昨日  作者: はしたか みつる


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エピソード11:全員揃ってきのきょ / 1

 柚木と真珠、巳茶こと未散の3人で、エリア<楽園>で話した晩。フルメンバーのきのきょで、柚木は勇気を出して切り出した。今日はみんなに聞いてほしいことがある、逆に聞かせてほしいこともある。パルりんの名前できのきょにいる真珠が、聞いてあげたら?と発言してくれる。hitoは当然のように、いいよ!と言ってくれた。


 そして、柚木は話し始めた。どういう経緯で、きのきょに辿り着いたのか。──柚木は小学校に上がるまでは、活発な少年だった。幼稚園ではいつも駆け回って、怪我の絶えない子供だった。そんな日々が、小学校に上がってからも続くのだと、柚木自身も、両親も、祖母もそう思っていた。いじめが始まるまでは。


 柚木は元々、女の子だと間違われるほど、女性的な容姿をしていた。その容姿をからかわれ、集団登校からも外されるようになった。そして、学校に行けなくなった。いじめで不登校になった、よくある話といえば、よくある話。しかし、当事者としては、何とも理不尽な話なのだ。中学は授業に1回も出ず、ギリギリの成績で高校に進学した。


 しかし、高校にも行けなかった。引きこもりになった。それは柚木の中での負い目で、しかし、学費を負担している両親には、申し訳ないとか、あまり情が湧かなかった。何故なら、柚木の両親は随分前から海外に行ってしまって、帰ってこないのだ。仕事の都合で帰れない。その言葉を何回聞いたか。祖母だけが、柚木の支えだった。



 深雪<僕の訳はそんなところです。祖母の支えがなかったら、僕は生きていけません>


 hito<それでも、いいと思うけどなぁ。いつかの日までに、深雪君が変わればいいだけだよ>


 深雪<……あの、皆さんの訳も、教えてもらえないかなって、今日、きのきょに来ました>



 深雪の発言に、ログは流れず止まった。そして、hitoが<深雪君に訳を話したことある人、いるー?>と発言してログは動いた。



 かほり「アタシはざっくり話してるわよー」


 戸羽乃「俺はこの前、話した通りだよ」


 kanapo<私もざっくりー>


 パルりん<あたしも今日、ざっくり>


 hito<え、じゃあ、話してないの、俺だけ!?いや、巳茶さんは話してる!?>


 巳茶<まぁ、ざっくりと……かな?>



 そして、hitoは話し出した。kanapoの話とかぶる部分はあるだろうけど、と、前置きをして。hitoはリアルでは、会社員だった。数年前まで、離婚する前の妻と、その間に生まれた娘……芳花と3人暮らしだった。しかし、前妻は浪費と男遊びの類が酷かった。高校に入学する前の娘を夜に街に連れ回したり、めちゃくちゃだった。

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