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27 赤い花

よろしくお願いします。



 朝露を浴びながら四人と剣が歩き出す。

既に朝食はエリオットが用意して、済ましている。

疲労回復を促す薬草、ボード。

滋養強壮のためにレールの干し肉を少しだけ。

そして干したコーンウォールの実。


 エリオットが言う、


「パステルナーク様、この森での戦いは再度?」


 それに答えてパステルナークが言う、


「分からない、森の中か、森を出てからか、都市へ入ってからか」


 続いてブランシュが言う、


「森の中じゃないと思うの、全く気配を感じないんだもの」


 エリオットは思う。

旅立ちの前に思った事。

イズーの念通力とブランシュの念動力。

今は、確信に近いものがある。

その逆であった。

イズー様の念動力は鍛えれば私を越えるであろう、その素質は充分にあるが、幼すぎる。

この子が本気で念動力を使えば、自己破壊に繋がるくらいの力。

そして、ブランシュ様。

途轍もなく遠いところまで感じ取れる念通力。

もしかしたら、この世界の果てまで? いや、過去や未来にまで通じることのできる力か、まさに神通力?


 そんなことを考えながら歩いていると、エリオットの前に出した足が、軽く浮く。

エリオットが踏み込もうとする力とは逆の方向に働いた念動力である。


「エリオット、花を踏んじゃダメ」


 エリオットが足元を見た時、小さな赤い花が咲いていた。

幼い念動力が、熟練の風の者の足を捉えた瞬間であった。


ありがとうございました。

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