ルミナとデート 1
端的に言おう。滅茶苦茶ミルに搾り取られました。
日向の三倍は絞られた気がする…
ミルはスイッチが入るとひたすら楓を求めるようで、楓もそれにのって頑張っていたのだがミルの体力が切れるのはもう何回戦やったのか分からなくなってからだった。
楓は楓で全く精力が尽きる事がない為全く問題はないが途中からミルの体が心配だった。しかしミルはそんなの御構い無しに、自分から楓を求めていた。
「ミル、そろそろ起きよう」
「ん〜もう少し大丈夫です〜」
そろそろ朝がやってくる為楓はミルを起こそうとするがミルはその前に裸のまま楓に抱きつく。
すると、あまり大きくはないが確かにあるその二つの柔らかいものが楓の胸あたりに直接当たる為楓は体を緊張させる。
「駄目だ、ほら起きよう」
「うぅ、旦那様の意地悪です。昨日はあんなに私を野獣の如く襲ってきて」
「人聞きの悪い事をいうな。それにミルも凄かったぞ?日向の三倍は絞られたよ」
「わ、私だって旦那様に甘えたかったのです!昨日は少し頑張り過ぎましたが…お陰様でまだ足腰に力が入りません」
ミルはそういうと昨日の日向を思い出したのか楓に向かって抱っこして〜と両手を楓に向かって差し出して甘える。
「分かったよ、先にミルの部屋に行って洋服を取って来てからだな」
楓はミルを昨日と同じ様にお姫様抱っこをしながらミルの部屋に向かう。今はそんなに急いでいない為ミルの体に大きいタオルケットの様な物を被せてミルの部屋へと向かう。
「着いたが一人で立てるか?」
「はい、ですが少し不安なので支えとして付いて来て下さると嬉しいです」
「分かった、まぁ今更着替えを見た所でってのもあるしな」
「そうですね、ではよろしくお願いします」
ミルはそう言って楓に支えて貰いながら部屋に入り素早く着替えを済ます。
「さ、旦那様お願いします」
「ミル、実は一人で歩けたりしないk…」
「お願いします!」
楓が全ていい終わらぬ間にミルは強めに楓におねだりをする。
楓はミルをジト目で見たがまぁいいかと肩をすくめてからもう一度お姫様抱っこをしてみんなのいる食堂へと向かう。
「やあカエデ、ミルおはよう」
まだ食堂にはアルしかいないらしく楓達の様子を見て温かい目をしながら朝の挨拶を済ます。
「おはようアル。すまないなお前に構ってやれなくて」
「おはようございます」
「僕は大丈夫だよ。この二日間は結構有意義な修行が出来ていたからね。神龍に勝てる様に頑張って力を付けているんだけど修行すればする程強くなるから修行していてとても楽しいよ」
「そうか、なら今度久し振りに一対一で模擬戦をしようか。どれだけ強くなったか見てやる」
「ドラゴンを前にそんな事を言えるのはカエデ位だね」
「そうか?他にも居そうだけどな」
「まぁ、居る事には居るんだけどあんまり会わない種族が多くてね」
「この世界って絶対魔族や人族より強いの多いだろ?」
楓は前から思っていた事をアルに聞いた。ナビちゃんに聞くと毎回『マスターなら一瞬です』としか言わない為全く参考にならない。
「いるね、人族や魔族って個の力よりも集団の力を重視した種族だからね。人族に比べると魔族はそこまで繁殖率が高いわけではないけどそれでも他の種族に比べるとだいぶ高いね」
「人族は数で勝負する訳か」
「そうだね、ぼくたちドラゴンなんていうのは幼龍が生まれてくるのは数年に一度だからね」
数年に一度しか生まれてこない為その分、個の力が人族の数百、数千倍高いわけだ。
人族なんて全てを見れば一日に数人は生まれている様だからな。その分死ぬ人も多い為人族の総数はあまり変わらないみたいだが。
ナビちゃんに聞いてもあまり教えてくれない事をアルに聞けて二人で盛り上がっているとすぐに日向とルミナも食堂に来て自分の席に座った。
「おはよう、楓くん」
「あぁ、体は大丈夫か?」
「うん、ありがとう」
楓はひとまず日向の体の調子を聞く。まだ調子が悪い様なら魔法を使おうと思ったが杞憂だった様だ。
さっきミルにも回復魔法を使うか聞いたのだがいらないと言われた。
彼女も今はその幸せな痛みを感じていたいらしい。
「おはよう、カエデ」
「おはよう、今日はよろしくな」
「こ、こちらこそ…」
最後にルミナと挨拶を交わす。ルミナは緊張しているらしく少し顔を赤くして楓に丁寧にお辞儀をした。
丁寧にお辞儀をされると楓迄恥ずかしくなってくる様で楓もぎこちなくお辞儀をする。
「カエデ、ぎこちないよ?」
アルが面白そうにそうやって楓に言う。
「いや、これはルミナが悪いだろ」
「え、私?」
「まぁ、いい。さっさと食べて今日はルミナとデートだ。いただきます」
「「「「いただきます」」」」
ちなみにこの「いただきます」「ごちそうさま」は楓と日向が癖でやってしまうのでそれならとミル達は楓達に合わせて一緒にこうして食事の前の挨拶をする。
朝食をとっている間楓はアルから、ミルは日向とルミナから昨日のことで質問責めにあっていた。
いや、質問責めにあっていたのはミルだけで楓はアルにからかわれていただけだった。
「あ、そうだルミナ。先にお前のステータスをいじりたいから部屋で待っててくれ」
「ステータスを変える?なにそれ?」
楓の発言に疑問で返すルミナであった。
前にもこんなやり取りをした様な気がするがそれ位ルミナは気になっている事なのだろう。
「まぁ、楽しみにしておいてくれ」
楓はそう言って笑うだけであった。ルミナは他の三人も何か知ってそうだったが特に悪い事ではないのだけはルミナでも察せられた為そのままみんなで朝食をとっていくのであった。




