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「おー!
魔術師じゃんか!
クリアぶりー!
元気にしてたかー?」
「勇者、元気にしてたも何もついこの間の事だよー。」
そんな声がどこからともなく聞こえてきた。
ふと魔王が私から離れ勇者の方へ向かう。
その強大な(多分)気配に(多分)気づいた勇者様御一行。
御一行というには人数足りないみたいだけど。
「おわっ!
魔王!
ここで会ったが100年目!今こそ積年の恨みを晴らさいでかっ!」
勇者様はそう言って腰に手を向けたけど、剣を持っていない事に気づいた。
「あ、ヤベ。」
あたふたしている勇者様を後ろにやり、
「クリアぶりですね、指揮官と姫様。そして、魔王?
これはどういう事かご説明願えますか?」
「ウラボス」
そう一言だけ告げ黙る魔王。
「あー!
魔王さんはご存知でしたか!
と、いう事は魔王さんも特典参加に?
あれ?でもウラボスってこれから交渉するハズなんだけどなー?」
「討伐」
また一言だけ告げ黙る魔王。
「えー!
まさか、まさかの討伐イベ、、、討伐隊ですかー!
あれー?完全に打ち合わせと内容が違ってきてるなぁ?」
よくソレで会話が成り立ってるなと思えるくらい会話が進んでる。
「コホン、ではご説明させて頂きます。
どうも私が聞いた話しとは大分、いえ、かなり変わってしまっているのでどこまで正しいのか現時点では分かりかねるのですが。」
そう言いながら説明を始めた。
内容は以下。
・姫様と(これ私)魔王はココには呼ばれていない
・呼んだのは勇者様御一行の4人
・このだだっ広くて真っ暗な部屋はウラボス専用の部屋で、これから装飾する予定だった
・前回の勇者はウラボスとなって迫り来る敵を撃破していく
と、いうような内容だった。
ちなみに、将軍とは連絡取れなかったらしい。
「ですが、既に別枠でウラボスがいるようですね。
騎士と僧侶は今回は参加見送りのようですし、
詳細を本部に聞こうにも地下じゃ、魔導通信も圏外だし。」
もはやネタをバラしたいのか隠したいのか分からない指揮官は1人でブツブツ呟いている。
「よし!
既にウラボスがいるというなら、私達も討伐に向かいましょう!
5人でパーティー組んで!」
はぁ?
と、ビックリしている勇者様と私。
涼しい顔してる魔術師様と魔王。
そんな4人を完全に置いてまたもやブツブツ独り言を言っている。
「勇者枠と魔術師枠は埋まってしまったので、コーラルさんと私のジョブはどうしましょうか、、、?
魔王はやはり魔王として。
でも魔王ってジョブありましたっけ?
あ、コーラルさぁん!
どんなジョブに着きたいですか?」
「ジョブと言われても何があるのか分からないし。」
「私に護られるジョブでいいのではないか?」
指揮官に質問する私の声を遮ってまた意味不明な事を言う魔王。
そもそも護られるジョブって何?
役立たず枠、、、?
お読みくださりありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ




