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一つ聞きたいんだけど

ライオの言葉を聞き安心した私は意識を失って倒れてる盗賊に歩み寄り・・・それから屈みこむ。

そんな私を見てライオが額に手を当て深い溜息をつく。


「お嬢・・・・何してるんです?」


私は倒れてる盗賊の懐を漁りながら口を開く。


「ん?持ってる金もらおうかな?って思ってさ、ほら?人を襲って奪うんだったら逆に奪われても文句は言えないでしょ?」


私がそう言うとライオが更に溜息をつく。


「子爵家のお嬢様の発想じゃないですよそれ?」


漁りながらその言葉を聞きき苦笑する。


「もう家出したから大丈夫」


ほら!生きていく為にお金は必要なんだよ?犯罪者に使われるよりも私に使われるほうがお金も喜ぶよ?


「って事でルナ?」


次の盗賊の懐を漁りながらそう口にするとルナも気絶している盗賊の懐を漁り始め、それを見たライオが死んだ盗賊の懐を漁り始める。


「この人達あまりもってなかったね」


私がそう言うとライオが苦笑する。


「金持ちが盗賊なんかしませんよ」


「それもそうか」


そう言いながらお金を回収した後に未だに起きない盗賊の一人の前に屈み思いっきりその男の頬をひっぱたくと頬を思いっきり叩かれた男は痛みで目を覚ました。


「いてっ何だ・・・・ってんだこりゃ!!」


目を覚ませば両手足を縛られ転がっているのだからそりゃ驚くだろうね。


「おはよう?それで貴方は今どういう状況なのかは理解できてるかな?」


私がそう言うと盗賊は私を睨むよいうに目を細めながら私を見上げる。


「これを解けばこれまでの事は許してやる、だからほどけ!!」


うん・・・理解してないね!と思っていたらライオが転がってる盗賊のお腹に一撃蹴りを入れてから真剣な顔で私を見て来た。


「ん?どうしたのライオ?」


何か言いたそうだったのでそう聞くとライオは真剣な顔のまま口を開く。


「いい機会だから聞きたい・・・・お嬢・・・人は殺せるか?」


その言葉に私は立ち上がりライオを見る。


「そこら辺にいる奴を殺せるか?と言ってるんじゃない、今回みたいなケースとかにお嬢の命を狙って来た奴等と戦った時にお嬢は相手を殺す事が出来るのか?」


その問いに私はすぐに返事は出来なかった・・・・が少し考えてから頷く。


「私はこれから自由に生きていく・・・ルナとライオと一緒にね・・・もし貴方達の命を狙う奴等や私の命を狙う奴等が出てくれば躊躇う事はしない」


優先すべきは私とライオとルナの命だ、それをこの場で確認できたのは良かったかもしれない。


「おい!解けって言ってるだろうが!!」


私とライオのやり取りを見上げていた盗賊がそう叫んできたので私は再び屈みこんで盗賊の顔をみる。


「一つ聞きたいんだけど」


「な・・・何んだ?」


怯えたようにそう言って来たので私は安心させるように微笑む。


「貴方達の拠点は何処かしら?」


「は?」


『何を言ってんだコイツ』って目で見て来たので私は再び微笑む。


「だから貴方達の拠点はどこにあるか?と聞いているの」


「何で・・・・そんな事を聞く?」


怯えた顔でそう聞いてくるので微笑む。


「貴方達の私物を全部もらう為ですが?」


「は?そんな事聞いたら教える訳ないだろが!!」


・・・・あ!確かに!!!もっと別の言い方をした方が良かった!!ん?何で額を抑えて溜息をついてるのライオ?




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