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ブラリとするようです。

気付いたことがある……そう、ssを更新していない!

べ、別に忘れてたわけじゃないからね! ちょっと頭から抜けてただけなんだからねっ!

「まあ、これで話したいことはなくなった。今日は自由にしていていいぞ」

「じゃあ、街でも見に行くか」

「はーい」

「分かりました」

「それなら私が案内してあげるわ」

 ユリウスに任せることにして街に出た。出たにはいいんだけど……

「見てくださいお兄ちゃん、あのブレスレット可愛いです」

「そうだね。リルに似合いそうだね」

「ご主人様、あの杖は竜骨でできているようですよ」

「ホントだ。高そうだね」

「にゃあ」

「そうだね。おいしそうだね」

「ねえユキト、おざなりすぎない?」

「お前らのせいだよ!」

 右腕にユリウス、左腕にはセリアが抱き着き、肩にはリル、頭にはクロネが乗っている。誰がどこのポジションをもめた結果がこれだ。僕の意見は全く入ってない。

 ちなみにレオはカエデさんにモフモフされてたから置いてきた。うまそうな肉があったら買っておいてやろう。

「ええい離れろ。動きにくい」

 腕を振り払って2人を振りほどき、しゃがんでリルとクロネを……くそ、影で体を固定しやがったな。

「クロネちゃんだけずるいです。あたしも乗せてください」

「こいつが勝手に張り付いてるだけだ。今引っぺがす」

「にゃっ」

「よしクロネ、乗ってていいから首を絞めるのをやめようか」

 はあ……、ゆっくり観光も出来やしない。露店を冷かしては色んな買い物(女性人が)をしていると、いつの間にか日が暮れようとしていた。

「ただいま……」

「おかえり。だいぶ疲れたようね」

「そういうカエデさんは元気ですね」

「うん。久々にモフモフ成分を摂取できたからねー」

 と言うカエデさんの肌は心なしかツヤツヤしている気がする。レオは逆に毛並みが悪くなってる気がする。お疲れさん。あとで四角牛(フォーバイソン)の肉をやろう。

 |ちなみにこの四角牛(フォーバイソン)、最低Cランクの魔獣で走れば走るほど肉が上質になる牛だ。その名の通り4つの角を持っていて、滅茶苦茶鋭いらしい。鋼鉄もスパスパ切れるとか。長年生きていればそれだけ走るのも速くなるらしく、過去には音速を超えた個体がいたらしい。そいつの肉は他の肉がゲロ以下の味と思える程の味だったそうだ。

「おかえりー。ご飯まだできてないから席座ってゆっくりしてて~」

「はいよー」

 厨房から顔を出したリーナさんに手を振って答える。再び厨房に引っ込んだのを確認して、みんなで食べれるようにテーブルを3つくっつける。僕から時計回りにセリア、ユリウス、ダリアさん、カエデさん、ローズさん、リルだ。クロネとレオは僕の後ろだ。

「ゆきと~」

「ねえねえ~」

「いま~」

「ひま~?」

「ひまなら~」

「まりょくちょ~だ~い?」

「いいよ。はい」

「「「「「わああああああい~~!」」」」」

 一斉に僕にたかって魔力を夢中でちゅーちゅー吸う精霊達。なんか数が増えてる気がしたから放出する魔力量を増やしといてよかったかもしれん。

 ……やっぱり増えてるよね! 魔力の減りが速いもん! MPが0になったら結構な疲労感に襲われるんだからね! ちょっ……あーっ!

「おいしかった~」

「ごちそうさま~」

「またちょ~だ~イ?」

「うん、もう少しゆっくり吸ってね?」

 テーブルに伏した体を起こして精霊達を見ると、変化があった。これまでは輪郭がはっきりしてなかったり、形があいまいだったのが多かったんだけど、ほとんどがちゃんとした人型になっている。

「何か変わった?」

「ん~とね~」

「つよくなった~?」

「つよくなった~!」

「わ~い!」

「ゆきとのおかげ~!」

「ありがと~」

「ありがとね~」

「どういたしまして。ユリウス、どういうこと?」

 疑問に思って、セリアとなぜか睨み合っているユリウスに聞いてみると、こっちを向いて答えてくれた。

「精霊は魔力を吸収することで、強化する性質があるの。ユキトの周りの精霊達はみんな下級精霊だったんだけど、今は中級以上になっているわね。上級になるとサイズが変わるらしいわよ。

 本来なら最低でも数年はかかるかはずなんだけどなあ……。さすが、たくさんの神の加護を受けた人は違うわね。嫉妬を通り越して呆れるわ」

「あはは、どうも……」

 ユリウスの視線から逃れるように目を逸らして精霊達を眺める。みんなマンガみたいに膨れた腹をポコポコと叩いては楽しそうに笑っている。そいやまだかな?

「まだですかー?」

「もうちょっと待ちなさーい」

むう、まだかかるのか。仕方ない。他にやることないし、新い魔法でも考えとくかな。




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