脱出するようです。
VRMMO系の小説は書いてみたいと思うものの、スキルとか考えるの苦手だから書けないのん(^ω^;)
吸血種。地球でもお馴染みの血を吸う怪物だ。こっちの世界じゃ太陽の光には弱いものの、灰になって死ぬことはないらしい。不老不死というわけでもなく、老衰で死んだりもする。ただし、年月はかなりかかるが。ちなみに、ニンニクや十字架は効かない。
血を吸った相手を眷属に出来るらしく、その場合はグールや下級吸血種となる。
生きた年月や吸った血の量で強さは変わるらしく、長く生きる者になると、吸血種の始祖と呼ばれる上位種になるそうだ。
*
正体を暴かれたニスエルタスの笑みが消えた。
「それをどこで?」
「それっていうのは、アンタの名前? それとも、新生魔王軍? ああ、分かった。アンタが吸血種の始祖ってことか」
「……どうやら君はここで消す必要があるようだ」
「やってみろ」
ニスエルタスの背中から蝙蝠のような羽根が出て、溢れんばかりの魔力が吹き出した。魔力の質は悪く、リルは冷や汗をかいている。
「大丈夫だよ」
僕も魔力を出してリルを覆う。リルはほっとしたようだ。
「私の魔力を相殺するとはな。闇よ、その身をもって敵を討たんとせよ。【ダークニードル】」
無数の黒い棘が僕とリルの周り360°全方向に出現した。
「へえ、すごいな」
「そう感心していられるのも今のうちだ。何か最期に言い残すことはあるか?」
「なめんなよ。【重力100倍】」
ゴシャッ!と、周りにあった全ての『ダークニードル』が潰れた。
「な……ん……」
ニスエルタスは石ころから鯨が生まれたような、ありえない物を見た顔をしている。隙あり。
「【アイスコフィン】」
ニスエルタスの足元から氷の棺が出来る。何かをしゃべろうとして、棺が完成した。そして、1回地団駄を踏むと、澄んだ音を立てて割れた。おおう、綺麗に内臓が見えて気持ち悪いぞ。リルには見せられないな。
パッパラ〜
お、レベルアップした。97か、順調順調。
リルにニスエルタスだったものを見えないように背負い、ここを出る。
「しっかり掴まっててね」
「……」ギュッ
リルがローブを握ったのを確認して、元来たルートを走る。凍らせといた衛兵は解凍しておいた。風邪引かなきゃいいけどな。
幸いまだ近くに人はおらず、遠くからドタバタ聞こえてくるだけだった。おかげで、楽に外に出られた。
適当な場所でローブとお面を燃やし捨てると、リルが僕の目と髪の毛をジッと見ていた。そういえば、こっちの世界じゃ黒髪黒目は珍しいんだっけ。
「これから僕の仲間が泊まってる宿に行くんだけど、そいつらは亜人なんだ。亜人は嫌い?」
「……」フルフル
「そっか、よかった。それじゃあ行こう」
「……」コクッ
再びリルを背中におぶって宿に向かう。セバスチャンにリルのことを告げて、部屋に戻った。
ミッションコンプリート!
誰が真面目に戦闘すると言った?
誤字・脱字があれば教えてください。




