表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/101

頼まれ事をされるようです。

最近、VRMMO系の小説にはまってます。例を挙げるなら@youさんの『極振りさんのVR日記』とかですね。なんか面白いの知りませんか?


今回はゆっくり回。

「そういえば、どこに向かってるんだっけ?」

「もう忘れたの? ルミトナルよ」

 ユリウスの呆れたような返事が返ってきた。そうだったな。

 ルミトナルは、五大陸最大の宗教、ルミナス神を讃えるルミナス教の聖地だ。神殿があって、いろんな効果がある加護を受けられるらしい。もちろん冒険者ギルドもあるとか。

「ご主人様、暗くなってきたので今日はここまでにしませんか?」

 レオと戯れてたセリアが空を見ながら尋ねてきた。確かに、もうだいぶ暗くなっている。

「そうだね。あっちに更地があるみたいだからそこにテントを張ろう」

「了解」

 馬を休ませて、その間に僕は魔法で即席のキッチンを作っておく。あとはみんなの食材を出してユリウスに任せるのみ。料理なんて出来ないもんね。

「わう?」

「にゃあ」

「わん!? わう!」

レオとクロネが僕の作ったキッチンを見て何か話してる。多分こんな感じだろ。

「これ何?」

「幸人が魔法で作ったのよ」

「魔法!? すごい!」

 レオの目が輝いている。これ結構簡単だからね。適当に形作るだけだし。

「それでも、すごいですよ。特にこのグリルなんてこっちの世界にはない物ですし」

「そうかな?」

「そうよ。ガラスなんてすごく高価なんだからね。それをホイホイと作れるなんてありえないわよ」

 この様子だと、針金入りガラスを500枚作ったのは言わないほうがいいかも。

「はい、出来たわよ。森狼(フォレストウルフ)のステーキと野菜炒め」

「おお〜、美味そう。じゃいただきます」

「「いただきます」」

「にゃあ」

「わう!」

 肉はジューシーで美味しかった。しかし、レオが同族の肉を普通に食べてたのはちょっと驚いたな。

 骨はクロネとレオがかじるのに数本とっておき、後は内臓と一緒に地面に埋めた。こうしないと野犬が来るからね。

「あとは風呂だね。【クリエイト】、【ウォーター】、【ヒート】」

 浴槽を作って水を出し、温めてお風呂が出来た。さっさと着ているものを脱いで入る。

「はふう」

「夜空の下のお風呂もなかなか良いわね」

 セリアとユリウスも一緒だ。1ヶ月、毎日裸を見てたから今更何ともない。

「わうう……」

「にゃあ!」

「ぎゃんっ!」

「こらクロネ、レオは初めて入るんだから乱暴に入れないの。レオ、もう大丈夫だよ。」

「わう……」

 僕が腕で足場を作ると、座ってゆっくりしだした。レオとクロネ用の浅い部分も今度から作ってやるか。

「レオくん、おいで」

「わう!」

 セリアが呼ぶと、犬かきで胸元に収まった。レオ、ずるいぞ。

「むぅ……」

 ユリウスが胸に手を当てて落ち込んでる。仕方ないよ。ユリウスはエルフなんだし。

 まあ、セリアのも反則だけどね。浮いてるし。

「レオくぅ〜ん」

「ふごごごご……」

 あ、セリアが抱きしめてレオが息できなくなってる。

「セリア、レオが苦しそうだよ」

「あ、ごめんね、レオくん」

 パッと手を離すと、再び僕のほうに来た。今度は膝の上だ。

「にゃあ」

 クロネも来た。ゆっくりさせてくれ。

「そうだ、いいこと思いつきました。こうすればいいんです」

 と言って、僕をだっこした。あれ、何で?

「こうすればご主人様とレオくんを一緒にだっこできます」

 名案とばかりに、耳がピコピコ動いてる。僕のほうが背が低いから、ちょうど頭が胸の辺りに来る。うむ、苦しゅうない。

「じゃあ私はこうするわ」

 今度はユリウスがレオをだっこして僕に寄りかかった。髪の毛の良い匂いがする。

「ねえ、何反応してるのよ?」

 いかんいかん、息子が反応したらしい。まあ、美少女2人に挟まれたら反応もするよな。

「そういえば、お風呂でするのは初めてですね」

「そうね。楽しみ」

 セリアとユリウスの目が妖しく光った気がした。咄嗟にレオを連れて上がったクロネ、ナイス。



「終わったか? なのだ」

「どうせ見てたから分かってるんでしょ」

 フレイヤがやってきた。今日もちびっこい。

「このくらいの肉体が色んなことをきにしないでいいから楽なのだ」

「心を読むな。あと余計な情報はいらん。

 それで、何しに来たの?」

「頼み事をしに来たのだ」

 なーんか、嫌な予感が……

こっちの世界の神(ルミナス)に仕える巫女が攫われたのだ」

「それで、救い出せと?」

「話が早くて済むのだ。そういうことなのだ」

「やだよ。自分達でなんとかしろよ」

「私達は邪神がらみで今動けないのだ。お主に頼むしかないのだ」

 めんどくさ。こいつら、僕にやらせる気満々じゃないか。

「分かったよ。で、そいつはどこにいるの?」

「ルミトナルに行く途中で近くに寄るのだ。その時に詳しいことは教えるのだ」

「りょーかい。じゃあ僕は寝るよ」

「む、相手をしてくれないのか? なのだ」

「僕はロリコンじゃないからね」

「誰が幼女だゴルァッ! なのだ!」

「そんなこと言ってねえよこのロリ神!」

「よし分かったのだ。表に出ろなのだ」

 有無を言わさずに引っ張られて、ボッコボコにされた。神に勝てるわけないよね。

 でもさ、毎秒1万発の金的はないと思うんだ。




感想や質問、誤字・脱字の指摘お待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ