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美味しく頂くようです。Part2

1日早いですが、メリー苦しみます! リア充共が騒ぐ日がやってまいりました。爆発してしまえばいいのに。

でも自分はおもうのですよ。いつもと変わらない日常が1番いいと。そういう意味では勝ち組なのです。いえい!


ついでと言っては悪いですが、なんとお気に入り登録件数が150を越えました!ありがとうございます!

うひひひひひひひひひひひひひひひ。

すいません喜んでるだけです。気持ち悪いとか言わないで。


 さて、魔法の時間がやってまいりました!ファンタジーですのよ。

 そんなわけで街の外にある草原に僕たちは来た。なんでも街の中で魔法を使うのは緊急時以外は禁止なんだって。防犯だよね。

「では魔法の練習を始めたいと思います」

「よろしくお願いしまーす」

 麗しきセリア先生と1対1だ。クロネは近くでスヤスヤお昼寝タイムである。

「まずは基本的なことを説明しますね。魔法とは、自分の体内にある魔力が外に出た際に起きる現象の総称です。主な属性は火・水・土・風・強化・付与・回復の7つですが、そこから派生したものもあり、様々な面で使われています。

 最も身近なのは宿や街道の魔道具に組み込まれた魔法陣ですね。魔道具とは、魔力を流すと特定の働きをするように魔法陣が組み込まれた道具のことです」

 ふむふむ。

「また、魔法は初級、中級、上級、超級、聖級の5つの階級に分かれています。Lv.2〜3が初級、Lv.4〜5が中級、Lv.6〜7が上級、Lv.8〜9が超級、Lv.10が聖級ですね。Lv.10以上は神級と呼ばれていて、『限界突破』というスキルが必要になってきます」

 あれ?

「Lv.1は?」

「それは効果が低いのでそれらとは別に生活魔法と呼ばれています」

 なるほど。

「ここまでで質問はありませんか?」

「この階級って、剣術とかでも一緒なの?」

「はい。レベルがつくスキルの階級は全て同じですよ」

 そうなんだ。

「あと、魔法の発動ってどうやるの?」

「普通は詠唱をしますよ。詠唱破棄のスキルもありますが、魔導師と呼ばれる人たちが秘匿しているので習得方法が分からないんです」

 ふーん。そいつら(魔導師)絶対高慢ちきの集まりだな。

「では早速やってみましょうか」

「はーい」

「詠唱をするのでよく聞いててくださいね? まずは火の生活魔法から。火よ、灯れ【灯火】」

 ポッ

 立てた指に小さな火が出た。すげえ。

「このように、【灯火】は小さな火がでます。やってみてください」

「はーい。火よ、灯れ【灯火】」

 ボンッ

「え? うわっ!」

「きゃっ!」

「にゃ!?」

 人の頭ぐらいの大きさの火球が出てきて、破裂した。余波で倒れてしまい、土まみれだ。きったね。

「大丈夫だった?」

「はい、なんとか」

「にゃあ」

 セリアは後ろにつんのめっただけだった。クロネはびっくりしただけのようだ。

「なんであんなに大きくなったんだろ?」

「分かりません。あれはLv.2のファイアボール程の威力がありました」

「にゃあ」

 あ、そういうことなのね。

「じゃあ少なくすれば問題ないか」

「にゃあ」

「でも、何で分かったの?」

「にゃあ」

「勘かよ……」

「にゃ」

 ドヤ顔すんな。

「あの、どういうことですか?」

 会話を聞き取れなかったセリアが尋ねてきた。

「僕が魔力を注ぎすぎたみたいなんだ」

「そういうことでしたか」

 そういうことだ。

「どうしたら注ぐ魔力を少なくできる?」

「分かりません。威力を落としたいなんておもっていませんでしたから。逆に高めたいなら詠唱を長くしたりはしますが……」

「じゃあ短くしたら落とせるかな?」

「そうかもしれませんね」

 やってみますか。

「【灯火】」

 ポッ

 お、やっぱり小さくなった。

「できましたね」

「うん。これでできなかったらどうしようかと思ったよ」

 とにかく威力の調整は詠唱でするということだね。

「汚れを落とします。水よ、清めよ【洗浄】」

 ついてた土が落ちて服が綺麗になった。

「今のが水の生活魔法?」

「はい。体や服についた汚れを落とす魔法です。冒険者にとっては必須の魔法ですよ」

「それも教えてくれる?」

「もちろんです」

 その後は日が暮れるまで教えてもらった。びしょ濡れになったりボサボサになったり砂まみれになったりしたけど楽しかったよ。

「ねえ、ちょっといい?」

 少し浮かれて夕飯を食べてた時に話しかけてきたのはユリウスだった。

「ふぁふぃ?」

「口の中のものをなくしてから喋りなさいよ」

 そりゃ失礼。もぐもぐごっくん。

「で、何?」

「今日の夜、あなたの部屋に行ってもいい?」

「いいけど、何で?」

「あなた達は昨日の夜何をやった?」

「うぇ?」

 思わず変な声が出ちゃった。

「シーツを変えるの大変だったんだからね。カピカピになってたし」

 これは、お説教かな? イヤダー。

「それでなんだけど、あなた達の部屋に行ってから体が疼くの。特に下腹部がね」

「はい?」

「だから、私も混ぜてよ」

 ……はあ!? いきなり何ですか?

「ねえ、どうなのよ?」

「あ、うん、いいよ」

 睨まれて思わずうんと言ってしまった。

「そう。じゃあ9の鐘に来るね」

 と言って嬉しそうに仕事に戻っていった。あの、セリアさん、そんなに睨まないでください。

「どういうことですか?」

「だってさ、あんなに必死だったんだよ? 顔を真っ赤にしてお願いされたら僕には無理だ」

 これはマジで。

「これじゃあ私が相手をしてもらえないじゃないですか」ボソッ

 小さく呟いたつもりだろうけど、僕の耳にはちゃんと聞こえてるよ。

「ユリウスの後にちゃんと相手してあげるから、ね?」

「そういうことでしたら。 ……これであれが試せます」

 おい何だ後半のそれは。あれって何だ。

 それは夕飯を食べた後、公衆浴場から戻ってきて分かった。

「セリア、何それ?」

「はい?」

「だから、その着てる下着だよ。何それ?」

 そう、セリアがスッケスケの下着を着ていたのだ。

「まさかとは思うけど、服を買った時の金の大半はそれに使ったんじゃないよね?」

「……」ギクッ

「他にも買ったとかないよね?」

「……」ギクギクッ

「セリア……」

「すいませんでしたあっ!!」

 ようやく認めたか。でもその寝っ転がってお腹を出すポーズは何なの? 白狼族の土下座なの?

 すると、ドアをノックする音が聞こえたから開けると、ユリウスがいた。

 紫のネグリジェを着ててエロいな。胸は……

「なんかすごくバカにされたような気がするんだけど」

「キノセイダヨー。さ、中にどうぞ」

 部屋の中に入ると、セリアを見て怪訝な顔をした。

「ねえ、何でこの子はこんな格好をしてるの? あなたの趣味なの?」

「そんなわけないだろ。セリアが勝手にしてるんだよ」

「ふぅん。それより、早くやめさせてあげなよ。これは獣人の最も誠意のある謝罪方法なのよ?」

 そうなのか。犬かお前ら(獣人)

「セリア、許す」

「ありがとうございます……」

 ヨロヨロと立ち上がった。

「それじゃあ、ヤろうか」

「ええ、よろしくね」

 ちなみに、エルフは10年に一度ぐらいしか子供は産まないらしい。良かった良かった。




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