クエストをこなすようです。
冬の布団とこたつは最強だと思います。
抜けたくないです。
「なんだこりゃ?」
Fランクのクエストの掲示板を見ると、家事とか犬の散歩とか、おつかいみたいなのがほとんどだった。それ以上にびっくりしたのが、量だ。
ペタペタ貼りすぎて、滅茶苦茶な量になってる。厚さは5cmぐらい?これを全部やったら面白そうだな。やるか。
とりあえず適当に10枚ぐらい依頼紙はいでおっさんのカウンターに持ってく。
「おう、さっきのは見事だったぞ」
「そりゃどうも。あんなやつっているんだね」
「まあな。必要悪ってやつだよ」
……何?
「そんな怖い顔すんなって。あいつはちと過激だったが、普通なら口だけで済ますんだよ。それで辞めるようなやつは冒険者になっても死ぬだけだし、ある意味命を救ってるとも言える」
「余計につっこんで魔獣に殺されないから?」
「正解だ。まあ手を出した時点であいつはダメだったんだがな、今回は相手が悪かったな。お前さんにボコボコにされて失禁してたし」
がっはっはと愉快に笑ってる。
「あいつはどうなるの?」
「冒険者を除名だ」
そうなんだ。
「で、クエストを受けるのか?」
「うん」
依頼紙を見せると怪訝な顔をした。
「お前さん、これを今日中にやるのか?」
「午前中だよ」
少し迷ったみたいだけど、「そうか」と一言言って、受け取ってくれた。
「じゃあ頑張れよ」
「はいはい」
そのままギルドを出て同じ地区のクエストにかかった。ちなみに、ギルドを出た後僕のことで盛り上がったとか盛り上がらなかったとか。
この街は東西南北に4区切り、円状に10区切りになっている。中央が1区で1番外側が10区。1〜3区が王族や貴族領で残りが平民領だ。
ちなみに冒険者ギルドは南の6区で『猫の羽休め亭』は西の7区にある。
まず1つ目、くず鉄50kgの運搬。
「お、坊主力持ちだな」
「まだまだ持てますよ」
「じゃあこっちも頼む」
追加で倍になった。
2つ目、家の解体。
「おっしゃあやるぜぇ!」
ハンマーをぶんぶん振り回してたら瓦礫の山が出来てた。
3つ目、壁の工事の手伝い。
「おーい、こっちにも頼む!」
「はーい」
「こっちもだ」
「はいはーい」
セメント(?)を運んだ。
4つ目、犬の散歩。
「わん!」
「僕に勝てるかな?」
〜30分後〜
「へっへっ……」
「また今度ね」
犬の全力疾走で街を1周。
5つ目、庭の草抜き。
「それじゃあお願いね」
「任せてください」
〜10分後〜
「終わりましたよ」
「あらあら、早かったじゃない。しかも綺麗に抜いてくれたのね」
雑草を根っこから全部抜いた。
6つ目、街のゴミ拾い。
「冒険者様は大変だな。俺らが手伝ってやろうか?」
「ゴミにゴミが拾えるの?」
かかってきたチンピラを懲らしめてゴミ袋にぽい。
7つ目、酒の運搬。
「うい〜、ヒック……」
「何で依頼主が酒飲んでるんですか!?」
いうことがあって大変だった。
8つ目、別の犬の散歩。
「行くぞ」
「わん!」
〜20分後〜
「くぅ〜ん……」
兄貴! みたいな感じで見られた。
9つ目、孤児院で孤児達とお戯れ。
「お兄ちゃんは冒険者なの?」
「そうだよ」
「じゃあ剣とか持ってるの?」
「まだなりたてだから持ってないんだ」
「なーんだ」
「ちぇ~」
子供達と戯れた。
ラストは、ギルドの掃除。
「何で冒険者がギルドの掃除をせにゃならんのだ」
「ギルドがいつも綺麗な理由が分かった気がする……」
「口じゃなくて手を動かしましょう」
おっさん達とギルドをピカピカにした。
あれ、僕おっさんとしか仲良くなってないか?
「お疲れ様でした。これが報酬です」
1階で綺麗なお姉さんのギルド員から今日の分を受け取った。純銅貨が3枚、3万メルンだ。頑張ったぞ。
というか、1つ3千メルンって安すぎじゃない?
「おかえりなさいませ」
「にゃあ」
宿に戻ると、セリアとクロネがお出迎えしてくれた。
「今日冒険者ギルドで黒髪の少年が「初心者潰し」をやっつけたと聞いたのですが……」
「うん、僕のことだよ」
じーっと見てくるから教えた。
「では昼ご飯を食べて、その後は予定通りにしよう」
「はい」
この後予定していることとは……
そう、セリアに魔法を教えてもらうのだ! HA HA HA☆
テンションが上がっていたからか、ユリウスがこっちを見てるのに気付かなかった。
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