仮面の学校長
僕は今、ローライトの城の西塔の最上階に居る。
「手紙にも書いてあったように、この私が当学校、ローライト法術学校の学校長であり、理事長でもある、ガルデモ・ランスロットだ。」
そこには、奇妙なお面をつけた白髪の男性が居た。
白髪と言っても、声色や、体格から推測するに生まれつきの地毛であろう。
「学校長が僕に一体何の用です?」
「まぁ、そう急く必要は無いよ。まずは少し話をしようではないか。」
そう言ってからランスロットは、指先を二回、器用に鳴らす。すると、彼の手元に銀色の光沢がるティーセットが瞬時に具現化された。
「そこに座りたまえ、………まず、どこから話すべきかな。」
ティーポットは宙に浮いて、ひとりでにティーカップに紅茶を注いでいる。
「私は、君の祖父である、後神宗四郎からある頼みを請けているんだよ、」
「祖父を知っているんですか……?」
「あぁ、よく知ってるよ、もしかすると孫である君よりも、…ね。」
「………………、」
あのじいさんでも、僕にとって右も左もわからないこのヨーロッパの地に、身寄りも無しに送り付けるほど外道でもなかったようだ。
「で、私は君の面倒を見なければならないのだよ。いや、君と言うよりも……、君の中に居るものの、か。」
僕の中に居るもの。
「本当に、やっかいな代物だよ。」
後神家とは代々、死の裁断神であるウシロガミを任き神として自らの体に封印してきた、由緒ある日本の神任の総本山である。
「さて、今日朝から君を呼び出したのはね、君に三つだけ、言っておかなくてはならない事があるからだよ。」
一つ目は、と、ランスロットは指を一つ立てて言う。
「この学校が複数のギルドから成り立っているのは知っているね?評価が見事Sだった君には当然今日にでも、あるギルドのメンバーとして参加してもらうつもりだが、普通は一年生の初日近くに、いきなりギルドの正規メンバーとなるのは稀なことなのだよ。まぁ、ギルドについては後々また説明しよう。」
二つ目は、と、ランスロットは続ける。
「学校生活において、君のその力はなるべく使わないようにしてくれたまえ。死人が出てもこちらは一切責任は負わないつもりだ、」
ランスロットは笑みを込めた口調で話すが、お面のせいで、その表情はまったくみてとれない。
「最後に三つ目、君と同じような任神の家系の者は、この学校にはごまんと居る。ここはそういう学校だからね。」
そう言って、紅茶をすすった。
お久しぶりです、この小説を書いている、
輪廻の時雨でございます。
ようやく、テスト期間&テストが終了致しました。
これで、小説書きをまた始められます( ´ ▽ ` )
これからも、どうか、この小説をよろしくお願いしますね。




