日常
前回の続きです。沢山の方に見ていただけると嬉しいです。
日常
「昨日は一体何時に寝たんです?昼の1時まで寝てるなんて、そんな生活してたらいつか体調崩しますよ!」
星浦君にこんな事を言われるのは何度目だろうか…最近、星浦君が家事をしに家に来る様になってからは家の中の空気が少しだけ軽くなった様な気がする。
私は昔から自分の事に無頓着だった様に思う。基本的に私は仕事柄あまり外に出ない、出たとしてもコンビニに弁当を買いに行くだけだった。今思えば、こんな生活を5年も続けていてよく病気にならなかったと思う。
そんな事を思いながら、私は顔を洗いに洗面所へ行く。顔を洗うついでに寝癖の酷い前髪も整える。
リビングへ行くと、星浦君が作ってくれた朝食兼昼食のパンとサラダが並んでいた。星浦君の作るご飯はなんでも美味しく、コンビニ弁当しか食べずに栄養がとことん不足していた私にはとてもありがたいものだった。
星浦君と一緒にご飯を食べながら、今日の予定を確認する。どうやら今日は、〆切ギリギリの短小説を書き終わらせないといけないらしい。
私はダラダラとご飯を食べながら星浦君に質問をする。
『 今日はどんな物語になるだろうね 』
知らない人がいきなりこれを見れば、私は頭がおかしい奴だと思うだろう。しかし、私と星浦君の間ではこれは恒例の挨拶の様なものになっていた。
「 きっといい物語になりますよ! 」
星浦君はそう言いながら、眩しいくらいの笑顔を私に向けてくる。最初は星浦君も少しだけ嫌がっていたこの会話だが、最近ではこの会話がないと落ち着かなくなってきている様で少しだけ微笑ましく感じる。
(そんな事を思うとは歳かな)
なんて思いながら私は執筆作業をしに自室へ向かった。
次回の投稿は月曜日になります。読んでいただきありがとうございました。




