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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

エロゲの悪徳ヒロインに生まれ変わった俺が、攻略されない為にできる10のこと。 

 ティファニー・クラインは、かつてエロゲ界で伝説と呼ばれたゲーム、「Herzog」の悪役系ヒロインだ。
 金髪縦ロールにややつり上がった青い目は、まさに悪役令嬢。しかしその美しさは、八人の攻略対象であるヒロインの中でも随一だった。

 そんなことを思い出したのは、いよいよ私が大悪魔アイロス・バルバトスとの契約を終えようとしていた時のこと。

「え? え? え? 思い出したんですけど、思い出しちゃったんですけど! 私、前世で男だったんですけど! ていうか私がティファニー? まずいって、それまずいって! エロゲの攻略対象だもの! 私、何回触手の中に放り込まれましたっけ!?」

 ええ、そりゃもう内心では大悪魔を前にして、めちゃくちゃ焦りましたとも。
 しかも攻略されなきゃ悪役なんで、バッドエンドかデッドエンドしかありませんからね……。

「Herzog」とは、そもそも戦略シミュレーションゲーム。
 主人公ラファエル・リットは各国の君主であるヒロイン達に軍師として仕え、戦乱のケーニヒス連邦を再び一つに纏め上げることが目的。そして私も君主の一人なのです。

 ということは、私が君主にならなければ良いのではないかと考えました。
 けれど、それは中々難しい。
 何しろ大悪魔との契約上、人々に絶望を齎さなければいけないのです。
 その上、来るべき日には悪魔の尖兵として、ケーニヒスを戦火の中へ突き落とすことが私の役目。
 どうあっても君主になる必要はありそうです。

 ああ、そうだ。
 名案を思い付きました。
 主人公であるラファエル・リットに出会わなければ良いのです。
 そうすればきっと触手の中にブチ込まれることも、お風呂で愛を語られることも避けられるはず……。

 ああ、良かった。
 これできっと、すべてが上手くいくのです。
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エピソード 101 ~ 130 を表示中
102話 罠を張りますわ
2019/03/29 02:17
112話 ありえませんわ
2019/05/03 22:18
117話 決着ですわ
2019/05/21 22:29
その7 身分差という壁があれば、安心ですわ!
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エピソード 101 ~ 130 を表示中
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