ミーナと幸せの花探し ~ルルルンルンルン♪~
お久しぶりです。
頭の中輪切りにされました。MRIで……。
とりあえず生きています。
少しづつ、書けたらいいなと思います。
ルルルンルンルン♪
ルルルンルンルン♪
朝の庭に、軽やかな歌声が響いていた。
「ルルルンルンルン、なのです~♪」
ミーナがくるくる回りながら、楽しそうに歌っている。
頭にはちょこんと麦わら帽子。少し大きくて、くるっと傾いているのがまた可愛い。
「朝からご機嫌だな」
ルークは畑仕事の手を止めて、思わず笑った。
「にぃに! 幸せをもたらすお花を探しに行くのです!」
びしっ、と指を空に向けるミーナ。
「幸せをもたらす花?」
「どこかで、ひっそり咲いているのです!
だから――探すのです!!」
きらきらの目。
これはもう、止められないやつである。
「……よし、行くか。花探し」
「やったぁぁぁ!!」
ぴょん、と跳ねてルークの手を掴む。
その様子を見ていた猫たちが――
『探し物!? それは我らの出番にゃ!!』
『幸せなら、もうここにあるにゃ(ごろごろ)』
『でも外も気になるにゃ!!』
結局、全員参加である。
森へ向かう道。
ルルルンルンルン♪と歌いながら歩くミーナ。
その後ろを、ルークと猫たちがぞろぞろ。
「コスモスは帽子に似合うのです♪」
そう言って、道端のコスモスを一本、そっと帽子にさす。
「お、似合ってるぞ」
「ほんと!? やったのです!」
くるっと回るミーナ。
猫たち、拍手(っぽい前足ぺしぺし)。
『似合うにゃ!』
『モデルにゃ!』
『でも帽子落ちるにゃ!』
――落ちた。
「あぁぁっ!?」
慌てて拾うミーナ。
ルーク、笑いをこらえるのに必死である。
少し進むと、ふわふわの黄色。
「にぃに! タンポポなのです!」
ミーナはぺたんと座り込むと、ぽふっとタンポポに頭を乗せた。
「……お昼寝まくらなのです……」
「いや、それ小さいだろ」
『それは無理にゃ』
『でも気持ちはわかるにゃ』
『寝るなら我らの上にするにゃ』
「猫まくらのほうがいいのです!」
結果、猫まくら完成。
しろやくろ達の上に頭を乗せて、ミーナは幸せそう。
『……重いけど、まあいいにゃ』
『これはこれで名誉にゃ』
さらに進むと、白い花のアーチ。
「にぃに! あれ……!」
「ああ、アカシアだな」
枝がしなって、自然のトンネルのようになっている。
「アカシアのアーチをぬけて~♪
歩いていきましょう、なのです!」
ミーナは歌いながら、アーチの中を進む。
光が葉の間からこぼれて、きらきらと揺れる。
まるで――物語の中みたいな道。
ルークは少しだけ目を細めた。
(こういう時間、いいな……)
けれど。
しばらく歩いても――
「……見つからないのです」
ミーナがぽつり。
「幸せのお花……どこにあるのでしょう……」
帽子をぎゅっと押さえながら、少ししょんぼり。
猫たちも首をかしげる。
『幸せ……?』
『さっきから楽しいにゃ』
『もう幸せじゃないのかにゃ?』
ルークは、少し考えてからしゃがみ込む。
「なあ、ミーナ」
「……はい」
「幸せの花ってさ、特別な形をしてるとは限らないんじゃないか?」
「……?」
「コスモス見て笑っただろ?
タンポポで遊んだだろ?
アカシアの道、楽しかっただろ?」
ミーナの目が、ゆっくり瞬く。
「……うん」
「それって、全部“幸せ”じゃないか?」
ミーナはきょとんとして――
そして、ぱぁぁぁっと笑った。
「……そっか!」
立ち上がって、くるっと一回転。
「ミーナ、もういっぱい見つけてたのです!!」
『やっと気づいたにゃ!』
『遅いにゃ!』
『でも可愛いから許すにゃ!』
ミーナは両手を広げて、空を見上げる。
「ミーナは花の子です!
名前はミーナなのです!」
元気いっぱいの宣言。
「いつかは、いろんな人のところに行って――
幸せのお花を見つけるのです!」
ルークは笑いながら、その頭を撫でる。
「じゃあまずは、この村からだな」
「はいっ!」
帰り道。
ルルルンルンルン♪
また歌が始まる。
猫たちもにゃあにゃあ合唱。
夕日が、道をオレンジ色に染めていた。
――幸せの花は、特別な場所じゃなくて。
こういう時間の中に、ちゃんと咲いている。
何か、子供の頃思い出しました。ルンルン、姉と一緒にテレビを見ていました。
で、これだけ、利用すると権利とか引っ掛かりますかねぇ!?
まずいなら、削除しますね。




