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エリーゼとの面会裏 -侍女視点

私はエリーゼ様の侍女をさせていただいているサラと申します。

実は私、ここだけの話前世の記憶を持っているんです。前世は日本の女子高校生だったんですよ。死因は階段から落ちて頭打ってそのままポックリですよ。あははは、はぁ~。

くぅ、あの日寝坊してなければ急いでいるあまり階段から足を滑らせて転げ落ちることなんてなかったのに。え?なんで寝坊したかって?前日の遅くまでweb小説読んでたからですよ。えぇ、その日に限ってブックマークに登録している小説が日付が変わったときに一気に更新されたから気になって全て読んだんですよ。


ちなみに私、転生悪役令嬢によるざまぁ系の話が好きです。なんでかって?そりゃ転生ヒロインのビッチがイライラするから最後に惨めなことになるのがいいんですよ。ざまぁぁぁwwwって思いません?


そうそう私階段から落ちた後だんだん目が開けられなくなってって。あっ、これは死んだなって思って意識失ったんですけど、また意識を取り戻したんですよ。もしかして死んでなかったのかなって思ったんですけど、なんか体が上手く動かせなくておかしいなって思ってたら自分の手が小さいことに気づいてこれは赤ん坊になってる~と思ったから転生だって考えついたんですよ。

いや~まさか小説と同じように死んで生まれ変わるとは思ってもみなかったですよ。しかも、異世界!これは、チートもあるかもって思いましたよ。でも残念、チートなしのただの小娘でした。まぁ、小娘って言ってもとある男爵家の末娘で一応貴族の端くれではあるんですけどね。


私はすくすくと育ちました。え、赤ん坊の頃の話?特に話すことはないです。何事もなく普通に生きてきましたよ。それに赤ん坊の頃なんてあまり動けなかったし恥ずかしいしで話したくもないですよ。


それで、私って末の娘だし姉が何人かいるもんですから政略結婚も特になかったんですけど、ブラッドリー侯爵家でメイドの募集があったから応募してみたんですよ。そしたら採用されて目出度く侯爵家のメイドになりました。半年ほど働いていたらなんかお嬢様に気に入られて専属の侍女になりました。



お嬢様の侍女になってからまもなくお嬢様に婚約者が出来たんですよ。この国の第2王子のハインツ殿下です。

あの人お嬢様に会うなり顔を真っ赤にして可愛らしいものでしたよ。お嬢様も目がキラキラしてこれは両方とも一目惚れでしたね。


殿下はことあるごとにお嬢様に会いに来ておりました。その時はいつも侯爵様は言葉は優しげでしたが目が笑っておりませんでした。そして必ず奥様に引き摺られて行っていましたね。私も奥様のように夫を尻に敷きたいものです。

お嬢様の誕生日にも必ず会いに来て手ずからプレゼントを渡しておりました。その後侯爵様は必ず不機嫌になっておりました。


そんな殿下が今年は何故か来なかったのです。今でも月に1回は必ず来ていたあの殿下がですよ?代わりに便りでもあるかと思いきやそれもなし。

どうもおかしいと思ったら原因がわかりました。

えぇ、ビッチです。私が前世から大嫌いな媚売って男を駄目にするタイプの小説に出てくるようなビッチです。

殿下以外にも沢山の高位貴族を侍らして悦に浸るあのビッチ、見るどころか話を聞くだけでイライラしますね。

早く皆目を覚ますかざまぁされてほしいものです。


そんなこともありお嬢様は大変落ち込んでおりました。学園でことあるごとに殿下達の惨状をご覧になるたびに涙目になっておられたのです。

不憫に思いますが涙目のお嬢様マジかわいい。


そんな折お嬢様がお一人で殿下にお呼ばれになりました。

その間に私はどうあのビッチを締めあげてやろうか考えていましたらお嬢様が喜んだ顔でお戻りになりました。

理由を聞くと久しぶりに殿下とお話しになったようです。それだけで喜ぶなんてやはり殿下のことがと思いつつ久しぶりの笑顔で安心しました。最近のお嬢様は若干無理のある作り笑いでありましたから。

そこで詳しく聞いてみるとなんと婚約破棄されかかったらしいではないですか。驚いていると破棄最中に言葉が途切れ再開したらと思ったら破棄を取りやめたというではありませんか。

もしや涙目のお嬢様の魅力にやられたのでしょうか?それともまさかよくある話のように前世とか思い出したとか?そんな小説のような話があるわけないですよね。ってわたしがそれでしたわ。

まぁそんなわけないだろうしなにか思うとこがあったのでしょう。


さらに話を進めると二人で会いたいそうではないですか。それはお嬢様もご機嫌になるわけです。

そこでまた前のように仲良い二人に戻られると良いのですが。




殿下からお会いになられると言づけが来ました。

お嬢様は気合い入ってますね。

私は殿下が本当にお嬢様との仲が戻れるか見極めねば。




殿下がお帰りになりました。

お嬢様と打ち解けたようにお話しをなさったみたいでお嬢様は先ほどから妙にテンションが高くなっております。

見た感じどうやら殿下は正気を取り戻したみたいですね。何度か今までの恨みを込めて睨んだりしてしまいましたが大丈夫なようです。これなら侯爵様に良い返事が返せそうです。

ああ、お嬢様が私以外誰もいないからといって顔を真っ赤にして足をパタパタさせています。

今まで殿下はお嬢様に頼み事をするようなことがなかったのでそれが嬉しいのでしょう。こんなところ侯爵様に見せたらお喜びになるか嫉妬するかなさいますね。・・・おそらく激しく嫉妬なさるでしょうが。

さて、殿下は取り巻きの方々を元に戻そうとなさっておりますから私はあのビッチの悪行でも集めましょうかね。

殿下はビッチも正そうとしておりますが一度ガツンとやってしまってからの方が私はいいと思うのですが。



お嬢様を元に戻したらさっそく動き出しましょうかね。

所用により2、3日書く時間がとれない恐れがあります。

楽しみになさってる方はご容赦くださるようお願いします。



誤、言葉が途切れ再会したら

正、言葉が途切れ再開したら


誤、日本の女子高校生でしたんですよ

正、日本の女子高校生だったんですよ

ご指摘を受けました。ご指摘ありがとうございます。

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