20話 修学旅行が到来
ここで1つ、思いだす。
「バスの運転手さんを忘れていた。誰か、連絡先を知らないか」
拓海の言葉を聞いて全員が思いだす。好きな様に暴れてきただけに完全に忘れてしまっていた事に そして・・
「桜庭さん、これを渡すのを忘れておりました。燃料も満タンです、移動も可能です。何処に向かいましょうか」
名刺を受け取り、連絡先も載っていた。
「ありがとう、鈴木さん!大阪にお願いできますか。道中にも又しても現れた際は、」
「心得ております。休憩も兼ねてのんびりと向かう事にしましょう。修学旅行なのですよ。皆様方の!」
武者修行の様にも成っていたのだが誰1人として突っ込む野暮が居なかった。その後も道の駅とかに止まりながら楽しい時間を過ごし、宿屋を取る事も忘れずに最初の予定していたホテルは、存在していて 誰1人として現れない生徒を待ち続けているのであった。
「何時になったら訪れるのかしら 生徒達は?」
「なぁ~もしかして この子達じゃ~無いのか、宿泊する生徒達って?」
テレビ画面を見てみれば、特集が行われており、街での被害の事も流れていた。空を飛んでいる生徒や魔物との戦闘風景を見て顔が引き攣っていた。そんな彼らを指揮している彼を見て
「いい男だねぇ~抱かれたいわ」
などと呟く場面もチラホラと街中でも聞こえているほどに・・・
食い倒れの街で2日間も過ごすも何も起きる事も無く、平和な時間が流れていた。ネットで魔物が暴れている映像が映し出されるも遠い事を促された。今回の討伐で手薄になった場所から氾濫が起きている事実も知る。さすがの拓海も頭を抱えるが
「鈴木さん、会社に確認をしていただけませんか。帰るのが遅くなる事を」
驚きの顔に変わるも承諾をしてから連絡をするも了解を得る事ができた。当然の様にバスに乗り込み、移動が開始にもなる。連絡も関西から四国に変わり、援護に向かう事を承諾も得る。
仲間にも両親に連絡をするように伝えると渋々と連絡を取り出す。中には、拓海と変わって欲しいと言いだす親まで現れ、息子を 娘を頼むとまで言われてしまう有り様に学園に連絡をしてから 寮にも連絡をして置く。小休憩の意味で食事で立ち寄った場所でもネットやテレビでも有名にもなっている生徒を見つけて握手攻めに陥ったり、行き先を聞かれたり、食事までタダになる有様に
拓海に関しては、遠くの方から見守る事が多く見受けられた。そして 鈴木詩織に関しては、鬼嫁としての2つ名が付けられるほどに
「拓海、あんたが私を鬼嫁って言いだす物だから 何処に行っても鬼嫁って言われるようにもなったじゃ~ない」
「まて テーブルを叩くな!壊れる。破壊だけはさせないでくれ!」
それを聞いている観衆も引き始める。いたたまれなくもなると拓海の顔面を殴るが結界に挟まれるも爆音が鳴り響く。それだけで歓喜な声で騒がれてしまう。
「自業自得だろう!」
「詩織も鬼嫁でいいだろう。俺は気に入っているぞ!」
回し蹴りで吹き飛ばされてしまう。それを見て・・・観衆も固まってしまうが 何も無かったかのように立ち上がり、平然と椅子に座る旦那を見て関心もする。仲間達もまた多くの食べ物を持って現れる。拓海は、ネットニュースで確認をしていた。ハンターギルドの職員も現れ、現状報告を拓海にする。
拓海の話を聞きながら食事も済ませている。話の方向ものらりくらりと言い方向に持っていかれてしまう。現状も思わしくも無く、金の流れにも乗り、1人に対しても30万円も出して貰えるようにもなり、同級生全員も歓喜な声を上げる。ここからバスの運転手にも臨時のボーナスを支払う事となり、後ろの方でガッツポーズを取っていた。
「1週間の修学旅行が日本一周に成ったりして」
拓海の呟きを見逃す事も無く、可能性もゼロで無い事を願う。
「それで桜庭さん、四国に3日間の滞在の後なのですが九州に渡っていただけますか。もしもの為に!」
「構いませんが温泉で有名な場所がありますよね。ホテルを予約して頂けますか。運転手さんにも少しでも休憩が必要だと思うのです。できれば、女性の接待もお願いできませんか」
未だにガッツポーズで嬉しがっている処で皆が見つめられて 戸惑いだす。
「え?・・何?何か、不味い事でもしてしまいましたか」
「四国、行きから九州行きが決まりましてよろしいですか」
「も・・・問題もありませんが 他には?」
「女性も2人は必要でしょう」
「わかりました。手配しておきます」
「聞いた通りだ。何も無かったら帰るぞ!」
それでも十分だった。観光地巡りをしながらの旅ができるようにもなる。
「半日で終らせて 2泊も四国巡りをするぞ。できるよな!」
橋の手前の道の駅で 黒煙が見えた。それだけで動くには十分だった。靴紐を締め直す、本気の走りを繰り出して現場まで15分で到着をしてしまう。上空に飛び交う魔物も拓海が狩り取りながら指示も与える。それを目にして駆ける。回復の彼女達も現場に到着をすれば、誰構わずに回復を繰り返し行われ、誰1人として死なせる事もしない。懸命な救出作業を行うのであった。
瓦礫の下や下敷きになっている者も魔法で拓海が救出をしてしまう。不思議と死人が出る事も無く、救出までされてしまい。魔物に死体も街から消え去り、2日に渡る。戦闘にも終了の兆しが見えた時、新たなるゲートが開き、1体の人型の魔物が現れる。鑑定で見た限りでも魔人と成っており、魔物で無い事は理解した。
「悟!」
「あいさぁ!」
ガッツンと音が鳴り響く。すぐさまに回復を施して
「下がれ、皆も同様だ!」
第21話 土産を忘れていた。




