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003 入学式はボーッと。

 ピピピピとスマホからなるアラームの音で目が覚める。

 

 蓮はそのうっとおしくて騒がしい音で目が冷めた。


 「ふわぁ〜〜。 あぁー入学式か〜。はぁ~、眠い。」

 

 現在の時刻は大体6時半、蓮は昨日珍しく10時半には布団に入って寝たが、なぜか寝不足気味だった。蓮が気怠いながらも、頑張って体を起こしていると、ドアの外から足音が聞こえてきた。足音からして大輔だろうかそんなことを考えていると、ノックの音が部屋に響く。


 「れーん。今日は入学式だぞぉ。起きてるかぁ〜。邪魔するぞ〜」

 「邪魔すんなら帰ってぇ〜、ちな、起きてまぁす。」

 「アイヨー」


 という大和家ではよく大輔とする会話をして蓮は、ベッドから降りて今日から毎日のように着るはずの制服に袖を通す。制服はスタンダードなよく町中でよく見るようなごく普通の制服だった。制服をきて下に降りる。


 「おはよぉー。」

 「おはよう。蓮。今日は入学式でしょ。初日から遅刻はだめでしょ。」

 「うん、とりあえず今日の朝ごはん食べちゃいまぁす。」


 蓮は朝ご飯に出てきた白米と味噌汁とサラダとウインナーという、育ち盛りの子供には十分な量の朝ごはんを食べた蓮は、朝ごはんを食っている蓮を羨ましそうに見つめる、大牙と怜の羨ましそーな視線を受け流しながら、朝ごはんを食べ終えた蓮は、家をでた。


 「んーーはぁっ、今日チョーいい天気じゃん、めっちゃ快晴。」


 そんなことを思いながら、十分程街の中を歩いていると、学校が見えてきた。入学期まではあと15分程あるはずだが、意外と人がいた。もう入学式の受付は始まってるらしく、あとから来た大輔とマリーと合流して、ぺぺっと受付をして会場の中に入って自分の席についた。すこしたって入学式が始まった。


 (うぉー。久々だなー、この空気感。なっつかしー)

 (確かに。僕も大学の入学式以来かな」

 (学校の入学式は聞いたことはあるが、参加する側は初めてじゃの)

 (この学校の体育館、前の学校よりだいぶ広いのね)

 

 大牙たちがそんな自分たちの思い出を思い出していたら、開会式が始まった、校長がステージの上に上がった。


 「私が桃源郷暁ヶ原高等学校の校長の真辺恵吾です。よろしくお願いします。では、カクカクシカジカ〜〜〜〜〜」


 そんなこんなで,the校長 といったご定番のなっがいありがたいお話や先生たちのの自己紹介や、その他諸々の話をボーッとしながら聞いていたらいつの間にか終わっていた。そんなこんなで入学式も終わり、大多数の人間が待ち望んでるであろうクラス発表の時間になった。A〜H組まであり一クラス約35人のようでその中で蓮はB組となった。


 「私がB組の担任になった安達圭介です。これからよろしくお願いします。では、早速ですが皆さんには自己紹介をしてもらおうともらいます。」

 (んー。まぁまぁまぁまぁ、自己紹介かぁ。うーんでも前の人の見ればなんとかなるかぁ。)

 (自己紹介って何話すんじゃ?名前と?あと何があるんじゃ?)

 (普通に他は趣味とか話すんじゃないですか?)

 (あー榛名様のありがたいご助言だぁー!、ありがてぇー)


 そんなことを話しながらあと5人になった。そして若干緊張しながら待っていると蓮に順番になった。


 「えーー。俺の名前は大和蓮です。趣味はアニメと読書とゲームです。これからよろしくお願いしまぁす。」

 

 そんなごく普通のありきたりな自己紹介をした蓮は、自己紹介が終わって他の人の自己紹介を聞き流しながら少しボーッとして少ししてたらいつの間にか終わった。


「じゃあ、これで皆さんの自己紹介が終わったのでHRを終了します。それでは、また来週に、さようなら!」

「「「さようなら!」」」


 HRでみんながでけぇ声で帰りの挨拶を行った後、帰路につこうとしたが。後ろから足音がした。


 「おーい。そこの君ぃー」

 「ん??俺ー?」

 「そうそう君だよ、君!」

 「あんた誰ぇ?まず名を名乗れぇい!」

 「私の名前は相良薫だ。さぁ、僕は自分の名前を名乗ったんだ、次は君が名乗る番じゃないのかい?」

 その相良薫と名乗った男は、平均的な高校生のような体つきの優男といった感じの雰囲気の男だった。

 「俺の名前は大和蓮だよ。」

 「まぁ君の名前は知っていたんだが」

 「なんで!?怖ッ!ストーカーですかぁ!?」

 「違うわっ!ただ同じクラスなだけだよ。」

 (そっ、そうだよな。俺のことをストーカするやつなんているわけないよな。)

 (そうだぞ。お前のことをストーカするやつなんていねぇだろ。しかも男で)

 (そうだぞ蓮、女子なら万が一にってことがあるが、男子はないだろ。流石に。)

 (そそそ、そうだよな。自意識過剰だったわ。ふぅ。)

 「で?そのお前がなんのようだよ?。」

 「だって同じクラスだろ?友達がいないから、新しい友達を作ろうかと思って話しかけたんだよ。」

 「なるほどね。」

 (ちゃんと真っ当な理由なのか。)

 「じゃあこれからよろしく。」

 「あぁ、よろしく頼むよ。じゃあまた明日学校でね。」

 その後は薫と別れて家路についた。そして10分ほど歩いて家についた。

 「あー。なんか疲れた早めに風呂入って、めし食って早めに寝よっかな」


 その後、蓮はなんとか有限実行して早めに寝た。そして次の日の朝、蓮は昨日と同じように朝のルーティンを繰り返して学校に向かった。


 「やぁ、蓮おはよう。」

 「ん?あぁ薫かおはよう。」


 キーンコーンカーンコーンというチャイムが鳴りHRが始まる。少し経ち、HRが終わり蓮に話しかけて来る人物が一人居た。

 「よぉ、さっそくだがお前の名前を教えてくれないか?」

 「こういうときは自分から名乗るもんだよ。」

 「そりゃそうか俺の名前は、金剛龍だ。そういうお前の名前は何だ?」

 「俺の名前は大和蓮だ。これからよろしく頼む。」

 「あぁ、これからよろしく頼む。」


 金剛龍と名乗った男はガタイがよく、気持ちのいい男といった第一印象だった。」


 「蓮、君もう友達をつくったのかい?」

 「あんたの名前はなんだ?」

 「フッ、人に名前を聞くときは自分から名乗るんだよ。」

 (デジャヴ!)

 「さっきも言われたなそれ、わかったよもう一回名乗るよ、俺の名前は金剛龍だ。これからよろしく頼む。」

 「僕の名前は相良薫だよ。こちらこそこれからよろしく頼むよ。」


 そんなこんなで蓮に友達が一人増えた。なんやかんやあり、昼休みになり蓮、薫、龍が学食を食べに食堂に行った。食堂についた蓮たちは、各自メニューを頼み席につきそれぞれ食べていると食堂が騒がしくなった。


 「なんだか騒がしくねぇか?」

 「確かに結構騒がしいな。いつもこんなんなのか?」

 「さぁ?」


 蓮たちが食べ終わっても、まだ騒ぎは収まっていなかった。お盆を返しにいくために歩いていたら、騒いでいたであろう人物が蓮にぶつかった。


 「なんだぁ!おめぇ!人にぶつかりやがって」

 「ぶつかったのは、そっちでしょうがぁ!」

 「あ、あいつ、内海に歯向かってるぞ!」

 (いいぞー蓮。こんな野郎ぶっ飛ばしてやれー)

 (そうじゃそうじゃやってやれい)

 (学校で問題を起こそうとしないでくださいよ大牙さん、鷹晶さん。)

 (いつまでたってもこういう頭が足らないやつはいるんだな。)

 「いいぜぇ!お前に学生決闘を申し込んでやらァ。」

 「学生決闘?なにそれ?」

 「蓮、学生決闘っていうのは簡単にいうと、学校公認の勝負だよ。」

 「ホエー。バイオレンス」

 「放課後に決闘だー!お前逃げるんじゃねえぞ」

 そんなダル絡みをされ蓮は物凄く面倒くさそうな表情をしていた。

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