第56話 スーラとの戦い
(スキル鑑定)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホムンクルスLv.210 ランクA
スキル 錬金術【雷】
雷で思い通りのものが精製できる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まずは小手調べだ
「錬金術【地】 泥狼」
地面から狼達が10体生成された
「行け!」
「ヴォーーーン」
狼は雄叫びをあげてスーラの元へと向かっていった
「リルは先見眼で、コウは鼻で様子を見てくれ!」
「スキル 先見眼」
「スキル 野生」
スーラは雷の弓を引いた
「空!コウ!飛んで!!」
リルがスーラの動きを予知して空達に指示した
「雷矢」
スーラの弓から放たれた雷の矢は目にも留まらぬ速さで狼達全てを突き刺した
そして、突き刺した矢から電気が地面をつたり空達に向かって電撃波となり襲いかかった
リルの指示で飛んでいた空達は間一髪でそれを免れることができた
「空!足場を!」
コウが空に向け言った
「わかってる!」
「闇魔法 魔晶結界」
空はすぐさま空中に足場を作り空達は結界の上に乗った
雷というだけのことはあるな。
流石に攻撃が速い。リルの先見眼が無かったら危なかった。
どう戦うか…
「先見眼か。良いスキルだね!電気がつたるまで読めてたのかな??」
「ええ!しっかりと見させてもらったわよ。今度はこちらの番よ!」
すかさず空が指示を出した
「リルは左!コウは右から頼む!なるべく分散した攻撃で弓を打てなくする。僕は正面から中距離魔法と剣で攻める。2人は近距離で弓の射程に注意しながら攻めてくれ。」
弓は一方方向にしか打てない。リルは先見眼、コウは野生で五感が研ぎ澄まされている。これならいくら速い矢だとしても避けられる。3方向に分散した攻撃できめる!
「いくぞ!!」
「火魔法 身炎上火」
リルの体に火が纏った
「風魔法 狼風双牙」
コウの体に風が纏った
空達は各々が各方向から攻めていった
リルとコウは左右に大回りをして攻めた
空はそのままスーラの直線上に入り魔法の準備をした
(なるほど。攻撃を分散することで弓を射る的を定めさせないということねー。たしかに考えられてるけど…)
「それは本職が弓だった場合でしょ?」
「雷鷹」
弓が4匹の鷹に変わりリルとコウに2体ずつ向かった
「弓から変化したのか?」
【剣技 火炎の渦】
リルは横に回転して鷹を勢いよく斬り裂いた
コウは風の纏った爪で鷹を切り裂いた
「甘いわよ!それも読めているわ!一気に攻めるわよ!コウ!」
「ええ!いきますよ!」
「フフフ。」
スーラは少し笑い、パチンと指を鳴らした
すると、先程リル達に斬られた鷹の雷がリルとコウの体を漂い始めた
「雷糸膜」
体に漂った雷は細い糸のようにリル達に纏い、そして電気を流してリル達をその場に固定した
「いぁぁぁぁーー!!」
「ぐぐぐ!!雷の糸??まずい。リルも足止めされた。く、くそ。電気で体に力が……」
!?。弓から変形してそこまでできるのか。
くそ、2人を助けないと…!!。
「これで1対1だね!。空の作戦も無駄になったわけだ!」
「言ってろ!」
「闇魔法…!」
「遅いよ。」
「雷王拳」
スーラの体に雷が纏い速さが格段に上がった
空は速度が急に上がったスーラの右のストーレートをもろに左頬にくらい、後ろに振り飛ばされた。
「く、くそ。」
急に速くなるなんて。
「3人ともそれが本気なの?困るなー。」
「雷剣」
スーラの右手に集まった雷は剣の形を成した
「じゃ、次は剣で勝負だ!!ガッカリさせないでよね?」
スーラが指を鳴らすとリル達の雷が解けた
「ハァハァ…。ナメられてるわね。」
「つ、強いですね。こっちの速さも無になるなんて。」
空は剣を抜いた
「やってやる!」
「闇魔法 闇剣斬三」
空の剣に3本の闇のオーラが纏った
【剣技 真炎創火】
リルはスーラに向かって剣を突いた
「風魔法 狼風斬」
コウは自身の爪に風魔法を最大限に乗せて手を振りかざした
「雷撃波」
スーラがその場で一回転しながら剣を振ると、スーラの周囲から電撃波のように空達を襲った
それに空達はあたり、後ろに吹き飛ばされた
吹き飛ばされた空達は雷を体に帯び、シビてれすぐには立てない
「こんなものか。じゃあね!!」
スーラが空に向かって剣を振り下ろした
キンッ
するとリルが空とスーラの間に入り、スーラの剣を自身の剣で受け止めた
「させるわけないでしょ!!」
「へぇー。先見眼で予知してあらかじめ後ろに飛んだのかな??やるじゃん。」
「うっさい!!そんな余裕もすぐに終わらせるから。」
【剣技 榾火の火種】
リルは真横に全力で剣を振った
その一閃はパチッパチッと音がして焚き火の木が鳴く音のようだった
そしてその一閃でスーラと距離を空けた
「いいねぇ!先見眼を持った子とやるのは初めてだ!楽しませてよ!」
(相手は近距離。近距離だと先見眼がある分こっちが不利だな。中距離戦に持っていった方がいいか。)
「雷槍」
スーラの右手の剣は槍へと変わった
「なんでもありね。いいわ!!いくわよ!!」
リルは火を纏った剣を構えてスーラに向かっていった
ご愛読ありがとうございます。
今回はスーラとの戦いを書かせてもらいました。
流石にLv.200を超えるホムンクルスは強いですね。
錬金術【雷】はどんな武器や形にもなることができます。その柔軟性は使い手次第では無限にありますね。
錬金術は全部で3つの属性がありますが、1番厄介な錬金術が雷です。
空達はスーラに勝つことができるのか。
次回はリルの戦いをメインとして書いていきます。
この作品が少しでも面白いと思っていただけたら
ブクマ、評価、感想いただけると幸いです。




