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【77本目】スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年・米)

 【ビッグバンセオリー】観る限り、キャラ自体は叩いてるくせしてみんなジャージャーのものまね上手いよなアメリカのオタクって。




【感想】


 アメリカにおける国民的人気映画シリーズの16年ぶりの新作にして、2005年まで続くスターウォーズ・新三部作(【プリクエル・トリロジー】)の第1作目です。


 順当に【新たなる希望】からレビューしようかとも思ったのですが、思い出補正の強い(公開当時小6)こちらから先にレビューする方が書きやすいだろう、ということでこっちで先に書かせていただきます。




 初めて見たの小学校卒業しかけの頃だったかな?DVD世代交代直前のVHSをレンタルして繰り返し見てましたね(アホガキだったため、劇場公開時は映画館まで行って「デジモンペンデュラムを家に忘れてトータモンが死にそうだったから」という理由で見ずに帰る)。


 もちろん当時小学生な上に旧三部作も未見だったため細かいストーリーとかは全く把握しきれてなかったんですけど純粋に当時最先端のCGやアクションだけで楽しんでましたし、何だったら専門用語満載で新参に厳しいジェダイたちの会話も却ってわからなさ故の深みを感じてたように思います。




 【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】とかでも似た経験があるんですけど、少年時代に見てハマり、成長して映画から離れてたころにスターウォーズファンの間で酷評されていることを知ってびっくりしましたね(相当離れていたので、ショックだったとかではない)。


 ただ【ロスト・ワールド】が今客観的に見たら色々おかしいのに比べて、この【ファントム・メナス】は個人的には言うほど不満点は見当たらないですけどね。


 むしろ全編通して壮大なCGで構成されたド派手なアクションシーンには、子供の頃のストーリーをあまり理解できていなかった僕は「これがスターウォーズか!!」って感じで圧倒されてました(旧三部作世代の人とは解釈違いになるんだろうけどw)。


 そういう意味で、90年代に小学生だった自分に、スターウォーズの面白さを教えてくれた映画として記憶の深い部分に刻み込まれてる映画なんです本作。ネットでも同世代で似たような意見持ってる方を数えきれないくらい見かけましたね。




 確かに旧三部作を見た後だとスケールは小さいしジャージャーはシリーズの作風的になんか違うし、ラストの葬儀もジェダイは死後肉体が消滅するって設定と矛盾しますし、旧世代にとって不満の多い映画なのはわかります。


 特に帝国軍VS反乱軍の決戦!!ドロイドVSクローンの戦争!!とかド派手なバトルが展開される他作に比べると、本作の戦争は小競り合い感が否めない。


 ただスターウォーズ正史を6作(9作)見終えた後実感するんですが、本作はあくまで【悲劇の始まり】に過ぎないんですよね。だからスケールが小さいまま無難に収束していく本作のストーリーは、ラストシーンのパレードで終わるハッピーエンド感と相まって【嵐の前の静けさ】というか、【この後の地獄考えると逆に不穏な平和さ】って感じで、【ジェダイの帰還】のようなハッピーエンドとか【シスの復讐】のようなバッドエンドでは味わえない独特の味があるって思えます。




 というわけで90年代に少年時代を過ごした人間にとっては色々思い出深い映画でなんですけど、スターウォーズの長い歴史から見てもわりと唯一無二の趣を持っている映画であると言えるでしょう。




【キャラについて】


 旧三部作の方じゃなくて本作に先に触れたので、オビ・ワン・ケノービというフレーズでまず思い浮かべるのは白髪の老人じゃなくて、ユアン・マクレガー演じるイケメンなんですよね。


 C-3POも後の金ピカ装甲じゃなくて今作での導線むき出しのビジュアルが先に思いつきますし、スターウォーズに出てくるお姫様、と聞かれてまず浮かぶのはレイア姫じゃなくてアミダラ姫です。


 ベイダー卿は流石に名前とビジュアルだけは知ってましたけど、【ダース・○○】も【ベイダー】より先に【モール】の方が思いつきます。




 ジャージャーもSF映画ならよくいるコメディリリーフって感じで年上のファンの方に比べてそこまで嫌悪感はなかったりします(次作のアレはさすがに擁護できないけど)。


 何だったら当時のかの国のCG技術、モーションキャプチャー技術がスターウォーズの表現方法を一気に広めたことを象徴するキャラとして、ワクワクしながら見てた気がする、子供の頃は。




 旧三部作を知った後見るとオビワンはまだ若いしヨーダの爺はあんまり力貸してくれないしで、あんまり主要メンバーはミレニアムファルコンチームほど頼りがいのある存在に見えません。だからこそリーアム・ニーソン演じるクワイ・ガン=ジンの安心感がヤバいし、モール卿に殺された時の喪失感といったらヤバかったですね。【新たなる希望】でオビワンだけでなくソロまで戦死するようなもんでしょアレ。




【好きなシーン】


 「あの恐怖の暗黒卿にも少年時代があった」がこの映画のキモの一つなので、アナキンの資質が垣間見えるシーンが映画一番の見どころですかね。


 天才発明家であり、天才レーサーであり、天才パイロットであるという、ちょっとした異世界チート感のある活躍ぶりは、ジェダイの修行を積む前は何の変哲もない若者だった(血統も本人は自覚ないしね)ルークとは色々対照的で興味深いです。


 そう考えると長いって批判されがちなポッドレースの尺もその辺を強調するためなのかもしれない。


 「戻れって?そりゃないぜ、マスターはここ(戦闘機のコックピット)にいろって言ったんだ!」みたいな、後の【クローンの攻撃】や【シスの復讐】で開花する柔軟な思考が片鱗を見せてるシーンも好きです。




 あとクワイ・ガンとオビワンの師弟のコンビネーションは、後のアナキン・オビワンよりもよっぽど息が合ってて見てて痛快です。そのコンビネーションと単独で渡り合うモール卿の強さも。

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