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大罪魔女の落ちこぼれ   作者: ゆずきあすか
森の魔女 編
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2/29

Episode2 竜討伐の行方

 大罪魔女の一人、色欲の魔女カルミア・ジーニアス。

 その彼女の前方を飛行するのは、傲慢の魔女ロベリア・デルフィニウムだった。二人は今、火竜の群れが頻繁に目撃される山脈へ向かっている。

 目的は一つ、竜討伐。

 眼下を流れていく森林や山々を眺めながら、カルミアは必死にロベリアの後を追っていた。

 そんな中、前方からロベリアの声が飛んでくる。


「カルミア、竜についてはどの程度の知識がある?」

「えっと……書物で読んだ程度ですが」


 カルミアは少し考えてから答える。


「竜には六つの種族がいて、火竜《かりゅう》、水竜《すいりゅう》、緑竜《りょくりゅう》、地竜《ちりゅう》、白竜《はくりゅう》、黒竜《こくりゅう》。それぞれが異なる属性を持っている」

「ふむ」

「それから……竜の鱗はミスリルにも匹敵する強度を持っていて、通常の武器や魔法では傷をつけることすら難しい。知能も高く、飛行能力を活かした空中戦と遠距離からの魔法攻撃を得意とするため、討伐難度が非常に高い……くらい、です」

「ほう。それなりに勉強しているようだな」


 ロベリアが僅かに振り返る。


「ありがとうございます……?」

「だが、肝心なことを一つ忘れている」

「え?」

「現地に着いたら、私が模範解答を見せてやろう」

「わかりました」


 カルミアには、その言葉の意味がよく分からなかった。


◇ ◇ ◇


 ――それから半日。

 二人はほとんど休むことなく、上空を飛び続けた。

 飛行魔法によって空を移動すれば、地上を進むよりも遥かに速い。馬車や徒歩で向かえば三日は掛かる距離。それを、わずか半日で踏破した。

 やがて、眼下に巨大な山脈が姿を現す。


「……着いたぞ」


 ロベリアが速度を落とす。カルミアも遅れて高度を下げた。しかし、目的地へ到着した頃には、日は落ちかけていた。

 山々は闇に包まれ、月明かりだけが僅かに地面を照らしている。

 二人は竜の群れから少し離れた場所へ降り立った。


「ここからは慎重に行く」

「……あの」

「なんだ?」

「ちょっと、休みませんか……」


 カルミアは膝に手をつき、肩で荒く息をしていた。


「もう、限界です……」


 飛行魔法による長時間の移動。 飛行魔法は便利だ。 だが、決して楽な魔法ではない。飛行中はずっと魔力を維持し続けていなければならない。そのため長時間の使用には大量の魔力を消費する。

 さらに、飛行中は常に魔力の制御を必要とするため、精神的な疲労も大きい。

 カルミアの体力は、とうに限界へ達していた。


「全く……」


 ロベリアが呆れたように息を吐く。


「これくらいの移動で息を切らすとは。少しは体力をつけろ、未熟者め」

「す、すみません……」


 普段の彼女は、森へ薬草を採りに行く以外、ほとんど家に籠もっている。魔導書を読み、薬を調合し、魔法を研究する。

 それが彼女の日常だった。

 山菜採りで多少歩くことはあっても、今回のような長距離移動とは比較にならない。

 完全な運動不足。そのツケが、今になって一気に回ってきていた。


「……まあいい」


 ロベリアが周囲を見回す。そして、山肌の一角へ視線を向けた。


「いたぞ、あそこだ。火竜だ」


 カルミアは目を凝らした。だが。


「……暗くて、何も見えないです」

「魔力探知を使え」

「あっ」


 カルミアは慌てて魔力探知を展開する。周囲の魔力が徐々に輪郭を持ち始めた山の奥に巨大な魔力反応がいくつも存在している。


「……いました。でも、なんか小さくないですか?」

「あれはまだ、幼い火竜だ。だが甘く見るな」


 ロベリアが説明を続ける。


「幼いとはいえ竜は竜だ。一般的な魔獣とは比較にならない」


 ロベリアが前へ出る。


「今から模範解答を見せてやる。よく観察していなさい」


 そう言って、ロベリアは右手を正面へ翳した。

 ――瞬間。暗闇の空に、無数の魔法陣が浮かび上がった。


「……っ」


 カルミアの目が見開かれる。

 魔法陣は火竜たちの巣の上空を覆っていく。次第に魔法陣へ膨大な魔力が流れ込む。先ほどまで暗闇の空だったのが白く輝いた。

 その異常な魔力を感じ取ったのか、眠っていた火竜たちが次々と目を覚ます。

 警戒するように首を持ち上げる。

 だが――遅い。

 ロベリアの魔法構築は、すでに完了していた。


「――熱光線《イグニス》」


 次の瞬間。

 夜空を裂く無数の閃光が、一斉に放たれた。光線は一切の無駄なく、火竜たちの頭部を正確に貫いていく。

 ものの数秒で数十匹いた火竜は一瞬にして沈黙した。

 目の前の出来事に、カルミアは呆然と立ち尽くす。


「もう……終わっちゃった……」


 あまりにも早かった。

 戦闘と呼ぶことすら躊躇うほど、一方的だった。これが――大罪の魔女序列第三位、傲慢の魔女の実力。


「幼い竜とは言え、鱗は非常に硬い」


 余韻に浸る間もなく、ロベリアが説明を始める。


「真正面から攻撃しても、相当な火力がなければ鱗を通らない。だが、少量の火力でもダメージを与えられる場所がある。それは竜の頭部だ」

「頭部ですか?」

「そうだ。頭部だけは鱗が無い。つまり、そこが弱点だ」

「……なるほど」


 少量の火力って言ってたけど、どうみても少量では済まない気がする。


「――では、亡骸を確認しに行こう。お前もついて来い」

「あっ、待ってください!」


 ロベリアたちはの亡骸を調べるため、魔力探知で安全を確保しつつ、火竜の巣へと足を踏み入れた。巣はいくつもの藁で構成された簡単なもので出来ている。


「あの、勝手に入って大丈夫なんですか……」


 カルミアが小声でロベリアに質問するが、その耳には声が届かなかった。何やら神妙な表情で、幼い火竜の身体を見ていた。


「どうしたんですか?」

「……妙だな。これを見てみろ」


 ロベリアが火竜の後ろ足を指差した。そこには、深々と刻まれた傷があった。出血はすでに止まっている。だが、肉は大きく裂け、骨まで露出していた。


「ざっと確認したが、ここにいる火竜は全て同じ傷を負っている」

「これ……鱗を貫通してますよ」

「そのようだな」

「もしかして、竜同士の縄張り争いで傷を?」

「可能性はある。だが――」


 ロベリアは傷口を見つめる。


「傷が深すぎる。いくら竜の爪と言えど、これほど鱗を貫通するのは考えにくい。それに、他にも不可解な点がある」

「……そういえば、ここにいる火竜は全て子どもですね。親の竜が見当たりません」

「そこだ。知能が高い竜が、狩りもままならない幼い竜だけを巣に残して姿を消すなど、聞いた事がない。必ずどちらかの親が、子どもを守る役目を与えられる」


 ロベリアは少し考え込む。


「カルミア。私たち魔女が、竜を討伐する目的はなんだ?」

「えっと、確か民間人の安全を確保するため……だった気がします」

「その通りだ。私たち魔女は、民間人の安全を脅かす事象が確認された時に動き出す。今回の件もそうだ。火竜が通行する商人を襲った事で調査と始末が依頼された」

「商人を襲う? 竜は危害を加えない限り、下級の生き物には手を出しません。それに、竜は国を亡ぼす力を持っています。危害を加える生き物なんて、そんな――」


 嫌な考えが浮かぶ。本当は、考えたくなかった。けれど。


「……もしかして、私たち人間ですか?」

「だろうな。経緯は定かではないが、恐らく何者かが火竜に危害を加え、敵と見做した人間を無差別に襲っている。だが、説明が付かない点が多すぎる」


 カルミアは幼い竜を見つめた。


「今日はもう遅い。ひとまず、近くの村で宿を取ろう」


 二人は巣を後にした。

 向かう先は、山脈の麓にあるムスカリ村。


◇ ◇ ◇


 ――ムスカリ村。

 人口およそ百人ほどの小さな村でありながら、商人たちの間ではそれなりに知られた場所だった。

 標高の高い土地を利用して育てられる天然香料。その品質は非常に高く、高値で取引されている。

 そして今日、この村では年に一度の収穫祭が行われているらしい。


「この時間でも祭りは続いているだろう」


 ロベリアが言う。


「情報を集めるには丁度いい」

「……お祭り」


 カルミアが呟く。

 少しだけ、胸が弾んだ。カルミアが住む森の近くに、祭りなどという風習はない。だからこそ、一度くらい見てみたい。


「きっと、賑やかなんでしょうね」

「そうだろうな」


 カルミアは小さく笑った。

 疲労も、悩みも、ほんの少しだけ、頭から離れた。そして二人が山道を抜けた先に、ムスカリ村が見えた。

 祭りの賑わいが押し寄せ、飛び交う人々の声、はしゃぎ回る子どもたちの笑い声が重なり、村全体が活気に満ちている。


 ――そんな光景を想像していた。


「……なんだ、これは」


 ロベリアが呟く。

 彼らが見たのは、活気あふれた村の光景ではなく、逃げ惑う人々、家々が炎に包まれ、煙が夜空へと立ち昇っている。そして上空を巨大な影が覆う。

 ――数え切れないほどの火竜だった。


「……火竜」


 カルミアの声が震えた。

 泣き叫ぶ子ども、負傷して倒れ込む者。家族を探して走り回る者。避難を呼び掛ける者。祭りの夜だったはずの村は、一瞬にして地獄へと変わっていた。


「そういうことか。親が不在だったのは、一斉にこの村を襲っていたからだ」


 ロベリアが空に魔法陣を展開する。


「カルミア! 私は火竜を討伐する! お前は村人の避難を手伝え!」


 ロベリアの怒声が響いた。


「…………」


 しかし、カルミアは動けなかった。

 炎、焼ける家、倒れる人、泣き声、鼻を刺す煙の臭い――あの時の記憶が脳裏を巡る。

 次第に足の感覚が消えて、息が苦しい。


「――ミア! カルミア!」


 ロベリアが叫ぶ。


「立ち止まっていても、状況は悪化するだけだ!」

「ハッ……ハッ……」

「よく聞け、お前は魔女だ。その責務を果たせないのなら――ここで死ぬぞ!」


 私の――責務?

 その言葉が胸に突き刺さった。

 どうして、どうして自分なんだろう。一般魔法だって、そこまで得意じゃない。扱う魔法も戦闘向きではない。実戦経験もない。こんな自分が、どうして魔女に選ばれたのか。

 ずっと分からなかった。私は――ただの落ちこぼれなのに。

 

 ――パチンッ!


「……っ!」


 頬に衝撃が走った。

 カルミアが呆然と顔を上げる。ロベリアの手が、ゆっくりと下ろされていく。


「聞いているのか!」


 珍しく、ロベリアの声には余裕がなかった。


「いつまで怯えているつもりだ!」

「…………」

「辺りは火の海だ! 生き残るため、恐怖と戦いながら逃げている者がいる! 大切なものを守るため、勇気を振り絞って人を誘導している者もいる!」


 その言葉にカルミアは周囲を見る。

 泣き喚く声だけでなく、その弟の手を引く少女。老人を支えながら走る青年。負傷の救出に力を合わせる人々。

 そうだ、誰もが怖い。それでも誰もが、生きようとしている。


「お前は――その人たちを、見殺しにするつもりか」


 怖い。逃げたい。今すぐ、この場から逃げ出したい。

 それでも。

 ――あの子たちの泣き声だけは、耳から離れなかった。


「……違います」


 震える声。


「違います……!」


 カルミアは拳を握る。足は震えている。涙も浮かんでいる。

 それでも。


「私は……人を殺すことは、絶対にしません」


 カルミアは顔を上げた。


「残された人たちの命は、私が守ります! それが、今の私に出来る責務です!」

「――そうか」


 ロベリアが僅かに口元を緩める。


「だったら、さっさと行動に移せ!」

「はいっ!」


 カルミアは走り出した。村人たちと共に避難誘導を行い、倒壊しかけた建物から人を救い出す。負傷者へ応急処置を施す。

 火の回った場所には風魔法で防護結界を展開する。カルミアにできることを、一つずつ積み重ねていく。

 その間も村の最前線では激しい戦闘が続いていた。

 火竜の咆哮。魔法が炸裂する音。


「……っ!」


 火竜の炎が、ロベリアの左腕を掠めた。ロベリアは僅かに顔をしかめる。すると一匹の火竜が続けざまに攻撃を放つ。

 ロベリアは間一髪で回避する。


「この程度の傷で、私を殺せると思うな!」


 戦闘開始から二時間、 戦いは完全な持久戦へ突入していた。

 火竜の数が多すぎる。

 いくらロベリアが強くとも、一人で全てを相手にすれば消耗は避けられない。

 その頃。


「ロベリアさん!」


 カルミアが駆け寄ってきた。


「村人の避難、全員完了しました!」

「……分かった」


 ロベリアが空を見上げる。


「カルミア。少し離れていろ」

「え?」

「これから大きな魔法を使う」

「……はい!」


 カルミアはすぐに後退する。

 ロベリアの周囲を風が渦巻き始めた。上空に巨大な魔法陣が浮かぶ。膨大な魔力が収束していく。

 それを感じ取った火竜たちが、一斉にロベリアへ意識を向けた。


「……まずい」


 カルミアが即座に、ロベリアへ向けて防御魔法展開し、火竜たちが攻撃を止めた。だが、それを見た全ての個体が、一点へ向かって魔力を集中させ始める。


「ロベリアさん! アレは防ぎきれません!」

「分かっている!」

「それに、このままだと村まで――!」

「分かっていると言っている!」


 ロベリアは魔法陣を見上げた。


「あと少しだ……!」


 竜の魔力が膨れ上がり限界まで圧縮されていく。

 そして――先に動いたのは、火竜だった。


「――!」


 巨大な炎の塊が放たれる。


「ロベリアさん!」


 カルミアが叫ぶ。その瞬間、ロベリアの魔法陣が完全に構築された。


「――業火の流星《ヘル・フレア》!」


 夜空が、燃えた。

 魔力と物質によって構成された流星が、空から無数に降り注ぐ。その一つが巨大な炎の塊と衝突すると、地面が震え、山々に轟音が反響した。同時に数十体もの火竜が、炎の中へ飲み込まれていく。

 そして、残ったのは焼け焦げた大地と、夜空へ舞い上がる灰だけだった。


「……魔力も残り僅かか」


 ロベリアが息を吐く。


「帰り道を飛ぶ程度なら問題ない。私たちの仕事は終わった。帰るぞ」

「……待ってください」


 カルミアは動かなかった。


「少しだけ……待ってください」


 夜が明ける。朝日が山々を照らし始めた。その光によって、昨夜の惨状がはっきりと浮かび上がる。

 焼け落ちた家々。崩壊した建物。黒く焦げた木々。祭りの痕跡など、どこにも残っていない。


「……」


 カルミアは黙って村を見つめていた。


「村を立て直すには、相当な時間と財力が必要になるだろう」


 ロベリアが言う。


「しばらくは厳しい生活になる」

「……っ」


 カルミアは唇を噛んだ。

 自分たちは竜を倒し、村人も避難させた。それでも、失われたものは戻ってこない。


「時期に国の騎士団が来る。今の私たちの姿を見られるのも面倒だ。そろそろ――」

「ロベリアさん」


 カルミアが遮った。


「もう少しだけ……時間をください」

「何をするつもりだ?」

「……せめて」


 カルミアは焼け焦げた大地を見る。


「少しだけでも、明るい未来を残したいんです」


 そして一歩、前へ出た。

 正面へ両手を翳す。魔法陣が展開されると、それを指先で空中をなぞるように、構築を始めた。

 カルミアの周囲には、淡い光を帯びた魔法陣が徐々に数を増やし浮かび上がった。


「枯れ果てた大地よ。失われた生命よ」


 完成に近づくと、魔法陣の輝きが増す。


「もう一度、ここへ帰ってきて」


 次の瞬間。周囲の生命全てが一斉に枯れ始めた。カルミアの魔法は、命を奪う魔法ではない。

 生命を循環させる魔法。

 枯れた植物。大地に残された生命。それらから魔力を集め、新たな生命へと変換していく。

 数秒後には、焼けた土から小さな芽が顔を出す。一つ二つ、やがてその数は増えていく。

 草が生え花が咲く。木々が芽吹く。焼け焦げた大地が、少しずつ緑へ変わっていく。

 数分後には、どこからともなく一羽の小鳥が飛んできた。

 その光景をロベリアは黙って見つめている。

 カルミアには他とは違った、彼女だけの魔法を持っていた。


「――生命回帰《リグレス・ヴィータ》」


 魔法が完成すると、静かな風が吹いた。焼け跡だった場所に、緑が広がっている。

 カルミアは小さく息を吐く。


「……よかった」


 その表情には、安堵の笑みが浮かんでいた。


「全く……お人好しなところは、相変わらずですか」

「あはは……すみません」


 ロベリアは自分の左腕を見る。

 そこには、先ほど火竜に負わされた傷がもう残っていなかった。

 ロベリアはカルミアを見る。


「戦闘向きではない魔法ですね」

「……やっぱり、そうですよね」


 カルミアが少しだけ寂しそうに笑う。


「ですが……少なくとも、私は嫌いではありません」


 カルミアが目を丸くする。

 ロベリアはそれ以上、何も言わなかった。


「さあ、帰りますよ」

「はい!」


 カルミアが一歩前に踏み出すと、急に視界が滲んだ。身体がふらつく。


「おっと」


 ロベリアが腕を掴んだ。


「魔力の管理も怠るなよ」

「すみません……」

「全く最後まで手の掛かる奴だ」

「……はは」


 そして二人は、朝焼けの山道を歩き始める。

 その背後、焼け跡だった大地には、小さな芽がいくつも顔を出していた。

 やがてそれらは大地に根を張り、何年もの時を経て、一人の少女が残した奇跡を象徴する巨大な大木へと成長していく。


 ――けれど、その未来を、今のカルミアはまだ知らない。


 彼女はただ、自分にできることを、精一杯やっただけだった。そしてその笑顔は、人々を優しさで包み込む、温かなものだった。

 色欲の魔女。その名からは、あまりにもかけ離れた――幼い少女のような笑顔だった。

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