26話 ネモフィラのちょっとした秘密
今はネモフィラと戦闘をしている。ネモフィラはトシたちがこの町に入ってくることを拒んでいる。
「お前らどうやって入ったのか知らんが…もう誰もさらわれんぞ」
トシはこう弁明した。
「急にこの空間が現れたんだ!俺たちはなにも関係ないぞ!」
だが攻撃は終わらない。
ーーーーーおいおい俺ら4人で戦って互角以上に戦っているのかこの女は?カタクリもしかして手加減してるのか?ーーーーー
とトシは思った。
数分間戦い続けた。すると2人の鬼の種族がネモフィラを抑えつけた。奥から髭を生やした村長らしき人が出てきた。
「こいつらは大丈夫じゃ。こいつら(トシ達の)一人は鬼の種族じゃ。どういうわけかハーフだがな」
とさつきの方を見ながら言った。
「さつきちゃん鬼の種族なの?初めて知ったんだけど」
とカタクリが聞く。
「いや。私は人間のところで育ったわ。鬼の種族なんてありえない」
とはっきり言った。村長は
ーーーあれ…わしの能力にはちゃんと種族がそうなってるんじゃが…死ぬのかの?ーーー
そう考えているのを横目にみんなで話し合った。
「おい、なんで俺たちを襲ってきたんだ?」
とトシが聞いてみた。ネモフィラが嫌な顔をしつつ
「私は今政府に小さい時から誘拐されていたのだ…か弱い私をな…こんな世界が腐ってるから…だから世界一強くなりたいんだ!また誘拐されると思ってケンカを売ったんだ!」
するとカタクリが
「そんなつらい過去が…そんな悩みを一緒に解決しましょう!さあ一緒に世界一強くなりましょう」
と励まそうとしていた
「おい一応敵なんだからあんまり肩入れするなよ。カタクリ。でも今後とも政府が関係してきそうだな…」
と不安がったトシ。するとオダマキが
「政府は、世界最強の地位は狙ってはなさそうだけど、フェンネルが倒されるのを恐れているみたい。ネモフィラが誘拐されたのは、もしかしたら小さい時からめっちゃ強くなる可能性があったからじゃないかな?それか種族の実験を目的としたのか?」
と推測した。
「種族の実験はありえそうだな・・・。たくさん血を抜かれたし」
と誘拐された時の話をしてくれた。しかし…
「こんなことがばれたら色々な民達が反乱しちゃうんじゃ…それにネモフィラ逃げ出したってことは政府にケンカを売ったてこと?」
と質問をした。
「そんなことわざわざ気にせんよ。別に政府はこの結界には絶対に入れんしな」
と空を指さして言った。ネモフィラが言うには、この結界は鬼の種族以外は入れない仕様になっているし、周りからは透明化していて普通の道につながっているらしい。
「だが今回でトシたちの侵入を許しちゃったから結界を張り直すしかないな」
と村長が言う。トシたちは申し訳なさそうになった。
村長に町の中を案内してもらった。トシ達の魔力探知には一人一人の魔力がすごいことに気づいた。
ーーー魔力が多い種族なのか?でも違和感があるのはネモフィラだ。この町で一番多い気がするが…中心部分と外側の魔力がなんか変だ…ーーーーー
とトシは心の中で思った。
「おいさつき…俺たちも負けられないな。俺たちは力不足だ」
それに答えるかのように
「ええ。私たちも頑張りましょ」
と言った。




