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別離  作者: 如月瑠宮
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梅干しを漬ける理由

 前の彼の時は味付け卵を作ってたのよ。

 彼女はそんな事を僕に言った。それが僕と関係あるのか、その時は分からなかった。


「分かる時が来ないと良いね」


 彼女は笑っていた。


 そんな彼女と別れたのは半年前だ。今は分かってしまった。

 分かる時が来なければ、僕と関係なかったのに。でも、それを決めたのは僕だった。

 彼女が置いていった梅干しは本当に美味しかった。荷物になるから食べちゃってと彼女の言葉通りにするんじゃなかった。

 僕はこの梅干しが好きだ。


 でも、それはもうないんだ。

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